新メンバーは誰? アベンジャーズ・タワーは誰の手に?『サンダーボルツ*』特報解禁で新事実が明らかに | VG+ (バゴプラ)

新メンバーは誰? アベンジャーズ・タワーは誰の手に?『サンダーボルツ*』特報解禁で新事実が明らかに

©2024 Marvel

映画『サンダーボルツ*』初予告公開

2025年5月2日(金) に米国で公開されるMCU映画『サンダーボルツ*』より、初の予告編となる特報映像が公開された。『サンダーボルツ*』は、2024年7月に公開された『デッドプール&ウルヴァリン』、2025年2月公開の『キャプテン・アメリカ:ブレイブ・ニュー・ワールド』に続くマーベル・スタジオの新作映画で、マーベル初のヴィランチームによる活躍が描かれる。この度、日本では2025年のゴールデンウィークに公開されることが発表された。

今回公開された特報予告では、ブラック・ウィドウことエレーナ・ベロワ、ゴーストこエイヴァ・スター、U.S.エージェントことジョン・ウォーカー、レッド・ガーディアンことアレクセイ・ショスタコフ、タスクマスターことアントニア・ドレイコフ、そしてウィンター・ソルジャーことバッキー・バーンズといったお馴染みの面々が再登場。それぞれがアップデートした姿を見せている。

姿を変えたヴィラン達

『サンダーボルツ*』特報映像の冒頭では、エレーナがレッド・ガーディアンことアレクセイを訪ねる。エレーナが訪ねてきたと思っていないアレクセイは、英語では「置いてけ。サボってるってドアダッシュの本部に報告するぞ」と言って追い返そうとしている。ドアダッシュとは、米国で人気のデリバリーサービスで、食べ物だけでなく日用品の買い出しを頼むことができる。

家の中の荒れようを見ても分かる通り、アレクセイは日用品も買い出しに行かないような堕落した生活を送っているようである。そんなアレクセイに、エレーナは自分が生き甲斐を感じられなくなり、仕事に打ち込むことにしたと話す。

映画『ブラック・ウィドウ』(2021) のラストでヴァルことヴァレンティーナ・アレグラ・デ・フォンテーヌの元で働いていることが明らかになったエレーナだが、指パッチンで消えていた間に姉ナターシャを失った空虚感に苛まれていたのだろう。バッキーやジョン・ウォーカーも、裁判や子守りに臨むようなシーンが描かれ、ヒーローとして活躍していた時代とは違う姿を見せている。

新メンバーは誰?

そして、エレーナとジョン・ウォーカー、ゴーストとタスクマスターはある施設で鉢合わせに。『ブラック・ウィドウ』のヴィランだったタスクマスターはジェイソンのようなマスクをつけ、全く新しい姿を見せている。弓を持っているのはホークアイの能力をコピーしたのだろう。

『アントマン&ワスプ』(2018) のヴィランだったゴーストもスタイリッシュになった新しい姿を見せている。こちらは量子フェージングによって姿を消す能力を活用するので見分けがつきやすい。

4人が争う中、現れたのはボブを名乗る青年。演じるのは『トップガン マーヴェリック』(2022) のロバート・“ボブ”・フロイド海軍大尉役などで知られるルイス・プルマンだ。2024年7月のサンディエゴ・コミコンでは会場限定で『サンダーボルツ*』の映像が公開され、ルイス・プルマン演じるセントリーが戦いの中心にいたと報じられていた。セントリーというのはマーベルコミックに登場するスーパーヒーローで、スーパーマンと似たようなパワーが特徴となっている。

何者かにはめられた様子のエレーナ達だが、「この世界にいるのは悪人と超悪人」と語るヴァルのオフィスへと招き入れられる。このシーンでヴァルが持ち上げるエンブレムは、原作コミックでセントリーの紋章である「S」の字が書かれたようなデザインになっている。ヴァルはボブをセントリーにしてサンダーボルツに加入させるつもりなのだろうか。

アベンジャーズ・タワーの新たな持ち主?

そして、一行が“アッセンブル”したのは見覚えのある部屋、そして、あのエレベーター。そう、ここは『アベンジャーズ』(2012) の最終決戦の舞台にもなった、かつてのアベンジャーズ・タワーである。映画『スパイダーマン:ホームカミング』(2017) でトニー・スターク達がアベンジャーズ・タワーから引っ越す様子が描かれたが、その後は新たな所有者は明かされていなかった。

オリジナルのアベンジャーズなき今、ヴァレンティーナが旧アベンジャーズ・タワーを所有しているということなのだろうか。あるいは、サンダーボルツが政府のチームであれば、アベンジャーズ・タワーを政府が所有している可能性も高い。

ドラマ『ファルコン&ウィンター・ソルジャー』(2021) では、ヴァルは真っ白な名刺を持った政府のエージェントで、映画『ブラック・ウィドウ』ではエレーナに給料の安さを嘆いていた。しかし、映画『ブラックパンサー/ワカンダ・フォーエバー』(2023) ではCIA長官の座についている。サンダーボルツはCIA長官直属のチームということになるのだろうか。

特報映像のラストでは、バッキーがアレクセイらごと車を吹き飛ばすシーンも。この車にはUSエージェントことジョン・ウォーカーも乗っているが、バッキーとウォーカーには『ファルコン&ウィンター・ソルジャー』以来の因縁がある。

様々な過去を背負うメンバーと共に、新たな道を切り開く『サンダーボルツ*』。クセ者達が集まったこのアッセンブルは、果たしてどんな展開を見せるのだろうか……。

映画『サンダーボルツ*』は2025年GWに日本で公開。

『サンダーボルツ*』公式情報

サンダーボルツメンバーの過去の活躍のまとめはこちらから。

『キャプテン・アメリカ:ブレイブ・ニュー・ワールド』の新ヴィランについての考察はこちらの記事で。

『ファンタスティック・フォー:ファースト・ステップ』についての発表はこちらから。

 

【ネタバレ注意!】映画『デッドプール&ウルヴァリン』ラストの解説&考察はこちらの記事で。

【ネタバレ注意!】ドラマ『アガサ・オール・アロング』第1話の解説&考察はこちらから。

齋藤 隼飛

社会保障/労働経済学を学んだ後、アメリカはカリフォルニア州で4年間、教育業に従事。アメリカではマネジメントを学ぶ。名前の由来は仮面ライダー2号。 訳書に『デッドプール 30th Anniversary Book』『ホークアイ オフィシャルガイド』『スパイダーマン:スパイダーバース オフィシャルガイド』『スパイダーマン:アクロス・ザ・スパイダーバース オフィシャルガイド』(KADOKAWA)。正井編『大阪SFアンソロジー:OSAKA2045』の編集担当、編書に『野球SF傑作選 ベストナイン2024』(Kaguya Books)。
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