ティム・バートンが『妖怪巨大女』をリメイク 『ゴーン・ガール』の脚本家も参加 | VG+ (バゴプラ)

ティム・バートンが『妖怪巨大女』をリメイク 『ゴーン・ガール』の脚本家も参加

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巨匠ティム・バートンの手で1958年公開のカルト映画を現代に

1958年に公開され、数々のポップカルチャーに影響を与えたカルト映画『妖怪巨大女(原題:Attack of the 50 Foot Woman)』。『妖怪巨大女』とは1957年公開の『戦慄!プルトニウム人間』や『縮みゆく人間』などの身体の大きさが変わるSF作品の波に乗った作品である。そのリメイクを『ナイトメアー・ビフォア・クリスマス』(1996)や今年続編が公開される『ビートルジュース』(1988)で知られるティム・バートン監督が担当することを米Deadlineが報じた。

米Deadlineによれば脚本にはアカデミー賞にもノミネートされた『ゴーン・ガール』(2014)の原作者にして脚本家のギリアン・フリンが就任するとのことだ。以前よりティム・バートン監督は。1962年にアメリカのトップス社から発売されたトレーディングカード「マーズ・アタック」を原案にした『マーズ・アタック!』(1996)を制作するなど、1950年代から1960年代のSF作品のリメイクに力を入れていた。

リメイク版『妖怪巨大女』にはアニメ映画版「アダムスファミリー」シリーズのアンドリュー・ミットマン、『ビートルジュース』の続編や『トップガン:マーヴェリック』(2022)のプロデューサーを務めたトミー・ハーパーなど、ティム・バートンと旧知の仲のスタッフが集合することが明らかになっている。

『妖怪巨大女』では裕福ではあるが浮気性の夫ハリー・アーチャーのせいで破綻した結婚生活を送っているナンシー・ファウラー・アーチャーを主人公に、宇宙人との遭遇を描いている。そしてハリーの術中にはめられたナンシーは資産を奪われてしまいそうになるが、宇宙人との接触が原因で50フィート(15.24メートル)に巨大化し、暴れまわるというのが主な物語だ。

『ゴーン・ガール』で浮気を発端とするミステリーを描いたギリアン・フリンの手によって、『妖怪巨大女』のナンシーとハリーの関係性はどのように生まれ変わるのだろうか。続報に注目していきたい。

Source
Deadline

ティム。バートンが描いたバットマンの世界についてはこちらから。

ティム・バートンが描いた『チャーリーとチョコレート工場』のウィリー・ウォンカについてはこちらから。

鯨ヶ岬 勇士

1998生まれのZ世代。好きだった映画鑑賞やドラマ鑑賞が高じ、その国の政治問題や差別問題に興味を持つようになり、それらのニュースを追うようになる。趣味は細々と小説を書くこと。
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