『スパイダーマン: ライフストーリー』の全カバーが公開 ピーター・パーカーの生涯を描く | VG+ (バゴプラ)

『スパイダーマン: ライフストーリー』の全カバーが公開 ピーター・パーカーの生涯を描く

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「スパイダーマン」シリーズ最新作のカバー公開

ピーター・パーカーの生涯を描く

未だ色褪せない名作アメコミシリーズとして人気を博している「スパイダーマン」の最新シリース『スパイダーマン: ライフストーリー』の全カバーと概要が公開された。『スパイダーマン: ライフストーリー』は全6作品で、「もしスパイダーマンが実際の時間の流れ通りに歳を重ねていたら」というコンセプトのもと、各巻10年区切りでストーリーが描かれる。現在米国では3巻までが発売されているが、「スパイダーマン」シリーズ史上最高傑作との呼び声も高い。

『スパイダーマン: ライフストーリー』の見どころ

現在のスパイダーマンは、映画『スパイダーマン: スパイダーバース』の主人公にもなった黒人少年のマイルス・モラレスが主役を張る『マイルス・モラレス: スパイダーマン』がメインのシリーズだ。MCUの世界ではまだまだ元気な姿を見せているが、世代交代を終えたピーター・パーカーの次の仕事は、“老いていく” リアルなヒーローの姿を提示することだった。

全作品のカバーが公開

今回公開されたカバーは、以下の通りだ。

ベトナム戦争の時代に苦悩する第1巻 (60年代)

友人らの死に直面するなど、より個人としての側面が強く描かれる第2巻 (70年代)

冷戦下の世界で30代を迎え、より大きな責務を背負う第3巻 (80年代)

冷戦が終わりピーター・パーカー自身も40〜50代を迎える第4巻 (90年代)

ヒーローたちの内戦=シビル・ウォーが始まり、あるヒーローの死が大きな影響をもたらす第5巻 (00年代)

そして2019年にピーター・パーカーが72歳を迎える最終巻の第6巻 (10年代)

ピーター・パーカーが50代を迎える第4巻の表紙には、中年太りしたスパイダーマンとビルに映る若い頃のマッチョな姿が、70代に突入する第5巻の表紙には、脱ぎ捨てられたスパイダーマンのスーツが描かれるなど、“歳をとる” 等身大のスパイダーマンが描き直されていることが分かる。その他にも、単独ベトナム戦争に乗り込むキャプテン・アメリカや、ヴェノムにアベンジャーズも登場し、ピーター・パーカーとの関係性の中で活躍や対立が描かれていく。

ピーター・パーカーと彼が生きた時代を描く『ライフストーリー』

時代の波にさらされながら、友人の死をはじめとする様々な人生の転機を乗り越え、自らの老いと向き合うピーター・パーカーの姿を描いた『スパイダーマン: ライフストーリー』。第1巻は2019年3月に発売され、最終巻の第6巻は2019年8月に発売される予定だ。2019年11月には6巻を一冊にまとめたペーパーバック版が発売される予定で、こちらの表紙も公開されている。

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