『キングコング: 髑髏島の巨神』のキャスト・吹き替え声優まとめ【トムヒ、ブリー・ラーソン、GACKT、佐々木希】 | VG+ (バゴプラ)

『キングコング: 髑髏島の巨神』のキャスト・吹き替え声優まとめ【トムヒ、ブリー・ラーソン、GACKT、佐々木希】

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『キングコング: 髑髏島の巨神』のキャストをチェック

『GODZILLA ゴジラ』(2014)と世界観を共有する「モンスターバース」の第二弾として、2017年に公開された映画『キングコング: 髑髏島の巨神』実写版『メタルギア ソリッド』の監督を務めるジョーダン・ヴォート=ロバーツが指揮した本作は世界興収5億6,600万ドル (約606億円) のヒットを記録した。

2021年には『ザ・ゲスト』(2014)『Death Note/デスノート』(2017)で知られるアダム・ウィンガード監督によるゴジラとキングコングのクロスオーバー作品『ゴジラVSコング』も公開される予定だ

今回は“髑髏島”という舞台から新たな「キングコング」シリーズをスタートさせた『キングコング: 髑髏島の巨神』の出演俳優と吹き替え声優をチェックしてみよう。

『キングコング: 髑髏島の巨神』に出演した俳優・吹き替え声優まとめ

ジェームズ・コンラッド役 トム・ヒドルストン / GACKT

『キングコング: 髑髏島の巨神』の主人公ジェームズ・コンラッドを演じたのは「マイティ・ソー」シリーズのロキ役でお馴染みのトム・ヒドルストン。2011年に『マイティ・ソー』でブレイクすると、2015年には『クリムゾン・ピーク』『ハイ・ライズ』と複数の作品で主演を務めた。

2016年からはドラマ『ナイト・マネジャー』に主演。ゴールデングローブ賞主演男優賞を受賞した。そして、満を持して出演したのがこの『キングコング: 髑髏島の巨神』だ。2017年以降は『マイティ・ソー/バトルロイヤル』(2017)や『アベンジャーズ/インフィニティ・ウォー』(2018)など、MCU (マーベル・シネマティック・ユニバース) 作品へのロキ役での出演が多くなり、2021年には主演ドラマ『ロキ』が配信を開始する予定だ。

『キングコング: 髑髏島の巨神』はMCU以外の作品でトム・ヒドルストンのガッツリ主演映画を楽しめる貴重な機会だったと言える。日本刀でのアクションも必見だ。

ジェームズ・コンラッドの声を担当したのはシンガーのGACKT。俳優としてはNHK大河ドラマ『風林火山』(2007)での上杉謙信役などで知られ、ハリウッド映画『BUNRAKU』(2010)への出演、『翔んで埼玉』(2019)に主演している。

アニメでも『屍鬼』(2010)の桐敷正志郎や『SKET DANCE』(2011-2012)のダンテといったキャラクターの声をあてている。吹き替えにおいてもフランス映画『アーサーとミニモイの不思議な国』(2007)でデヴィッド・ボウイ演じるマルタザールの声を担当するなど複数の作品で吹き替えを務めた経験を持つ。

メイソン・ウィーバー役 ブリー・ラーソン / 佐々木希

メイソン・ウィーバーを演じたのはブリー・ラーソン。『ルーム』(2015)では、アカデミー賞とゴールデングローブ賞で主演女優賞を受賞、2019年には『キャプテン・マーベル』に主演し、興行収入は驚異の11億ドル (約1,177億円) を記録した。その二作品の間に公開されたのが『キングコング: 髑髏島の巨神』なのだ。

2019年に公開されたNetlfixオリジナル作品の『ユニコーン・ストア』(2019)では主演と監督を務めた。なお、『キングコング: 髑髏島の巨神』でプレストン・パッカードを演じたサミュエル・L・ジャクソンとは、『キャプテン・マーベル』『ユニコーン・ストア』でも共演している。

ブリー・ラーソンはフェミニストとしても知られており、2019年の“ウィメン・イン・ザ・ワールド”では性別を根拠とした賃金格差の是正を訴えた

メイソン・ウィーバーの声をあてたのは、俳優でモデルの佐々木希。俳優としては『天使の恋』(2009)、『呪怨 -終わりの始まり-』(2014)などで主演、アニメ作品では『ONE PIECE FILM Z』(2012)で声優を経験している。実写ハリウッド映画の吹き替えは『キングコング: 髑髏島の巨神』が初挑戦となった。

プレストン・パッカード役 サミュエル・L・ジャクソン / 手塚秀彰

プレストン・パッカード役を演じたのはベテラン俳優のサミュエル・L・ジャクソン。「スター・ウォーズ」シリーズのメイス・ウィンドゥ役、MCUのニック・フューリー役で知られ、2020年にApple TV+で配信を開始した映画『ザ・バンカー』では、アンソニー・マッキーとともにダブル主演を務め、同作の製作総指揮も務めた。大のアニメ好きとしても知られ、アニメ『アフロサムライ』(2007)では主人公アフロサムライの声を担当した。

吹き替えを担当したのは手塚秀彰。『機動戦士ガンダムUC』(2010)のスベロア・ジンネマン役などで知られる。ニック・フューリーの声も手塚秀彰が担当している。

ウィリアム・“ビル”・ランダ役 ジョン・グッドマン / 石住昭彦

MONARHCの学者であるウィリアム・“ビル”・ランダを演じたのは、こちらもベテラン俳優のジョン・グッドマン。1991年には『夢を生きた男/ザ・ベーブ』で野球界のレジェンド、ベーブ・ルースを演じ、1992年にはドラマ『ロザンヌ』(1988-1997)でゴールデングローブ賞ドラマ部門の主演男優賞を受賞した。

ピクサーのCGアニメ映画『モンスターズ・インク』(2001)では主人公サリーの声を担当している。2016年公開のSF映画『10 クローバーフィールド・レーン』では、不気味なシェルターの支配者ハワードを演じた。

吹き替えを担当したのはベテラン声優の石住昭彦。『ハングオーバー!!! 最後の反省会』(2013)や『クーパー家の晩餐会』(2015)でもジョン・グッドマンの声を担当している。ゲーム『デス・ストランディング』ではギレルモ・デル・トロ監督が演じたデッドマンの声を吹き替えた。

ハンク・マーロウ役 ジョン・C・ライリー / 石田圭祐

髑髏島で暮らすアメリカ兵マーロウを演じたのはジョン・C・ライリー。ミュージカル『シカゴ』(2002)でアカデミー賞助演男優賞にノミネート、舞台俳優としても活躍している。『ガーディアンズ・ギャラクシー』(2014)ではノバ軍警察の将校ローマン・デイを演じ、「シュガー・ラッシュ」シリーズでは主人公ラルフの声を演じている。

吹き替えを担当したのはとしても俳優としても活躍する石田圭祐。『スパイダーマン3』(2007)ではトーマス・ヘイデン・チャーチ演じるサンドマンの声をあてている。

ヒューストン・ブルックス役 コーリー・ホーキンズ / 杉村憲司

MONARHCの学者ヒューストン・ブルックスを演じたのは若手俳優のコーリー・ホーキンズ。2015年に『ストレイト・アウタ・コンプトン』で若き日のドクター・ドレーを演じ、2017年にドラマ『24: Legacy』で主演、舞台『あなたまでの6人』でトニー賞演劇主演男優賞ノミネートを果たす。『キングコング: 髑髏島の巨神』はコーリー・ホーキンズが俳優として乗りに乗っている時に公開された作品だ。

吹き替えを担当したのは杉村憲司。「スター・ウォーズ」シリーズでジョン・ボイエガ演じるフィンや、「クリード」シリーズでマイケル・B・ジョーダン演じるアドニス・クリードの声をあてている。Netflixオリジナル映画の『6アンダーグラウンド』(2019)でもコーリー・ホーキンズ演じるセブンの声を吹き替えている。

サン・リン役 ジン・ティエン / 伊藤静

MONARCHの生物学者サン・リンを演じたのは中国生まれの俳優ジン・ティエン。2010年代前半までは『スペシャルID 特殊身分』(2013)など、中華圏の作品に出演していたが、2016年に中米合作映画の『グレートウォール』にリン・メイ役で出演。2017年にハリウッド作品の『キングコング: 髑髏島の巨神』に登場した。2018年には『パシフィック・リム アップライジング』でシャオ産業の社長を演じている

実は、2016年には中国のワンダ(大連万達)グループが『キングコング』『パシフィック・リム』などを手がける製作会社のレジェンダリー・ピクチャーズを買収している。「モンスターバース」はレジェンダリーと東宝が連携して進めるプロジェクトであり、ハリウッドにも確かにアジアの風がもたらされている。

ジン・ティエンが演じたサン・リンの声を吹き替えたのは伊藤静。「ハヤテのごとく!」シリーズの桂ヒナギクや、アニメシリーズ『スター・ウォーズ/クローン・ウォーズ』(2008-2020)の主人公アソーカ・タノなどの声を担当している。『グレートウォール』でもジン・ティエンの声を担当した。

グンペイ・イカリ役 MIYAVI

日本兵のグンペイ・イカリを演じたのはミュージシャンのMIYAVI (雅)。アンジェリーナ・ジョリーが監督として指揮をとった2016年公開の『不屈の男 アンブロークン』で俳優デビューを果たし、翌2017年に『キングコング: 髑髏島の巨神』に出演した。なお、イカリというキャラクター名は、『新世紀エヴァンゲリオン』(1995-1996)の主人公・碇シンジに由来している。

以上が、『キングコング: 髑髏島の巨神』登場した主なキャストとその吹き替え声優たちだ。中国と日本からもキャストが参加した「モンスターバース」らしいチョイスで、次作『ゴジラ キング・オブ・モンスターズ』にバトンを繋いでいる。果たして、『ゴジラVSコング』ではどのようなキャストと吹き替え声優が作品を創り上げていくのだろうか。公開を楽しみに待とう。

『キングコング: 髑髏島の巨神』はBlu-ray&DVDが発売中。

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VG+編集部

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