SFによって現代社会を捉え直す〈SF思考ハンドブック〉始動! シリーズ一冊目は『ディープリスク・ダイビング』 | VG+ (バゴプラ)

SFによって現代社会を捉え直す〈SF思考ハンドブック〉始動! シリーズ一冊目は『ディープリスク・ダイビング』

〈SF思考ハンドブック〉始動! シリーズ一冊目は『ディープリスク・ダイビング』

SFレーベルKaguya Booksから、新しいシリーズが始動します! その名もSF思考ハンドブック〉。シリーズ監修は虚構学者でSF戦略コンサルタントの宮本道人さんです。

SFを通じた日韓交流『日韓SF交換日記』やSF思考を用いて外来種について考える『外来種がいなくなったらどうなるの?』等、フィクションに限らない展開をしてきたKaguya Booksの新しいシリーズにご注目ください!

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現実世界に応用可能な「SF思考」とは?

SF思考とは、「サイエンスフィクション的な発想をもとに未来を想像し、その議論のなかから現在に新たな可能性を見出す考え方」を言います。優れたSFが描き出す未来の姿は、時として現代社会を考える心強い視座を与えてくれます。マーガレット・アトウッド『侍女の物語』のギレアデ共和国の姿はしばしば現在のアメリカと重ねて論じられます。また、ジェームズ・ティプトリーJr.『接続された女』は、異なる自己をまとい、演じる点でVRなどとも共通点を持つでしょう。

こうしたSF思考は物語だけのものではありません。現実の生活や技術を考え、未来の姿を「手触りのある現実のもの」として想像するための手法として、様々な分野に応用され、社会に実装される可能性を持っています。

〈SF思考ハンドブック〉シリーズでは、創作だけでなく研究やビジネスのフィールドを中心に、巻ごとにコンセプトや書き手を変えてSF思考の応用を実践していきます。シリーズ1冊目は宮本道人・藤本敦也・小林直美・大澤博隆 編著『ディープリスク・ダイビング』

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新技術が次々に応用され、一つの出来事の影響が世界中に伝播する現代社会は、未知のリスクに満ちています。そんな「未知のリスク」時代において、複雑化してしまったリスクをどう見抜き、どう対処していくか。SFを使って物事の深層までもぐって考えてみよう(=ディープリスク・ダイビング)というのが、本書で提唱している手法です。書籍の中では、その具体的な方法を、研究者・リスク有識者・ビジネスパーソン・SF作家と共に実践。研究・ビジネスといった複数の分野の有識者のインタビューを加え、SFが好きな方はもちろん、SFをよく知らないという方にも興味深く感じていただけるよう構成しています。

〈SF思考ハンドブック〉の監修を手がける宮本道人さんは虚構学者、応用小説家、SF戦略コンサルタント。慶應義塾大学SFセンター訪問准教授、事業構想大学院大学准教授などのほか、株式会社SF実装研究所代表取締役CEOを務めています。著書・編著に『古びた未来をどう壊す?』『外来種がいなくなったらどうなるの?』『SF思考』『SFプロトタイピング』『プレイヤーはどこへ行くのか』『AIを生んだ100のSF』などがあります。

宮本道人さんによるSF思考の実践についてさらに知りたい方は、宮本さんの編著『外来種がいなくなったらどうなるの? SF思考で環境問題を考える』をチェックしてみてください。

2026年に1月刊行された『北海道SFアンソロジー:無数の足跡を追いかけて』にも、宮本道人さんの共著の小説が掲載されています。こちらは草野原々さん、麦原遼さんとのユニット「うるさいと言われて修理途中のスノーモービル」による短編。気になった方はぜひリンク先をチェックしてみてください。

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『ディープリスク・ダイビング』は8月7日刊行!

技術と社会の未来を考え、時代を先取りする〈SF思考ハンドブック〉の一冊目は、宮本道人・藤本敦也・小林直美・大澤博隆 編著『ディープリスク・ダイビング』。未知のリスクの時代を生きる読者の皆様に送る一冊。SFで「物事の深層を分析(ディープ・ダイブ)」し、AI時代のリスクに備えてビジネスチャンスをつかめ!

現在、Kaguya Booksの公式オンラインストアで予約受付中!

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『ディープリスク・ダイビング』

編著:宮本道人、藤本敦也、小林直美、大澤博隆
協力:慶應義塾大学サイエンスフィクション研究開発・実装センター
価格:1900円+税
判型:四六判
ページ:264ページ
ISBN:978-4-911294-14-7

刊行:2026年8月7日

 

目次

はじめに 複雑な世界で、リスクを語る言葉を取り戻す 宮本道人

第1章 リスクとSFの深い関係  宮本道人

第2章 サイバネティック・アバター研究での実践

チーム1 鳴海拓志×標葉隆馬×揚羽はな

揚羽はな「マーズ・グリッチ」

チーム2  笠原俊一×木村匠×葦沢かもめ

葦沢かもめ「紛争ツーリズム」

チーム3 田中由浩・湯川光×細田恵雅×麦原遼

麦原遼「望むように動いて見せます」

第3章 ディープリスクを把握する 藤本敦也

インタビュー 吉藤オリィ・南澤孝太

第4章 リスクからビジネスの種を得るフレームワーク 藤本敦也

インタビュー 松田信之

第5章 リスクに向き合う想像力の歴史──SF思考という対話の設計 小林直美

細田恵雅「特殊設定ミステリから未来を洞察する」

木村匠「まだ見ぬ未来に名前をつける」

標葉隆馬「ELSI/RRIとSF」

おわりに 「わからなさ」に備えるための物語 大澤隆博

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外来種問題についてSF思考で考える、『外来種がいなくなったらどうなるの?』が好評発売中!

日本国内における外来生物をめぐる状況や、顕在している問題とその解決を、北海道大学の学生たちを主人公とした物語を通して、SF的な想像力でシミュレーションしてみる書籍『外来種がいなくなったらどうなるの? SF思考で環境問題を考える』が好評発売中!

「もしも外来種がすべて消えたら?」「もしも外来種が倍増したら?」「もしも在来種版生類あわれみの令が出たら?」……科学的な知見の積み重ねと地道な取り組み、慎重な対応が必要な「外来生物」について、研究者や外来生物の防除活動に携わってきた方々への取材に基づいた丁寧な議論を、極端な状況を想像するSFのストーリーと、豊富なコラムやインタビューによって読みやすくまとめた一冊です。

 

編著:宮本道人、古澤正三
監修:北海道大学CoSTEP
著:岩田健太郎、佐藤柊介、竹村昌江、中山小夏、西野沙織、福島彩夏
価格:1900円+税
判型:A5判並製
装画・装幀・DTP:吉池康二
ページ数:176ページ
Cコード:C0045
ISBN:978-4-911294-05-5
発行:Kaguya Books

VG+編集部

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