『ミッキー17』ワールドプレミアで絶賛の声 ポン・ジュノ監督&豪華キャスト集結、“お死事”ビジュアルも解禁 | VG+ (バゴプラ)

『ミッキー17』ワールドプレミアで絶賛の声 ポン・ジュノ監督&豪華キャスト集結、“お死事”ビジュアルも解禁

LONDON, ENGLAND - FEBRUARY 13: (L-R) Mark Ruffalo, Anamaria Vartolomei, Steven Yeun, Naomi Ackie, Robert Pattinson and Toni Collette attend the "Mickey 17" World Premiere at Cineworld Leicester Square on February 13, 2025 in London, England. (Photo by Tim P. Whitby/Getty Images for Warner Bros Pictures)

映画『ミッキー17』3月28日公開

ポン・ジュノ監督最新作『ミッキー17』が2025年3月28日(金)より日本で公開される。ポン・ジュノ監督は、映画『パラサイト 半地下の家族』(2019)で第72回カンヌ国際映画祭では韓国映画初となるパルム・ドールを受賞、第92回アカデミー賞®では作品賞を含む6部門にノミネートされ、作品賞、監督賞、脚本賞、国際長編映画賞の最多4部門を受賞した。

誰もが予測できない怒涛の展開をサスペンスフルに描き、世界の観客が熱狂し、日本でも観客動員数330万人超、興行収入45億5,000万円を突破する空前の大ヒットを記録した。常に社会問題を織り込み、極限状態の人間の本質を鋭く描き、誰も見たことがない「エンターテインメント」を贈り続けるのがポン・ジュノである。

歴史を塗り替えた稀代の映像作家ポン・ジュノが贈るアカデミー賞®受賞後初となる最新作にして集大成となる『ミッキー17』は、半地下を超えた《どん底》の使い捨てワーカー“ミッキー”による、権力者たちへの逆襲エンターテインメントである。

人生失敗だらけのミッキーは、何度でも生まれ変われる夢の仕事を手に入れた、はずが……!? それは身勝手な権力者たちの過酷すぎる業務命令で次々と死んでは生き返る任務、まさに究極の“死にゲー”だった。 今回到着した「ミッキーの“お死事”ビジュアル」では、ミッキーが6つの過酷な任務に晒される姿が切り取られている。

最初に目に飛び込んでくるのは、自分の得しか考えていない強欲なブラック企業トップのマーシャル(マーク・ラファロ)から顔に焼き印を入れられ苦痛に顔を歪め、卑劣な行為に「上司のパワハラがひどいです」と睨みつける姿!

続いて「勤務地は極寒」という最悪の労働環境で、凍死寸前の険しすぎる表情を浮かべる姿や、宇宙空間で自分の手を失っても「笑顔はマスト」と強要されている姿と、いかにミッキーの労働環境がブラックかを物語っている。

さらには納体袋に閉じ込められて「風通しの悪い職場です」と息を詰まらせたり、毒ガスが吹き荒れる環境に放置されることも……。そして最後には謎の機械に繋がれ、表情をなくしたミッキーが、「何もかも最悪です」と吐き捨てている。「“死にゲー”な仕事なので転職を希望する」とミッキーは訴えかけるものの、最悪の過酷な任務は決して終わらない……。

ブラック企業のどん底で、ありとあらゆる方法で搾取され、死んでは生き返らせ続けるミッキー。何度も死に続け、遂に17号となったミッキーの前に、ある日手違いで自分のコピーである18号が現れ、事態は一変、2人のミッキーは権力者たちへの逆襲を開始する。ターゲットは自分の得しか考えていない強欲なボス、マーシャルと現場に“死にゲー”任務を強いる、イルファ(トニ・コレット)だ。使い捨てワーカーvs強欲なブラック企業のトップ、逆襲エンターテイメントが開幕する。

監督と豪華キャストが結集! ワールドプレミアレポート

2月13日(現地時間)、イギリス・ロンドンで『ミッキー17』のワールドプレミアが開催された。『パラサイト 半地下の家族』以来となるポン・ジュノ監督の最新作で、会場はイベント前から熱狂に包まれていた。

世界初披露の場となったシネワールド・スクエアのレッドカーペットには、ポン・ジュノ監督、主演のロバート・パティンソン、ブラック企業のトップを演じたマーク・ラファロらが華やかな衣装で登場し、取材やファンサービスに応じた。

LONDON, ENGLAND – FEBRUARY 13: (L-R) Mark Ruffalo, Anamaria Vartolomei, Steven Yeun, Naomi Ackie, Robert Pattinson and Toni Collette attend the “Mickey 17” World Premiere at Cineworld Leicester Square on February 13, 2025 in London, England. (Photo by Tim P. Whitby/Getty Images for Warner Bros Pictures)

使い捨てワーカーの主人公ミッキーを演じたロバート・パティンソンは、ネイビーのスーツをスマートに着こなし、満面の微笑みでレッドカーペットに登場。取材では「日本に最後に行ったのは2012年かな。この前は韓国に行ったんだけど、日本にも行きたいね」とコメント。さらに、「この作品はアニメを参考にした役が多く、僕のミッキーも様々なアニメキャラを参考にしているから、日本のお客さんにも響くとうれしい」と語った。

LONDON, ENGLAND – FEBRUARY 13: Robert Pattinson attends the “Mickey 17” World Premiere at Cineworld Leicester Square on February 13, 2025 in London, England. (Photo by Tim P. Whitby/Getty Images for Warner Bros Pictures)

LONDON, ENGLAND – FEBRUARY 13: Robert Pattinson attends the “Mickey 17” World Premiere at Cineworld Leicester Square on February 13, 2025 in London, England. (Photo by Jeff Spicer/Getty Images for Warner Bros. Pictures)

ポン・ジュノ監督は「こんにちは」と日本語で挨拶。注目シーンについて、「ロバート演じるミッキーが、もう一人のミッキーと初対面後すぐに喧嘩を始めるシーンは、ぜひ楽しんでほしい」と語った。さらに日本のファンに向け、「私は多くの日本人監督のファンで、日本の漫画やアニメもたくさん見てきたので、作品には日本人的な感性が感じられると思う」とコメント。本作で描かれるポン・ジュノ監督の日本人的な感性がどのように映像に表現されているか、ぜひ注目してほしい。

LONDON, ENGLAND – FEBRUARY 13: Director Bong Joon-ho attends the “Mickey 17” World Premiere at Cineworld Leicester Square on February 13, 2025 in London, England. (Photo by Tristan Fewings/Getty Images for Warner Bros Pictures)

LONDON, ENGLAND – FEBRUARY 13: Director Bong Joon-ho attends the “Mickey 17” World Premiere at Cineworld Leicester Square on February 13, 2025 in London, England. (Photo by Kate Green/Getty Images for Warner Bros Pictures)

ワールドプレミアを鑑賞した観客からは、「絶対に見逃せない作品」「あと8回は観たい」「ポン・ジュノ監督の独創性が光る」「斬新なストーリーテリングが現代社会を鋭く切り込んでいる」「コメディが映画にテンポを与え素晴らしい」「ロバート・パティンソンの多才さが証明された」「これほど多くのパティンソンを浴びられる作品はない」「マーク・ラファロの悪役も見事」と、絶賛の声があふれている。

LONDON, ENGLAND – FEBRUARY 13: Mark Ruffalo attends the “Mickey 17” World Premiere at Cineworld Leicester Square on February 13, 2025 in London, England. (Photo by Jeff Spicer/Getty Images for Warner Bros. Pictures)

LONDON, ENGLAND – FEBRUARY 13: Steven Yeun attends the “Mickey 17” World Premiere at Cineworld Leicester Square on February 13, 2025 in London, England. (Photo by Kate Green/Getty Images for Warner Bros Pictures)

LONDON, ENGLAND – FEBRUARY 13: Robert Pattinson poses for a selfie with fans at the “Mickey 17” World Premiere at Cineworld Leicester Square on February 13, 2025 in London, England. (Photo by Kate Green/Getty Images for Warner Bros Pictures)

LONDON, ENGLAND – FEBRUARY 13: Naomi Ackie and Robert Pattinson attend the “Mickey 17” World Premiere at Cineworld Leicester Square on February 13, 2025 in London, England. (Photo by Tim P. Whitby/Getty Images for Warner Bros Pictures)

LONDON, ENGLAND – FEBRUARY 13: Toni Collette attends the “Mickey 17” World Premiere at Cineworld Leicester Square on February 13, 2025 in London, England. (Photo by Jeff Spicer/Getty Images for Warner Bros. Pictures)

映画『ミッキー17』は2025年3月28日(金) より全国の劇場で公開。

映画『ミッキー17』公式

■タイトル:『ミッキー17』

■公開:3 月 28 日(金)公開 4D/Dolby Cinema🄬/ScreenX/IMAX🄬 同時公開

■監督・脚本:ポン・ジュノ(『パラサイト 半地下の家族』)

■出演:ロバート・パティンソン(『TENET テネット』『ハリー・ポッターと炎のゴブレット』)、ナオミ・アッキー(『スター・ウォーズ/スカイウォーカーの夜明け』)、スティーブン・ユァン(『NOPE/ノープ』)、トニ・コレット(『ヘレディタリー/継承』(アカデミー賞R助演女優賞ノミネート))、マーク・ラファロ(『アベンジャーズ/エンドゲーム』)
■製作年:2025年 ■製作国:アメリカ ■映倫区分:G

■コピーライト表記:© 2025 Warner Bros. Ent. All Rights Reserved.
■配給:ワーナー・ブラザース映画

エドワード・アシュトンの原作小説『ミッキー7』は大谷真弓の翻訳で発売中。

¥1,089 (2025/03/25 18:14:30時点 Amazon調べ-詳細)

『ミッキー17』の最新予告はこちらの記事で。

ポン・ジュノ監督作品『スノーピアサー』のネタバレ解説はこちらから。

ロバート・パティンソンが『ザ・バットマン』まで大役を避けてきた理由はこちらから。

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