『流転の地球』『ハリー・ポッター』が中国で再上映へ 映画館支援の一環で【新型コロナウイルス COVID-19】

中国で映画館支援

3月17日、中国最大の映画配給会社である中国電影集団公司は、『流転の地球』(2019)や『ハリー・ポッターと賢者の石』(2001)といった名作5作品の配給を開始すると発表した。中国メディアの时光网 (Mtime)が伝えている。中国電影集団は再上映について作品の権利者とは合意に達しており、中国各地の映画館にこれらの作品の再上映を促す。

今回再上映が決まった作品は、中国初のSFブロックバスター『流転の地球』、不朽の名作『ハリー・ポッターと賢者の石』に加えて、『戦狼 ウルフ・オブ・ウォー』(2017)『神なるオオカミ』(2015)『アメリカン・ドリーム・イン・チャイナ』(2014)の計5作品。その他の「ハリー・ポッター」作品や「ロード・オブ・ザ・リング」シリーズを含む第二弾が発表されるとの噂もある。

新型コロナ対策で映画館が休館

中国では新型コロナウィルス (COVID-19) の感染拡大を防止するため、約7万館の映画館が休業に。最も大きな利益が見込まれる春節 (旧正月) の時期に重なり、アニメ映画『姜子牙』をはじめとする今年の目玉映画群の上映が延期になっていた。同時期の興行収入は前年比で99%の減少となった。

今回の再配給・再上映の目的は明白で、営業を再開したものの既に興行的に大きな打撃を受けている映画館を支援する狙いがある。これまでは春節公開予定だった映画をTikTokで無料放映するなど、放映権料の獲得を優先する施策が続いていた。また、中国では既に映画やドラマの撮影が再開されており、収束に向けた在り方を世界に先駆けていち早く提示する。

米日では

アメリカでもほとんどの映画館が閉鎖されており、NBCユニバーサルはリブート版『透明人間』を含む新作映画のデジタル配信を開始した。まだ映画館で作品が上映されている中での苦渋の決断だが、今後の映画配給の在り方に大きな変化をもたらす可能性もある。なお、全米劇場所有者協会は100万ドル (約1億1,000万円) の積立金を切り崩し、加盟者に分配することを発表している。

日本でも『2分の1の魔法』『ソニック・ザ・ムービー』『ムーラン』『ブラック・ウィドウ』といった作品の公開日が次々と延期になっている。そんな中、三連休初日の3月20日(金)には『ハーレイ・クインの華麗なる覚醒 BIRDS OF PREY』が公開され、各地の映画館は集まった映画ファンで賑わいを見せていた。

一方で、どの国においても、引き続き感染拡大防止に向けて警戒と対策を取り続ける必要がある。一日でも早く——かつてそうであったように——映画を普通に楽しむことができる日々が戻るよう対策に取り組みつつ、収束と回復に向けて支援し合えるアイデアを共有し、実行していこう。

Source
时光网 (Mtime)

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