#10億ゲット Amazon「人工知能」部門で1位ゲット。『人工知能で10億ゲットする完全犯罪マニュアル』ハヤカワSFコンテスト優秀賞の竹田人造デビュー作 | VG+ (バゴプラ)

#10億ゲット Amazon「人工知能」部門で1位ゲット。『人工知能で10億ゲットする完全犯罪マニュアル』ハヤカワSFコンテスト優秀賞の竹田人造デビュー作

(C) Hayakawa Publishing Corporation All rights reserved.

#10億ゲット 発売

第8回ハヤカワSFコンテストで優秀賞を受賞した『人工知能で10億ゲットする完全犯罪マニュアル』が2020年11月19日(木) に発売。“サイバー・ギャングSF”と銘打たれた同作は、AIの心を読み取り、認識を欺く技術を持つ人工知能技術者の三ノ瀬と、フリーランス犯罪者で映画マニアの五嶋の物語。三ノ瀬の技術を見込んだ五嶋は、自動運転化された現金輸送車の強奪を持ちかける。“ギークなふたり”が軽快なテンポで繰り広げるSFクライムコメディ小説だ。

早川書房
¥1,078 (2024/04/23 18:12:52時点 Amazon調べ-詳細)

同日に発売された十三不塔の『ヴィンダウス・エンジン』と共にハヤカワSFコンテストで優秀賞を受賞した『人工知能で10億ゲットする完全犯罪マニュアル』は、第9回創元SF短編賞で新井素子賞を受賞した「アドバーサリアル・パイパーズ、あるいは最後の現金強盗」を元にした作品。長編化にあたって各章に割り当てられたタイトルは「最後の現金強盗」「裏切り者のサーカス」「修士の異常な愛情」で、英題も合わせて各ジャンルの映画タイトルから引用されており、映画ファンにも楽しい小ネタが仕込まれている。

ハヤカワSFコンテスト応募時のタイトルは『電子の泥舟に金貨を積んで』で、『人工知能で10億ゲットする完全犯罪マニュアル』への改題は大きな話題となった。この改題の経緯については、著者本人がnoteにて経緯を明らかにしている。

「10億ゲット作者の思う『編集者は敵なのか』 」(竹田人造 note)

「人工知能」ランキング1位

『人工知能で10億ゲットする完全犯罪マニュアル』はAmazonの「人工知能」カテゴリの売れ筋ランキングで1位を獲得。2020年11月21日午後12時現在も、『AI分析でわかった トップ5%社員の習慣』(越川慎司, ディスカヴァー・トゥエンティワン) に次ぐ2位につけている。同カテゴリの新着ランキングでは現在も1位の座に君臨しており、AIに関する専門書と入門書が並ぶ中、圧倒的な存在感を見せている。

堂々のデビューを果たした著者の竹田人造は1990年生まれ。同年代の作家では、「いつかあの夏へ」で第1回かぐやSFコンテストで読者賞を受賞した佐伯真洋の英語デビューが決定したばかり。エンタメ小説の書き手としても高い評価を得る竹田人造の登場は、新世代のSF作家たちの活躍を更に盛り上げていくだろう。

『人工知能で10億ゲットする完全犯罪マニュアル』(ハヤカワ文庫JA) は、2020年11月19日(木)より発売中。

早川書房
¥1,078 (2024/04/23 18:12:52時点 Amazon調べ-詳細)

『人工知能で10億ゲットする完全犯罪マニュアル』と共に第8回ハヤカワSFコンテストで優秀賞を受賞した十三不塔『ヴィンダウス・エンジン』(ハヤカワ文庫JA) も発売中。

早川書房
¥1,078 (2024/04/24 04:18:26時点 Amazon調べ-詳細)

VG+編集部

映画から漫画、ゲームに至るまで、最新SF情報と特集をお届け。 お問い合わせ

関連記事

  1. 【連載】Kaguya Book Review 第3回 シェルビー・ヴァン・ペルト『親愛なる八本脚の友だち』

  2. 佐伯真洋「月へ帰るまでは」無料公開! 植物船を舞台に“種”を問い直すSF短編小説【Kaguya Planet】

  3. 久生十蘭「水草」の英訳が幻想文学誌 Welkin Magazineに掲載 Toshiya Kameiによる翻訳

  4. Kaguya Planet、阿部屠龍「父のある静物」先行公開開始! 10月の執筆者発表!