『呪術廻戦』夏油傑が実写化!?
累計発行部数9,000万部を超える芥見下々の漫画『呪術廻戦』の第27巻が2024年7月4日(木) に刊行された。最新刊となる第27巻の表紙には髙羽史彦が起用され、刊行日には髙羽史彦をフィーチャーした特別CMも公開された。そして、このCMで注目を集めているのが、髙羽史彦と共に実写化された夏油傑だ。
このCMは『呪術廻戦』第27巻のある展開を映像化したものだが、映像のつくり自体は2000年代に放送されていた炭酸飲料「ファンタ」のCM「ファンタ学園」のパロディとなっている。「ファンタ学園」は、「3年○組△△先生」という導入から始まり、「DJ先生」や「ツッパリ先生」など様々な名物先生が授業を行って、最後に生徒が不満を漏らすというつくりになっている。
『呪術廻戦』第27巻のCMでは、「3年J組 超人先生」と称して髙羽史彦が授業を実施。大喜利を出題するのだが回答した生徒がスベッてしまう。ここで登場するのが実写版・夏油傑(偽)だ。
突然登場した夏油は、「なぜ笑わないんだい? 彼の大喜利は上手だ」とコメント。これはサッカー選手のクリスティアーノ・ロナウドの名言をオマージュしたセリフだ。
クリスティアーノ・ロナウドは2014年に来日した際に、イベントで日本の小学生がポルトガル語で質問をすると、周囲の大人たちがそのたどたどしさを笑ったことから「なぜ笑うんだい? 彼のポルトガル語は上手だ」と発言。「なぜ笑うんだい?」は、クリスティアーノ・ロナウドの“聖人エピソード”として広く知られるようになった。
そのくだりを、あの夏油傑がまさかのオマージュ。「なぜ笑わないんだい?」と、コメントを逆転させながらも生徒をフォローする優しさを見せている。これに対して髙羽史彦は「誰だお前!?」とツッコミ。最後は「そこのメガネ」と指された生徒が、本家の「ファンタ学園」と同じく「てか俺メガネかけてねぇし」と不満を漏らして幕を閉じる。ちなみに最後に登場する27巻の表紙も『ボボボーボ・ボーボボ』第1巻の表紙のオマージュになっている。
色々なことの再現性が高いこの『呪術廻戦』27巻のCMで髙羽史彦役を演じたのは牧野裕夢。サッカー選手から俳優に転向した人物で、舞台版の『ブルーロック』では大川響鬼役やアダム・ブレイク役を演じる。埼玉県社会人サッカーリーグ1部でプレーしていた経験を活かし、『ブルーロック』のCMや舞台ではサッカー指導も行っている。
今回のCMでの高羽役では再現度の高い好演を見せ、単独のポスターも公開された他、劇中で高羽が披露する「余計なお世Wi-Fi」ポーズも披露している。
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— 呪術廻戦【公式】 (@jujutsu_PR) July 4, 2024
そして、大きな注目を集めているのが、実写版の夏油傑を演じた人物だ。その正体は、俳優の村田凪。2000年生まれで、FODオリジナルのオムニバスドラマ『I am…』(2024) の「新垣蒼汰」で主演を務めている他、ドラマ『パリピ孔明』(2019-2021) で佐々木役を演じるなど、漫画からの実写化作品に数多く出演している。
村田凪は、『呪術廻戦』のCM出演にあたってInstagramにオフショットを投稿。“本誌派”の思い入れも語りながら、「CMもオマージュが面白いので是非観てください」とコメントしている。
また、呪術廻戦公式Xでは、劇中でも描かれる「ジャカジャカジャンケンポン」や、高羽が夏油にツッコミを入れる微笑ましい舞台裏ショットも公開されている。
「ファンタ学園 超人先生」CM舞台裏ショット
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驚きの展開が待っている『呪術廻戦』第27巻、未読の方はこの機会にゲットしよう。ちなみにアニメ第2期のラストは第16巻の途中までが描かれている。アニメから追いつきたいという方は16巻から読んでみよう。
ちなみに夏油傑の実写化はこれが初めてではない。2022年7月に開演した舞台『呪術廻戦』では、『仮面ライダー555』(2003-2004) の北崎役で知られる藤田玲が実写版の夏油を演じている。舞台『呪術廻戦』はAmazonプライムビデオ他で配信されている。
漫画『呪術廻戦』第27巻は2024年7月4日(木) 発売。
アニメ『呪術廻戦』第2期は米アニメアワードで9冠を達成した。詳しくはこちらから。
第2期最終話のネタバレ解説&感想はこちらから。
