『Dead by Daylight』9周年の豪華コラボが発表
カナダ最大手のゲーム開発・販売会社である Behaviour Interactive Inc.は、アメリカで開催中のゲームイベン
ト「PAX East 2025」にて、今年で発売 9 周年を迎える非対称対戦型マルチプレイヤーホラーゲーム『Dead by Daylight (デッド・バイ・デイライト)』の最新情報を発表した。
アニバーサリーチャプターとして『Five Nights at Freddy’s (ファイブ・ナイツ・アット・フレディーズ)』とのコラボレーション内容を開示した他、まもなくリリース予定の「ウィッチャーコレクション」の紹介に加え、QoL(クオリティ・オブ・ライフ)改善に焦点を当てたアップデートなど、多彩なコンテンツがお披露目された。いよいよ節目の10年目に向かう『Dead by Daylight』の霧の森は、これまで以上に濃く深く、エン ティティの飢えはますます激しさを増していくことになりそうだ。
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多くのリクエストがあった『FNAF』とのコラボレーションが実現
これまで往年の映画やゲーム作品から、心揺さぶられる数々のホラーアイコンが登場してきた『Dead by Daylight』に、新たに『Five Nights at Freddy’s』の「Springtrap (スプリングトラップ)」がキラーとして参戦する。
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『Dead by Daylight』の発売以来、数え切れないほどのリクエストがあったという『Five Nights at Freddy’s』の霧の森への参戦。今回スプリングトラップが初めてゲーム内でプレイ可能なキャラクターとなるため、 『Dead by Daylight』ファンのみならず、往来の『Five Nights at Freddy’s』ファンも楽しむことができるだろう。
「Dead by Daylight: Five Nights at Freddy’s (ファイブ・ナイツ・アット・フレディーズ)」チャプターの詳細は、5月28日(水)に予定されている『Dead by Daylight』の公式『Five Nights at Freddy’s』ライブ配信で明かされる。今回は「PAX East 2025」では公式配信に先駆けて、いくつかの新情報が発表されている。
本チャプターでは、コレクションのひとつとして、Blumhouse制作の映画『ファイブ・ナイツ・アット・フレ ディーズ』でマシュー・リラード氏が演じた「Yellow Rabit (イエローラビット)」版スプリングトラップを 再現したレジェンダリーコーディネイトが登場予定。このコーディネイトのために、リラード氏本人によ るオリジナル音声が新たに収録された他、「Freddy Fazbear’s Pizzeria (フレディファズベアーズピザ)」を フィーチャーした新たなマップも登場し、ファンを笑顔にさせること間違いなしのイースターエッグや、驚きの仕掛けが随所に散りばめられているという。
「Dead by Daylight: Five Nights at Freddy’s (ファイブ・ナイツ・アット・フレディーズ)」は、2025年5月28日(水)より Steam 限定で PTB(パブリックテストビルド)を開始予定。そして、2025年6月18日(水)に Steam、PS5、PS4、Xbox One、Xbox Series X|S、Epic Games Store、 Windows Store、Nintendo Switch にて発売予定。
ゲーム『ウィッチャー』より、こだわり抜いたコレクションが登場
『ウィッチャー』は、プレイヤーの心に響く世界観とキャラクターに溢れたファンタジーゲーム。『Dead by Daylight』に登場する「ウィッチャーコレクション」では、「Geralt of Rivia (リヴィアのゲラルト)」をはじめとする、ゲーム『ウィッチャー』の登場人物に着想を得たコーディネイトで霧の森へと足を踏み入れることができる。
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本コレクションについて『Dead by Daylight』プロダクトディレクターのRose Li (ローズ・リー) は以下のよ うに述べている。
今回のコレクションで特に気に入っているのは、ビットリオ・トスカーノ用の「ゲラルトのレジェンダリー コーディネイト」で、これを身にまとえば“ウィッチャー”そのものになりきることができます。さらに、特別なロビー画面アニメーションが追加される点や、原作でリヴィアのゲラルトの声を担当したダ グ・コックル氏が本ゲームのために録音したセリフが使われていることも大きな魅力です。
また、アーティストが恐るべき怪物 「Leshen (レーシェン)」へと姿を変えるレジェンダリースキンも収録 され、「イェネファー」「シリ」「トリス・メリゴールド」「エレディン」といったキャラクターをモチーフ にしたベリーレアコーディネイトも含まれることから、『ウィッチャー』ファンにとって文字通り見逃せない コレクションと言える。
「ウィッチャーコレクション」は2025年6月4日(水)に発売予定。
人気テレビシリーズとのコラボやQoL改善への取り組みも
さらに、昨年『Dead by Daylight』をテーマにしたエピソードが放送された、アメリカのリアリティコンペティションテレビシリーズ『The Boulet Brothers’ Dragula』のコレクションが、今度は『Dead by Daylight』の霧の森に登場する。このコレクションには、番組からインスピレーションを得たハントレス用の「冬の戦士」コーディネイトと、アーティスト用の「Boulet Brothers」コーディネイトが含まれている。「Boulet Brothers コレ クション」は2025年7月9日(水)より発売予定。
今回のイベントでは、『Dead by Daylight』開発チームが2025年初頭から取り組む QoL (クオリティ・オブ・ ライフ) 改善への活動についても言及され、長年の『Dead by Daylight』ファンへ現状についての報告が行われた。この取り組みは2025年後半も継続されるという。
『Dead by Daylight』では今年初め、2025 年に予定されていたコンテンツリリースのいくつかを3週間ほど遅 らせ、コミュニティからのフィードバックを元に、ゲーム体験の向上に向けてのバグ修正とアップデートの実施に集中していく旨を発表させていただきました。6 月に終了する本取り組みの第1フェーズでは、ガンマ値の設定機能、エクスプロイト防止に向けた一連のアップデート、アーカイブの全面的な改修などが実施されま した。その後の数か月間では、カスタムマッチへの観戦者追加機能や、イベントマッチの待機中に通常のマッ チがプレイできる新機能などが導入予定です。さらに、マップと「カギ」アイテムのバランス調整、MMR(マ ッチメイキングレート)の見直し、新たなチート対策、プレイ中のフェイスキャンプ、這いずり放置、トンネルの軽減策にも取り組んでまいります。
「PAX East 2025」では、大きなサプライズも。『Dead by Daylight』シニア・クリエイティブ・ ディレクターのデイブ・リチャードより、シリーズ史上初となる試みとして、新チャプターの内容をすべてコミュニティの投票に戻づいて制作することが発表された。
チャプターは 2026年にリリース予定で、登場するキラーとサバイバーの外見、物語、ゲームプレイ要素のすべてがプレイヤーへのアンケートによって決定される。アンケートでは、幅広い選択肢の中から自分の好きなストーリーラインに投票することができ、各キャラクターデザインの方向性が固まるにつれて、プレ イヤーにはその方向性に基づいた新たな質問に答える仕様となっている。また、デザインの方向性を途中で調整できるよう柔軟性を持たせるため、アンケートで一番に選ばれなかった要素も「敗者復活」できる流れが組み込まれる。この取り組みは、新チャプターの準備段階および制作段階を通して実施されるという。
Behaviour Interactiveが提供する『Dead by Daylight』は、4対1の非対称型でオンライン対戦を行うマルチプレイヤーホラーゲームだ。「サバイバルなかくれんぼ」をコンセプトに、ダークファンタジーを演出した本作は、総プレイヤー数6,000万人を突破。全世界を震撼させるゲームへと成長した。1日あたり約200万人のユーザーがPCやコンソール、モバイルで、ゲームの舞台である「殺戮場」にてキラーと呼ばれる殺人鬼1人と、殺人鬼からの逃亡を試みるサバイバー(生存者)4人に分かれてプレイしている。2016年の発売以来、TVや映画、ゲームにおける伝説的な作品と次々にコラボレーションし、“ホラーの傑作”が集結し再認識される場として世界観ができあがり、対戦ごとに異なる体験を楽しめるのが特徴。
『DbD』制作陣マシュー・コート&デイブ・リチャードに『東京喰種』コラボの裏側や影響を受けた日本の作品を聞いたインタビューはこちらから。
発売を開始したばかりの新チャプター「ステディ・パルス」の詳細はこちらから。
『東京喰種トーキョーグール』とのコラボについてはこちらの記事で。
「Dead by Daylight:TADAIMA JAPAN」のイベントレポートはこちらから。