Netflixドラマ『保健教師アン・ウニョン』
韓国の人気小説をドラマ化した『保健教師アン・ウニョン』が、いよいよ2020年9月25日(金)よりNetflixにて配信を開始する。『保健教師アン・ウニョン』は、2015年に発表されたチョン・セランの『保健室のアン・ウニョン先生』を実写化した作品で、不思議な力を持つ主人公の保健教師アン・ウニョンを『新感染 ファイナル・エクスプレス』(2016) のチョン・ユミが、物語のキーパーソンとなる漢文教師ホン・インピョをナム・ジュヒョクが演じる。
ドラマ版『保健教師アン・ウニョン』にあらすじはこちらの記事に詳しい。
キャストが魅力語るメイキング公開
この度、『保健教師アン・ウニョン』の配信開始に先駆けて、出演キャストがその魅力を語るメイキング映像が公開された。
本作で主演を務めたチョン・ユミは、アン・ウニョンの魅力を「不器用だけど決断力がある。無愛想だけど思いやりのある人です」と語る。アクションを演じることが夢の一つだったといい、「アン・ウニョンを演じることができて嬉しいです」と喜んでいる。
『荊棘の秘密』(2016)などの作品で知られる監督のイ・ギョンミは、チョン・ユミのアン・ウニョン役への起用について、「小説を読んだ多くの人からユミに演じてほしいとの声があった」と説明。『保健教師アン・ウニョン』は、チョン・ユミの新たな代表作になるのだろうか。
ナム・ジュヒョク演じるホン・インピョにも注目
アン・ウニョンにパワーを与える漢文教師ホン・インピョを演じたナム・ジュヒョクは、「私が教師になることが、祖父の夢でした」と語り、その役柄については「私が演じたキャラクターは、とても強力なオーラに包まれています。他者を充電できるヒーラーのような存在です」と説明している。
チョン・ユミは、ホン・インピョについて、「難しい状況にすぐに順応できる、頼りになる人物です。最初は素っ気ない人物に見えますが、アン・ウニョンと出会うことで、段々と心を開いていくんです」と話す。監督のイ・ギョンミは、「ジュヒョクのおかげで、視聴者はホン・インピョという人物が持つ魅力に驚かされるでしょう」と、原作からより魅力的なキャラクターになっていることを示唆している。
アン・ウニョンとホン・インピョ、この二人の関係について、チョン・ユミは「携帯電話と充電器」と喩えている。ナム・ジュヒョクは「二人は切り離すことのできない関係だと感じてもらえるでしょう。不完全な二人が出会い、一緒にいることによって生まれるシナジー、そして創り出される世界観が、観る方のハートをあたためることになればと願っています」と期待する。
イ・ギョンミ監督は、『保健教師アン・ウニョン』を「まったく新しい女性ヒーローの作品」と称する。同監督が「エキゾチックなファンタジーの要素と韓国的な要素がうまくブレンドされています」と自信を持って語る本作は、どのような作品に仕上がっているのだろうか。
Netflixドラマ『保健教師アン・ウニョン』は2020年9月25日(金)より配信開始。
チョン・セランによる原作小説『保健室のアン・ウニョン先生』(斎藤真理子 訳) は亜紀書房より発売中。