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『ヤマトよ永遠に REBEL3199 第6章 碧い迷宮』6月26日(金)公開
4月に公開された『ヤマトよ永遠に REBEL3199 第五章 白熱の銀河大戦』に続く、最新作『ヤマトよ永遠に REBEL3199 第6章 碧い迷宮』が6月26日から上映される。オリジナルシリーズ『ヤマトよ永遠に』と『宇宙戦艦ヤマトIII』を再構成した本シリーズも、いよいよ終盤。思いがけない展開となった第五章を振り返りつつ、第六章でのヤマトの航海を推察してみたい。
第五章のあらすじ
〈ウラリアの魔女〉と呼ばれる天体現象の調査に赴いた宙域にて、宇宙戦艦ヤマトはゴルバを従えた巨大要塞ディガブラスと会敵した。予想外の敵を前に撤退を余儀なくされたヤマトクルーは、帰投したガルマン星でラム・ラ=ジェンドラから〈ウラリアの魔女〉は大昔の異星人の遺骸に由来するという事実を聞かされた。一方、真田志郎は、デザリアムによって亜空間に張り巡らされた位相エネルギー網こそが寒冷化の原因であり、ディガブラスはその中間補給基地であるとの結論に達していた。
戦闘空母〈ヒュウガ〉に率いる移民船団は、ガルマン星を前にボラー連邦のボローズ艦隊と戦闘となった。ボローズは、ボラー連邦最高管理委員長ベムラーゼから「ラムの身柄を確保せよ」との命を受けていたのである。間一髪のところに駆けつけたヤマトとバーガー艦隊によってボローズは拘束、ヒュウガはディガブラス攻略戦に参加することになった。
ガルマン・ガミラスと地球の連合艦隊によるディガブラス攻略戦は、ゴルバを無力化している間に、位相エネルギー網を破壊する予定であったが失敗。古代進率いる航空隊の一部がディガブラスを取り囲む位相フィールド内に取り残され、そこで古代はアルフォンと対峙する。アルフォンの申し出により戦闘停止を模索するが、要塞内に人影はない。ディガブラスは無人の要塞だったのである。アルフォンはマザーデザリアムに疑念を抱く。
その頃、高深度亜空間では、次元潜航艦〈ゼランダル〉が位相フィールド網の寸断に成功。ディガブラスを覆う位相フィールドが消失する。反撃に転じるヤマトとガルマン・ガミラス艦隊に、ボラー艦隊が合流した。ボローズに同行したラムが、旧友ベムラーゼを説得、協力を取り付けていたのである。ヤマト航空隊の攻撃によりディガブラスは内部から崩壊。別れ際、アルフォンは古代に「森雪が地球で待っている」と告げた。
ディガブラスから脱出し、地球に置かれた本体に戻ったアルフォンだが、意識は戻らない。アルフォンは、デザリアムの規格外品の中でも唯一「夢を見る」といわれていた。森雪がアルフォン救出のために精神世界に同期して見たものは、二つの記憶の奔流であった。アルフォンとともに目覚めた雪は、突然イジドールに襲われる。イジドールのみならず、ディガブラスでともに戦ったランベルの記憶も書き換えられていたのである。地球ではデザリアムにより「ヤマト艦隊は地球の敵」という機運が醸成されていた。
ディガブラスの破壊により、ガルマン星の封印は解かれ、ヤマトの純正波動コアも真の力を開放した。銀河中心部の時空結節点に、ヤマトは連続ワープで突入を図る。時空結節点を通り抜けたその先に、ヤマトクルーが目にしたものは、2026年の地球だった──。
『ヤマトよ永遠に REBEL3199 第6章 碧い迷宮』の見どころは?
2026年の地球で
時空結節点を越えた先は、1000年後のデザリアムの地球ではなく、2026年の地球であった。土門竜介は「この時代にヤマトがガミラス星に向かえば、未来は変えられる」と銃を手に古代に迫る。未来を変えるために1000年前の地球を訪れたデザリアムと同じように──。深読みするまでもなく、この意見は却下されると思うのだが(そもそも、今からガミラスに向かっていたら、話はとても終わらない)、その可能性を検討することで、デザリアム人への理解が深まり、今後の対応に影響するかもしれない。
それよりも、この2026年の地球というものは、一体何なのであろうか。オリジナルシリーズ『ヤマトよ永遠に』(以下、『永遠に』)では、300年後の地球と偽ったデザリアム本星であった。時空結節点で時空を本当に越えられるというのであれば、2026年の信憑性も高くなる。2202で戦死した斎藤始の先祖らしき人物も登場する。「ここがデザリアム」とつぶやく土門(?)の声も聞こえるが、果たして……。
サーシャ
サーシャが手にする大量のコムメダル。コムメダルをつけるヤマトクルー。「これが私の選択」とつぶやくサーシャ。本予告内にコマ切れにちりばめられた場面の数々を、どうつないで推測したものか、悩むばかりである。こういう時には原点に帰ろう。
『永遠に』では、イスカンダルの血が流れているため、一気に成長が進んだと説明された。『ヤマトよ永遠に REBEL3199』(以下、『3199』)では、デザリアムの地球で15年間過ごして帰還したという。もし、『永遠に』のようにデザリアムが未来でも何でもないとしたら、どうだろうか。デザリアム人は精神の成長に合わせて身体を交換する。いきなり背が伸びたフルールに加藤翼が驚いていたように。そして、マザーデザリアムはデザリアム人の記憶を書き換えることができる──。
つまり、現在のサーシャがデザリアムによってつくられた(改変された)存在である可能性は、排除できないと考えている。ここにきて、第五章冒頭のスターシャのセリフ「でも、あの子は……」が気になって仕方がない。さらに、ヤマトに乗り込んで以来、たびたび描かれているサーシャを監視するようなアナライザーの視点。おそらく、他の誰かも疑いを抱いているのかもしれない。それは、育ての父である真田であろうか。
『永遠に』のサーシャは、ヤマトを降りてデザリアム本星に残り、破壊の手引きをした。スカルダートに射殺されるという結末だったが、『3199』ではそのような悲劇が起きないことを心から望みたい。藪(ヤーブ)もラムも、まだまだ活躍中である。願わくは、新見薫も生き残っていてほしい。
ヤマトの艦長は
さて、艦長の山南修である。オリジナルシリーズとは異なり『宇宙戦艦ヤマト2199』から登場し、その粋なおじ様ぶりもあって、人気が高い。『永遠に』では、戦闘のさなかに負傷し、古代に艦長の座を渡して息を引き取った。第六章の本予告では、古代に別れを告げるシーンが描かれている。山南がサーシャの代わりにデザリアムに残り、そして……という流れだろうか。ここまで、リメイクシリーズの艦長でその運命を逃れたものはいない。この先、山南との別れが避けらないのだとしたら、とても悲しいことである。
2207年の地球では
グランドリバースの無力化と銀河の奪還が着々と進められている。地球連邦防衛軍の元トップである藤堂平九郎と芹沢虎鉄も消息を絶っているから、おそらく反デザリアムとして暗躍していると考えられる。銀河の奪還には成功。月には、北野兄が撃沈した(と見せかけた)ヒュウガもある。まだ砲撃しかしていないアリゾナも合流するかもしれず、地球側の大規模な反撃がいよいよ始まるのだろう。
一方、デザリアム側では、アルフォンの動向が気になる。マザーデザリアムにより記憶の書き換えが行われると知って、自らコムメダルを外したアルフォンは、森雪とともに姿をくらまし──。グランドリバースの無力化に手を貸すのだろうか。『永遠に』では、雪に「自分を倒せたら重核子爆弾の秘密を教える」といったとおり、パルチザンとして目の前に現れた雪にすべてを教えて息を引き取った。『3199』で、二度も雪に助けられ、マザーデザリアムに疑いを持ってしまったアルフォンは、どう行動するのだろうか。
気になる点は語りつくせないが、まずは、2026年の東京上空を飛ぶ宇宙戦艦ヤマトの姿を、大きなスクリーンで楽しみたい。
『ヤマトよ永遠に REBEL3199 第6章 碧い迷宮』完成披露舞台挨拶レポート
もう出番はないだろうが……
『永遠に』と『宇宙戦艦ヤマトIII』(以下、『ヤマトIII』)とをベースにしてリメイクされた『3199』。残すは最終章である第七章となった。ここまでくるともう見ることはないと思われるエピソードは多い。個人的に『ヤマトIII』の膨張する太陽のエピソードがないのは、とても寂しい。音楽に定評のあるシリーズの中でも、『ヤマトIII』は評価が高い。特に、「The Sun 太陽のシンフォニー」は秀逸だ。『ヤマトIII』を見たことのない方にも、ぜひ聞いていただきたい。
『YAMATO SOUND ALMANAC 1981-I 交響組曲 宇宙戦艦ヤマトIII』
音楽が好きな方は、ぜひこちらも。
『交響組曲 宇宙戦艦ヤマトを弾きたい!!』(せきれい社)
映画『ヤマトよ永遠に REBEL3199 第六章 碧い迷宮』は2026年2月20日(金)より劇場上映開始。
『ヤマトよ永遠に REBEL3199 第六章 碧い迷宮』公式サイト
『ヤマトよ永遠に REBEL3199』第1章・第2章・第3章・第4章はBlu-rayが発売中。
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『ヤマトよ永遠にREBEL3199 第1章 黒の侵略』の見どころ解説はこちらから。
『ヤマトよ永遠に REBEL3199 第2章 赤日の出撃』の見どころ解説はこちらから。
『ヤマトよ永遠に REBEL3199 第3章 群青のアステロイド』の見どころ解説はこちらから。
『ヤマトよ永遠に REBEL3199 第4章 水色の乙女』の見どころ解説はこちらから。
『ヤマトよ永遠に REBEL3199 第5章 白熱の銀河大戦』の見どころ解説はこちらから。
『宇宙戦艦ヤマト2205 新たなる旅立ち 後章 -STASHA-』までの作品の振り返りはこちらから。
『宇宙戦艦ヤマト2205 新たなる旅立ち 前章 -TAKE OFF-』の振り返りと『宇宙戦艦ヤマト2205 新たなる旅立ち 後章 -STASHA-』の見どころはこちらの記事で。
