「本が読める特別な彼女」英訳の朗読版が公開
月間1,000作品以上と言われる狭き門を突破し、米クラークスワールド・マガジンに掲載された梶舟景司のSF短編小説「本が読める特別な彼女」。Toshiya Kameiの翻訳で「The Book Reader」の英題で「Issue 168」に掲載されていたが、この度、朗読版が同誌にて公開された。
朗読を担当したのはKate Baker。「The Book Reader」では、優しく美しい朗読を披露している。2011年と2013年にクラークスワールド・マガジンがヒューゴー賞を受賞した際には、そのメンバーとして同賞を受賞した人物だ。
クラークスワールド・マガジンは2006年に発足したSFウェブジンで、2010年、2011年、2013年にセミプロジン (半商業誌) 部門を受賞している。毎月発行されるマガジンに掲載する小説を公募しており、毎月1,000作品以上の応募があるとされている。「Issue 168」にはフィクション7作品が掲載された。Toshiya Kameiが英訳を手掛けた「The Book Reader」は、同号で唯一、翻訳作品として掲載された。
なお、Toshiya Kameiが翻訳を手掛けた作品では、西崎憲「スターマン」や髙井ホアン「眼鏡のない国から」がTall Tale TVで朗読されている。