Kaguya Planet、おじさん特集の三人目の執筆者紹介!
SF企業VGプラスの運営するオンラインSF誌 Kaguya Planet にて、2025年3月に掲載する短編小説の執筆者を発表します。 Kaguya Planetでは現在、特集「おじさん」を開催中! 3月には、おじさん特集第三弾として、友田とんさんの書き下ろしSF短編小説を会員向けに公開いたします。
ウェブマガジンKaguya Planetでは毎月、SF短編小説を配信中! 掲載した作品は、三ヶ月に一回、マガジン『Kaguya Planet』として刊行します。Kaguya Planetの会員になると、配信している短編小説を先行公開期間に読むことができたり、マガジン『Kaguya Planet』が無料で届いたり、イベントに割引価格で参加できたり……魅力的な特典が盛りだくさん! 会員登録&Kaguya Planetへの応援をよろしくお願いいたします。
3月のKaguya Planetは友田とんさん!
友田とんさんは作家・編集者。京都府出身、博士(理学)。2018年に自主制作本『『百年の孤独』を代わりに読む』を全国の本屋さんへ営業したことをきっかけに、翌年、ひとり出版社・代わりに読む人を立上げます。ナンセンスな問いを立て日常や文学に可笑しさを見つける作品を発表しながら、雑誌『代わりに読む人』やわかしょ文庫『うろん紀行』、佐川恭一『アドルムコ会全史』、青木淳悟『憧れの世界 ──翻案小説を書く』(いずれも刊行は代わりに読む人)の編集を手掛けています。
2023年にはエッセイ・小説集『ナンセンスな問い』(H.A.B)を刊行。「代わりに読む」というアイデアや、《パリのガイドブックで東京の町を闊歩する》シリーズ(代わりに読む人)など、独自の問い、独自の視点を打ち立て、読者を思わぬところへと連れていくユニークなスタイルが魅力の書き手です。2024年には、『『百年の孤独』を代わりに読む』をハヤカワ文庫から刊行しました。敬愛する作家は、ガルシア=マルケス、後藤明生。
Kaguya Planetではおじさん特集開催中
Kaguya Planetでは現在、特集「おじさん」を開催中。〈いまこそ「おじさん」の話をしよう〉をテーマに、おじさんの出てくるSF短編小説を配信しています。家父長制や「有害な男らしさ」にひもづいた振る舞いの象徴のように語られることが多い一方、そのケアや内省は顧みられることの少ない存在であるおじさんについて、SF的な想像力と共に考えます。
おじさん特集では現在、ティファニー・シュエ「魚を釣るからそばにいて」(堀川夢訳)と、倉田タカシ「やめたくなって」を会員向けに先行公開中です。「魚を釣るからそばにいて」は、都市の大部分が水没したアメリカで、それぞれに悲しみやままならなさを抱きながらともに魚を釣って暮らすおじさんふたりの物語です。
「やめたくなって」は現代の日本が舞台。まわりの価値観の変化に「取り残された」、「奪われた」という感覚をもつサラリーマンの姿を、突き放すでも甘やかすでもなく丁寧に描き出します。
また、ウェブマガジンで配信したSF短編小説にくわえて、おじさんにまつわるブックレビューやコラムを収録したマガジン『Kaguya Planet No.5 おじさん』を2025年4月に刊行予定です。
マガジン『Kaguya Planet No.5 おじさん』を予約する
特集「おじさん」の小説を読むには
特集「おじさん」に掲載している小説は、Kaguya Planet に会員登録するとお読みいいただけます。会員には、①ベーシック会員(月額500円)、②ベーシック会員(年額6,000円)、③プレミアム会員(年額12,000円)があります。プランに応じて、開催中の特集作品が読めるほか、マガジン『Kaguya Planet』が年に4冊届くなどの特典があります。会員登録&応援をよろしくお願いいたします。
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「パレスチナでのジェノサイドにフィクションはどう立ち向かうのか」を開催
VGプラス・河出書房新社・講談社による合同企画「パレスチナでのジェノサイドにフィクションはどう立ち向かうのか」を2025年3月28日(金)19時より、オンラインにて開催いたします。登壇者は、作家の坂崎かおるさん、翻訳家の佐藤まなさんと山本薫さんです。
今この瞬間に進行しているジェノサイドや人権の重大な侵害に対して、フィクションが負うべき責任とは何か。当事者ではない者はどのような態度で、何を語ることができるのか。フィクションの作り手や紹介者、読み手には何ができるのか。登壇者の皆さんと一緒に、考えてみませんか。
パレスチナでのジェノサイドにフィクションはどう立ち向かうのか
【日時】2025年3月28日(金) 19:00-21:00
【形式】オンライン(Zoom)
【アーカイブ】1ヶ月間のアーカイブ配信あり
【登壇】坂崎かおる、佐藤まな、山本薫
【字幕】トークには、Zoomの自動字幕機能による字幕がつきます。
【寄付】チケット代から経費をのぞいた全額をUNRWAに寄付します。
【主催 】VGプラス
【共催】河出書房新社・講談社