オスカー5部門ノミネートのSFホラー『サブスタンス』5月16日公開 デミ・ムーアの怪演が光る場面写真解禁 | VG+ (バゴプラ)

オスカー5部門ノミネートのSFホラー『サブスタンス』5月16日公開 デミ・ムーアの怪演が光る場面写真解禁

(c)The Match Factory

映画『サブスタンス』5月16日(金)公開

デミ・ムーア主演のホラーSF映画『サブスタンス』が2025年5月16日(金) より日本で公開される。本年度賞レース主演女優賞を次々と受賞、昨日発表された第31回SAG賞でも見事主演女優賞を受賞し、第97回アカデミー賞も主演女優賞含む5部門にノミネート。賞レースを騒がす、今最もHOTな超話題作だ。

その『サブスタンス』より、美と成功への執着が常軌を逸した行動を生むーハリウッドに渦巻く〈闇〉に捉えられた人々を切り取ったシーン写真11点が解禁された。

50歳の誕生日を迎えた元人気俳優のエリザベス(デミ・ムーア)は、容姿の衰えから仕事が減少し、ある再生医療“サブスタンス”に手を出す。だが〈治療薬〉を注射するやいなや、エリザベスの上位互換体“スー”(マーガレット・クアリー)が、エリザベスの中から現れる。

若さと美貌に加え、エリザベスの経験を武器に、たちまちスターダムを駆け上がっていくスー。だが、一つの心をシェアするふたりには【一週間ごとに入れ替わらなければならない】という絶対的なルールがあった。しかし、スーが次第にルールを破りはじめてしまう。

解禁されたシーン写真は合計11点。身体のラインを覆うファッションと視線を隠すサングラス、怪しげな箱を抱えて人目をはばかるように立ち去ろうとする〈エリザベス〉と、一転、自身の魅力を存分にアピール。カラフルポップなアイメイクで自信に満ち溢れた笑顔を振り撒く〈スー〉という対照的な2人の表情を捉えたカットのほか、スーをデビューさせて大金を稼ぐ、胡散臭いプロデューサー・ハーヴェイがスーを口説き落とそうとする様子、あっという間にスターダムにのしあがったスーがハリウッドの成功の象徴〈大看板〉に見事掲出。しかし、自分の分身とはいえ、心底喜びきれないエリザベスが、スーが荒らした部屋を陰鬱な雰囲気で一心不乱に片付ける姿、そしてゲスな笑顔がピッタリ張り付いた男たちの中心に陣取るハーヴェイなど、いずれも美と成功への執着が常軌を逸した行動を生むーハリウッドに渦巻く〈闇〉に捉えられた人々を切り取ったカットとなっている。

主演は、“美&若さ”への執着を圧倒的怪演で見せつけ、45年以上のキャリアを塗り替える代表作へと押し上げたデミ・ムーア。かつて「ポップコーン女優」と呼ばれていたと明かすほど悩んでいたキャリアを自らの力で乗り越え、再評価を獲得。アメリカでは「デミッセンス」(デミ・ムーアのルネッサンス)という造語が世界中のメディアを賑わせ、今最も旬な俳優のひとりとなっている。

共演は、昨年話題を呼んだヨルゴス・ランティモス監督の『哀れなるものたち』にも出演し、弾けるような若さと美貌でデミに対峙する、時代のイット・ガール、マーガレット・クアリー。そして監督と脚本を手掛けたのは天才コラリー・ファルジャ。本作を執筆した理由について、「年齢、体重、からだの輪郭などが、その〈理想の〉型から外れていく時、世間は、『お前は女としてもう終わりだ』と私たちに宣言する」「これこそが女性の監獄」と断言し、「本作は、これを吹っ飛ばす時が来た」と宣言している。「2024年になってまで、こんなにくだらないことが続いていること自体が、ちゃんちゃらおかしい」と爽快に言い放つ。美への執着と成功への渇望がせめぎ合い、やがて混乱が侵食していく。脳裏に焼きつくヤバすぎるラストシーンからは、一度見たら逃れられない。

映画『サブスタンス』は2025年5月16日(金) 全国ロードショー。

映画『サブスタンス』公式サイト

■監督・脚本:コラリー・ファルジャ(『REVENGE リベンジ』)
■出演:デミ・ムーア、マーガレット・クアリー、デニス・クエイド
アメリカ/142分/R-15+
配給:ギャガ
(c)The Match Factory

映画『サブスタンス』はアカデミー賞メイクアップ&ヘアスタイリング賞を受賞した。詳しくはこちらから。

3月14日公開『ロングレッグス』の情報はこちらから。

3月28日公開『ミッキー17』の情報はこちらから。

4月4日公開『HERE 時を越えて』の情報はこちらから。

4月25日公開『異端者の家』の情報はこちらから。

5月9日公開予定『パディントン 消えた黄金郷の秘密』の新ビジュアルはこちらから。

5月16日公開『ノスフェラトゥ』の情報はこちらから。

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