『視える』賞賛コメント&冒頭映像が解禁
2025年11月7日(金)よりシネマート新宿ほか全国順次公開のゴシック・超常サスペンス・ホラー映画『視える』より、賞賛コメントと冒頭映像が到着した。
コメントを寄せたのは、ホラー映画や呪物など“オカルト”を愛する著名人たち。作家で怪談師の川奈まり子をはじめ、「暗く悪しく美しいカルチャー」を紹介するYouTuber・好事家ジェネ、多数の呪物を持ち多くのメディアでも注目を集める田中俊行、同じく呪物コレクターであり、YouTubeチャンネル「都市ボーイズ」としても活動するはやせやすひろ、そしてホラー映画に造詣の深い映画ライター・山崎圭司の計5名がコメントを寄せた。
コメント一覧(五十音順・敬称略)
川奈まり子(作家)
ひとことで言ってパーフェクト!
ゴシック調の映像美と謎解きミステリーのロジックや現代性を1ミリの破綻も無く融合させた完璧なサスペンスホラーでした
好事家ジェネ(YouTuber)
嗚呼、痛快だ!
欲に穢された屋敷で静かにはじまる、美しき血の断罪。
例え天が見逃そうとも、日陰に生き闇を見つめる者にそれは「視える」。
いつだって正しく優しいのは、人形と死者という、もの言わぬひとなのである。
田中俊行(呪物蒐集家)
闇の中で誰かの息遣いを感じるとき、私たちは何を“視て”いるのか。この映画は、静かな悪意と美しい映像で感覚を狂わせてくる。
観終えてもしばらく現実に戻れない。
盲目霊媒師の呪物、全部欲しい。たぶん呪われてもいい。
はやせやすひろ(都市ボーイズ)
呪われた品を取り扱う骨董店が物語の軸となる時点でもう最高!呪物コレクターの僕は「これも欲しい。あれも欲しい」とショッピングの様に映画を鑑賞しました。中でも気に入ったのは呪いの木製マネキン。うちに来たらどこに置こうかな?などと呑気に観ていると、自宅で保管している呪物たちが一気に恐ろしく感じてしまう程の衝撃の結末。呪物コレクターさえも恐怖する映画「視える」かなりオススメです!観ないと呪われるかも…。
山崎圭司(映画ライター)
現実にないものが「視える」ことは、常人の理解が届かぬ不可解の暗闇を一条の光で照らす。しかし同時に、決して共有できないその光の眩さゆえに、さらに濃い疑念の影を生む。だが、「視える」ことを羨ましがる必要はない。この映画があえて描き飛ばす重要な空白を想像で補う。そのとき、心の眼には存在しないはずの背筋も凍る光景が確かに「視える」からだ。強制的に「視える」を起動させる本作は、実に恐るべき心霊スリラーである。
戦慄の幕開けを告げる冒頭映像、解禁
併せて、本作の冒頭映像が解禁。映像は、静まり返った田舎の風景から幕を開ける。
やがてカメラは、本作の舞台となる古びた屋敷へ。部屋の改装を進める一人の女性の姿が映し出される。作業を終えた彼女が屋敷内を歩き回ると、1階には人を感知して自動で撮影を行うカメラが設置されている。場面が変わり、屋外の階段に腰かける男性の前に、白衣姿の人物が現れ「こんな所で何をしている? 中に戻れ」と冷たく命じる。男性はその言葉に従い、静かに建物の中へと戻っていく。やがて映し出されるのは、覆面をつけた男性の背中——。何かに取り憑かれたような、異様な気配を放つ姿。平穏な空気の中に不穏さがじわりと滲み出す、戦慄の幕開けを告げる冒頭映像となっている。
映画『視える』は2025年11月7日(金)よりシネマート新宿ほか全国順次公開。
<STORY>
ある夜、郊外の屋敷で女性・ダニーが惨殺されるという悲劇が起きる。容疑者は、現場に現れた精神科病院の患者とされていたが、事件は多くの謎を残したまま幕を閉じた。それから1年後、盲目で霊能力を持つ、ダニーの妹・ダーシーが、不気味な木製マネキンと共に、ダニーが殺された屋敷を訪れる。そこには、ダニーの元夫・テッドと、その恋人・ヤナが暮らしていた。姉の死の真相を探ろうとするダーシーを待ち受けていたのは、思いもよらぬ真実と恐怖だった──。
監督・脚本:ダミアン・マッカーシー 撮影:コルム・ホーガン 編集:ブライアン・フィリップ・デイヴィス 衣裳:スザンヌ・キーオ 音楽:リチャード・ミッチェル
出演:グウィリム・リー キャロリン・ブラッケン タイグ・マーフィー キャロライン・メントン ジョナサン・フレンチ スティーブ・ウォール
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2024/98分/アイルランド/原題:ODDITY/カラー/5.1ch/1.85:1 提供:プルーク 配給:アンプラグド
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