禁忌へと続く暗い階段…映画『HOLE/ホール 呼び戻したら、戻れない』新場面写真が解禁 | VG+ (バゴプラ)

禁忌へと続く暗い階段…映画『HOLE/ホール 呼び戻したら、戻れない』新場面写真が解禁

『HOLE/ホール 呼び戻したら、戻れない』

『IT/イット』のロイ・リーが放つ、“死者との再会”が喪失を抱えた者を破滅へ導く心理ホラー『HOLE/ホール 呼び戻したら、戻れない』が、12月4日(金)より新宿ピカデリーほか全国公開される。この度、新たな場面写真が一挙解禁された。

もし死者を呼び戻せるとしたら――その誘惑に抗えるだろうか。『リング』『呪怨』『IT/イット』を世界へ送り出してきたロイ・リーが新たに選んだのは、“二分間だけ死者と会話できる”という禁忌の設定だった。短い再会は慰めの仮面をかぶりながら、怒りや後悔、言えなかった言葉を呼び覚まし、喪失に囚われた者を静かに破滅へ導く。

監督は、シッチェス映画祭最優秀短編映画賞、パリ国際ファンタスティック映画祭グランプリ、サン・セバスティアン・ホラー&ファンタジー映画祭観客賞などを受賞した同名短編を手がけたアルベルト・コレドール。彼は“心理的恐怖”と“クリーチャーの実在感”を緻密に融合させ、喪失・未練・依存といった普遍的な感情の闇を掘り下げる。恐怖という枠組みを用いながら、人が抱える“取り返しのつかない想い”に迫るその語り口は、ヨーロッパ特有の静けさと余白をまとい、怪異の存在感をより濃密に浮かび上がらせる。

ロイ・リーは本作に惹かれた理由として、「まず“死者と話せる”という設定に心を掴まれた」と語り、喪失・後悔・未練といった“人が最も弱くなる部分”に物語が触れている点を普遍性として評価している。短編版を観た際には「心理的恐怖とクリーチャーの実体感が同時に成立していた」と述べ、「このバランスなら長編として広げられる」と確信したという。

Bagheadという存在についても「ただの怪物ではない。人間の未練に付け込み、それを糧にする“概念”だ」と捉え、恐怖の核は怪物ではなく“人間の弱さ”にあると繰り返し強調した。さらに、作品全体に漂うヨーロッパ特有の静けさと余白については「国際市場での差別化になる」と述べ、心理ホラーの深みと怪異の実体性が共存するアルベルト・コレドールの演出を高く評価。「彼は怪物そのものではなく、人間の心の闇を見つめようとする」と語り、主人公アイリスの喪失の物語と、Bagheadが“死の媒介者”として果たす役割が重なり合う構造を「ホラーを超えたドラマ性」と位置づけた。本作を「ヨーロッパ発ホラーの新しい潮流を象徴する作品」と捉え、恐怖の本質は怪物ではなく、人が抱える未練や依存にこそ宿るのだと結論づけている。

『ヘレディタリー/継承』『TALK TO ME トーク・トゥ・ミー』へと連なる、恐怖と感情が交錯する新たな悪夢。ロイ・リーが「ヨーロッパ発ホラーの新しい潮流」と位置づけた本作は、怪異の恐怖と人間の心の闇が重なり合う、静かで深い戦慄を刻みつける。

この度解禁となった新場面写真では、主人公アイリスが友人ケイティ、そして亡き妻との再会を願うニールとともに、地下室へと続く暗い階段を降り、“女”が潜む禁忌の領域へ足を踏み入れていく姿が捉えられている。さらに、麻布を被った“女”の異様なシルエットや、炎に包まれた人物の凄惨な姿も映し出され、死者を呼び戻す行為がもたらす代償と、そこに待ち受ける底知れぬ恐怖がより鮮烈に浮かび上がる。

『HOLE/ホール 呼び戻したら、戻れない』は、12月4日(金)より新宿ピカデリーほか全国公開。

『HOLE/ホール 呼び戻したら、戻れない』公式サイト

【STORY】
地下に潜む“それ”との再会が、受け継がれた闇を呼び覚ます。
父の死後、異国ベルリンで古いパブ〈Queen’s Head〉を相続したアイリス。疎遠だった父がなぜ自分を捨てたのか──その答えを求めて店を訪れた彼女は、地下に潜む “女” と、歴代のオーナーを呪縛してきた恐るべき秘密を知る。その “女” は、訪れた者の望む 死者の姿へと変わり、二分間だけ会話を許す存在。父の死の真相、受け継がれた呪い、そして再会への禁断の誘惑。過去と向き合うために開いたその扉は、もう閉じることができない。暗闇は、彼女を、そして観客をも逃がさない。

製作総指揮:ロイ・リー 監督:アルベルト・コレドール
出演:フレイヤ・アーラン、ジェレミー・アーヴァイン、ルビー・バーカー、ピーター・マラン、アンネ・ミュラー
2023年/イギリス・ドイツ・アメリカ/英語/94分/カラー/シネマスコープ/原題:Baghead  hole-movie.com
提供:東北新社 配給:ポニーキャニオン © 2023 STUDIOCANAL SAS All Rights Reserved.

VG+編集部

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