あのヴィランの姿も『ファンタスティック4:ファースト・ステップ』特報映像が公開 | VG+ (バゴプラ)

あのヴィランの姿も『ファンタスティック4:ファースト・ステップ』特報映像が公開

©️2025 Marvel

『ファンタスティック4:ファースト・ステップ』初予告公開

2025年7月25日(金) の全米公開を予定している映画『ファンタスティック4:ファースト・ステップ』より、初の予告編となる特報映像が公開された。ファンタスティック・フォーの略称は「F4」だが、2月4日は英語で「February 4th」と表記され、「F4」と省略できることから同日に初映像が公開されたものと見られる。

なお、特報映像の公開と共に、これまで『ファンタスティック・フォー:ファースト・ステップス(原題)』と表記されていた邦題が『ファンタスティック4:ファースト・ステップ』となることが明らかになっている。日本での公開時期は2025年夏とされている。

『ファンタスティック4:ファースト・ステップ』の予告編は、1960年代の宇宙船打ち上げ風の演出でカウントダウンが行われた。1時間のカウントダウンの後、ついに映像が公開。新生ファンタスティック・フォーが姿を現した。

今回公開された予告編では、ロボットのハービーファンタスティックカーも登場。レトロフューチャーな雰囲気でMCU版『ファンタスティック・フォー』の世界を彩っている。ドラマ『ワンダヴィジョン』(2021) のような特殊な雰囲気をまとっていることからも、MCUのメインユニバースであるアース616とは違うユニバースが舞台である可能性もあるだろう。

また、終盤にはギャラクタスと思われる巨大な影が自由の女神を見下ろす姿も確認できる。映画『ファンタスティック4:ファースト・ステップ』でファンタスティック・フォーの敵となるのは、ギャラクタスとシルバーサーファーだ。ギャラクタスは惑星を喰らう宇宙レベルのヴィランで、ギャラクタスが使者として送るのがシルバーサーファーである。

MCUでは、シルバーサーファーことシャラ=バルをジュリア・ガーナーが演じる。これまで実写化されてきたシルバーサーファーはノリン・ラッドという男性のキャラクターだったが、シャラ=バルは女性のキャラクターで、原作ではノリン・ラッドの恋人という設定だ。コミックでも、アース9997ではシャラ=バルがシルバーサーファーになっている。

今回のティザー予告ではシルバーサーファーの姿は見られなかったが、ギャラクタスという大物が地上までやってくることは確実になった。シルバーサーファーはどのような働きを見せるのだろうか。

念願のMCU版『ファンタスティック・フォー』

『ファンタスティック・フォー』は旧20世紀フォックスで2度映画化され、3作品が劇場で公開されている。2019年にマーベル・スタジオの親会社であるウォルト・ディズニー社が20世紀フォックスの買収を完了。旧20世紀フォックスが映像化の権利を保有していた『ファンタスティック・フォー』がMCUに合流することが発表された。

映画『ファンタスティック4:ファースト・ステップ』はMCU映画の第37作目で、フェーズ6の第1作目に位置付けられる。MCUでは、2025年2月14日(金) に『キャプテン・アメリカ:ブレイブ・ニュー・ワールド』、5月に『サンダーボルツ*』が公開され、MCU版『ファンタスティック・フォー』にバトンをつなぐ。

2026年には5月に『アベンジャーズ:ドゥームズデイ(原題)』、7月には『スパイダーマン4(タイトル未定)』が公開され、翌2027年5月に『アベンジャーズ:シークレット・ウォーズ(原題)』が公開される予定となっている。

映画『ファンタスティック4:ファースト・ステップ』の監督を務めるのはマット・シャックマン。映画『カットバンク』やドラマ『ワンダヴィジョン』(2020) を手がけてきた人物だ。音楽はMCU「スパイダーマン」三部作や『ソー:ラブ&サンダー』(2022) の音楽を手がけたマイケル・ジアッチーノが担当する。

『ファンタスティック4:ファースト・ステップ』では、ミスター・ファンタスティックことリード・リチャーズ役をペドロ・パスカル、インビジブル・ウーマンことスーザン・ストーム役をヴァネッサ・カービー、ヒューマン・トーチことジョニー・ストーム役をジョセフ・クイン、ザ・シングことベン・グリム役をエボン・モス=バクラックが演じる。

MCU映画『ファンタスティック4:ファースト・ステップ』は2025年7月25日(金) 全米公開。日本では夏公開予定。

20世紀フォックス版『ファンタスティック・フォー』は配信中。

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『ファンタスティック4:ファースト・ステップ』のポスターをめぐってはAI利用について議論が起きている。詳しくはこちらから。

MCUドラマ『デアデビル:ボーン・アゲイン』は3月5日配信開始。予告編はこちらから。

2月14日公開の映画『キャプテン・アメリカ:ブレイブ・ニュー・ワールド』のヴィランについての情報はこちらから。

GW日本公開の映画『サンダーボルツ*』の特報についてはこちらの記事で。

齋藤 隼飛

社会保障/労働経済学を学んだ後、アメリカはカリフォルニア州で4年間、教育業に従事。アメリカではマネジメントを学ぶ。名前の由来は仮面ライダー2号。 訳書に『デッドプール 30th Anniversary Book』『ホークアイ オフィシャルガイド』『スパイダーマン:スパイダーバース オフィシャルガイド』『スパイダーマン:アクロス・ザ・スパイダーバース オフィシャルガイド』(KADOKAWA)。正井編『大阪SFアンソロジー:OSAKA2045』の編集担当、編書に『野球SF傑作選 ベストナイン2024』(Kaguya Books)。
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