デッドプールとスパイダーマンがMCUで共演か?
『ローガン/LOGAN』(2017)でウルヴァリン役から引退したヒュー・ジャックマンが復帰するなど、多数のカメオ出演に観客が沸いた『デッドプール&ウルヴァリン』(2024)。マーベルにとって様々なユニバースを繋げる存在となったデッドプールと、チームアップしたいというキャラクターが登場した。
そのキャラクターとは『スパイダーマン:アクロス・ザ・スパイダーバース』(2023)に登場し、ムンバッタンで活躍していたスパイダーマン・インディアだ。実はデッドプールとスパイダーマン・インディアには共通点がある。それは声優を担当しているカラン・ソーニの存在だ。
カラン・ソーニはインド出身の俳優で、「デッドプール」シリーズではタクシー運転手のドーピンダーを演じている。ドーピンダーは『デッドプール&ウルヴァリン』にも登場しているキャラクターだ。
カラン・ソーニは印Time of Indiaでデッドプールとスパイダーマンのマルチバースチームアップの可能性について聞かれた。その質問に対してカラン・ソーニは「いつかは、間違いなくそうなると思います」と語り、「デッドプールとスパイダーマンはコミックの中で特別な関係にあります。それが映画のどこかで使われるでしょう。それは素晴らしいことだと思います」と付け加えている。
デッドプールはコミックの中でスパイダーマンと親しい仲のキャラクターだ。親しいと言ってもデッドプールが一方的に言っているだけなのだが、それでも深い間柄であることは事実だ。カラン・ソーニは実写映画でもデッドプールとスパイダーマンが共演する可能性について言及したのだ。
デッドプールは今後もチームアップしていく?
原作コミックではデッドプールはケーブルやスパイダーマン、キャプテン・アメリカなど、マーベルの人気ヒーローとチームアップしている。デッドプールのチームアップはシリーズ化するほど人気で、毎号違うヒーローとチームアップする『Deadpool Team-Up』というコミックも刊行されている。
『Deadpool Team-Up』の人気から、今後の「デッドプール」シリーズでデッドプールが様々なヒーローと共演する作品が制作され、デッドプールとスパイダーマン・インディアの共演が見られるかもしれない。そうなれば、第四の壁を破るデッドプールがスパイダーマン・インディアの俳優いじりをすることが容易に想像できる。
もしかすれば、マルチバース同士の衝突、通称“インカージョン”が描かれると考えられている2027年5月全米公開を予定の『アベンジャーズ:シークレット・ウォーズ(原題:Avengers: Secret Wars)』で、デッドプールとスパイダーマン・インディアはチームアップするかもしれない。
インディア・デッドプールにも期待?
『デッドプール&ウルヴァリン』には予告編でもわかる通り、マルチバースの様々なデッドプールが登場する。カラン・ソーニはインタビューでインド出身のデッドプールを演じたいかという質問にも答えた。
インディア・デッドプールなんて考えたこともありませんでした。それはすごくいいことだと思います。そうですね。つまり、それは素晴らしいことだと思います。スタジオが「インディア・デッドプールを演じたいですか?」って言ってくれたら嬉しいですよ。
スパイダーマン・インディアだけではなく、インディア・デッドプールの登場の可能性もある今後の「デッドプール」シリーズ。カラン・ソーニが演じる実写版スパイダーマン・インディアも気になるところだが、インディア・デッドプールにも惹かれる。
カラン・ソーニは今後もドーピンダーを演じ続けるのか、それとも新キャラクターを演じて新境地に挑むのか。「デッドプール」シリーズのMCU入りによるカラン・ソーニの今後の活躍に注目していきたい。
主演と監督も『スパイダーマン:アクロス・ザ・スパイダーバース』を鑑賞済み
これらの回答は「スパイダーマン:スパイダーバース」シリーズと「デッドプール」シリーズの両方に出演しているカラン・ソーニだからこそできる前向きな回答だ。また、『デッドプール&ウルヴァリン』の撮影中、監督のショーン・レヴィと主演のライアン・レイノルズが『スパイダーマン:アクロス・ザ・スパイダーバース』を観賞していたことも続けて語った。
『デッドプール&ウルヴァリン』を撮影していたとき、ライアン・レイノルズは監督のショーン・レヴィと一緒に『スパイダーマン:アクロス・ザ・スパイダーバース』を観賞しに行って、とても気に入ってくれたんです!
ライアン・レイノルズとショーン・レヴィはたくさん話してくれましたし、とても親切だったから、間違いなく『スパイダーマン:アクロス・ザ・スパイダーバース』についてよく理解してくれていますよ。
監督であるショーン・レヴィはもちろんのこと、デッドプール役のライアン・レイノルズは『デッドプール&ウルヴァリン』で主演と脚本、製作(プロデューサー)の三役を務めている。以上のことから、カラン・ソーニがデッドプールとスパイダーマン・インディアの共演に期待していることはスタジオ側も知っているのではないだろうか。これには期待が膨らむ。
『デッドプール&ウルヴァリン』は全国の劇場で公開中。
デッドプールとスパイダーマンの関係もまとめて紹介! デッドプール30周年の歴史を振り返るムック本『デッドプール 30th Anniversary Book』は発売中。
『デッドプール&ウルヴァリン』のオリジナル・サウンドトラックは発売中。
『デッドプール』『デッドプール2』は2枚組のBlu-rayコレクションが発売中。
ダニエル・ウェイ&スティーブ・ディロンによるコミック『デッドプール VS. ウルヴァリン』は、吉川悠による邦訳版が発売中。
「スパイダーバース」シリーズの制作の裏側が掲載されているオフィシャルガイドは、カドカワムックより発売中。
『スパイダーマン:スパイダーバース』と『アクロス・ザ・スパイダーバース』は、4K ULTRA HD&ブルーレイセットが発売中。
Source
Time of India
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