「エイリアン」シリーズ最新作『エイリアン:ロムルス』
SFホラーの金字塔「エイリアン」シリーズ最新作である『エイリアン:ロムルス』が、2024年9月6日(金)に全国の劇場で公開される。サソリに似た怪物“フェイスハガー”が顔に飛びついて卵を産み付け、その後、繭にされた人間の胸を突き破ってエイリアンの幼体“チェストバスター”が登場、そして禍々しい成体“ゼノモーフ”に成長する演出とエイリアンの造形には誰もが一度は恐怖を抱いたことがあるだろう。
「エイリアン」シリーズは2004年から2470年というとても長いスパンの時代設定で繰り広げられる物語だ。『エイリアン:ロムルス』は第1作『エイリアン』(1979)の続編かつ、『エイリアン2』(1986)の前日譚に当たる映画だ。第1作『エイリアン』の時代設定は2122年、『エイリアン2』の時代設定は2179年である。つまり、『エイリアン:ロムルス』はその間の57年間で起きた出来事が描かれることになる。
『エイリアン:ロムルス』のあらすじは?
人生のどん底にいる6人の若者たち。彼らは過酷な労働環境から脱出するという一縷の望みにすがり、宇宙ステーション”ロムルス”に足を踏み入れる。しかし、それが悲劇のはじまりだった。ロムルスはエイリアン”ゼノモーフ”の巣窟となっていたのだ。
第1作『エイリアン』では鉱石を積んだ貨物船の乗員たちが主人公だったが、『エイリアン:ロムルス』の主人公たちは貧しい鉱山労働者である。公式サイトで謳われている「広大な宇宙の密室で起こる究極のサバイバル・スリラー」とは、ゼノモーフに襲われることだけではなく、ゼノモーフに襲われる状況でも貧困を理由に逃げることができないことも意味していると考察できる。
ゼノモーフは凶暴で人間より強いだけではなく、その血液は強酸性で浴びれば致命的な大火傷を負う。そのため、ゼノモーフへの攻撃は不可能に近い。凶暴なゼノモーフに追われながら、反撃も許されない状況下で『エイリアン:ロムルス』の主人公達はどのように立ち向かうのだろうか。
信頼の制作陣と新進気鋭のキャストたち
『エイリアン:ロムルス』のメガホンを取るのは「ドント・ブリーズ」シリーズで監督を務めたフェデ・アルバレスだ。本作でフェデ・アルバレスは監督だけではなく、脚本と製作総指揮も務めている。製作には第1作『エイリアン』の監督を務めたリドリー・スコットも参加しており、フェデ・アルバレスとリドリー・スコットのタッグに期待が高まる。
主人公のレインを演じるのは『パシフィック・リム: アップライジング』(2018)や『シビル・ウォー アメリカ最後の日』(2024)に出演するケイリー・スピーニーだ。『マダム・ウェブ』に出演したイザベラ・メルセードも出演する。
他にもデヴィッド・ジョンソン、アーチー・ルノー、スパイク・ファーン、アイリーン・ウーなど新進気鋭の俳優たちが、希望を持って宇宙ステーション“ロムルス”に乗船するメンバーを演じる。
日本語版吹替声優も豪華なキャストに
彼女たちの日本語吹替声優も非常に豪華なキャストが起用されている。主人公のレイン役には「ソードアート・オンライン」シリーズでアスナ役を演じる戸松遥、レインと共にロムルスに乗り込むナヴァロ役の吹替声優はアニメ『ジョジョの奇妙な冒険 ストーンオーシャン』(2022-2023)で空条徐倫を演じるファイルーズあいが務める。
レインの元恋人タイラー役はアニメ『僕のヒーローアカデミア』(2016-)で飯田天哉を演じる石川界人、タイラーの従兄弟ビヨン役は『ウルトラマンZ』(2020)でウルトラマンゼットを演じる畠中佑が起用されている。また、タイラーの妹ケイ役は内田真礼、レインの相棒のアンドロイド・アンディ役は内田雄馬が務める。内田姉弟の共演も楽しみだ。
第1作『エイリアン』と第2作『エイリアン2』の間に何が起きていたのか、それについて、新進気鋭のキャストと豪華な日本語版吹替声優で描かれることになる『エイリアン:ロムルス』。2024年の秋は『エイリアン:ロムルス』に注目だ。
『エイリアン:ロムルス』は2024年9月6日(金)より全国の劇場で公開。
「エイリアン」シリーズBlu-rayコレクションが現在発売中。
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