ネタバレ考察 実写『ONE PIECE』シーズン2 ドラマオリジナル要素とシーズン3への伏線を公式が解説 スモーカーはなぜ…? | VG+ (バゴプラ)

ネタバレ考察 実写『ONE PIECE』シーズン2 ドラマオリジナル要素とシーズン3への伏線を公式が解説 スモーカーはなぜ…?

(c)尾田栄一郎/集英社

“実写ワンピ”シーズン2配信開始

尾田栄一郎の世界的人気漫画をNetflixで実写ドラマ化した『ONE PIECE』より、シーズン2が2026年3月10日より世界独占配信を開始した。配信早々大きな話題を呼んでおり、既に制作が発表されているシーズン3へ向けての期待も高まっている。

実写『ONE PIECE』シーズン2の配信開始と時を同じくして、Netflix公式メディアのTudumでは、そのラストの展開についてオフィシャルな解説が発表されている。今回は、その内容をネタバレありで解説および考察していこう。以下の内容はドラマ『ONE PIECE』シーズン2最終回第8話のネタバレを含むため、ご注意を。

ネタバレ注意
以下の内容は、ドラマ『ONE PIECE』シーズン2の内容に関するネタバレを含みます。

実写『ONE PIECE』シーズン2 ラストはどうなった?

記録されていた通話

実写版『ONE PIECE』シーズン2の注目ポイントは、麦わらの一味の旅と同時進行で海軍のスモーカー大佐とたしぎのストーリーが描かれたことだ。スモーカーとたしぎはルネス島の海軍通信基地へ出向き、Mr.11&ミス・サーズデーと戦うことになる。

ここでスモーカーとたしぎは、Mr.0とサンジの通話記録を発見する。シーズン2第5話のリトルガーデン編でMr.3の拠点にたどり着いたサンジが、かかってきた電伝虫に応答した時のものだ。

シーズン2第5話でMr.0は「海軍に嗅ぎつけられた」と話しており、海軍の通信基地で通信が傍受されていることに気づいていたようである。Mr.0とMr.プリンスのやり取りは音声を変えて行われていたが、通信基地では元の声が記録されている。

通話ではサンジは当初、Mr.3になりすましていたが、後処理係のアンラッキーズが送られたことでなりすましを諦め、Mr.0に対し「Mr.プリンス」を名乗っている。アンラッキーズが倒されたことでMr.0は怒りをあらわにし、「麦わらの一味はビビ王女を船に乗せたことを後悔する」と警告したのだった。

スモーカーとたしぎが得た情報

『ONE PIECE』シーズン2最終回の終盤では、スモーカーらはこのやり取りの断片のみを耳にすることになる。Mr.11とミス・サーズデーの任務は海軍の通信基地に出向き、海兵を排除、通信を記録していた電伝虫を破壊してバロック・ワークスの秘密を守ることだったのだろう。

だから、スモーカーが見つけた電伝虫は破壊されており、スモーカーが復元できたのは通話の一部でしかなかった。Mr.11が入っていた通り、Mr.11とミス・サーズデーは任務を達成したのだ。

スモーカーとたしぎは、復元した音声の一方が麦わらの一味のメンバーであることに気が付く。シーズン2第1話ではサンジは、ゾロの前に現れたたしぎを見て「怒った元カノ? (Angry ex?)」と発言、ルフィと共にスモーカーと交戦する中でスモーカーにも声を聞かれている。

しかし、残っていたMr.0とサンジのやり取りは、「それが上司への口の聞き方か」「失礼しましたMr.0」「海軍に嗅ぎつけられた」「アンラッキーズが向かっている」「麦わらの一味がビビ王女を連れて」という途切れ途切れの内容だった。

「麦わらの一味がビビ王女を連れて」という言葉は、Mr.0が通話相手がMr.3ではないと分かった後に警告の意味で「麦わらの一味はビビ王女を船に乗せたことを後悔する=The Straw Hat Pirates will regret ever taking Princess Vivi on board.」と言った言葉の中から、「The Straw Hat Pirates will」「taking Princess Vivi」の部分だけが残ったものだ。

このやり取りを聞いたスモーカーとたしぎは、バロック・ワークスと麦わらの一味がアラバスタに向かっていると判断。スモーカーはガープからアラバスタの王女が失踪しているという情報をシーズン2第2話で聞いている。

公式が明かしたシーズン2ラストの意味

スモーカーの“誤解”

このドラマ『ONE PIECE』シーズン2第8話終盤の展開について、Netflix公式メディアのTudumでは、シーズン2で脚本、製作総指揮、共同ショーランナーを務めるジョー・トラッツの解説を紹介している。曰く、スモーカーとたしぎの二人は断片的な情報を得て、「誤った結論」に至ったのだという。

スモーカーとたしぎが録音を聴いて、麦わらの一味とサー・クロコダイルが結託していると考えるのは、それほど飛躍した発想ではありません。その誤解はシーズン3に繋がっていくことになります。正しい情報に近づきながらも、偏見によって麦わらの一味が敵ではないということ気がつけないのです。

つまり、Mr.0とサンジの会話の断片を聞いたスモーカーとたしぎは、バロック・ワークスと麦わらの一味が繋がっていると考えたということだ。確かに、録音の前半はサンジがMr.3になりすましていたため、「上司と部下」のやり取りに聞こえる。

さらに、シーズン2第2話ではガープはスモーカーにビビ王女の失踪について、「誘拐された」と自身の見解を述べていた。だからスモーカーは、動乱の中にあるアラバスタの王女ビビを麦わらの一味が誘拐したと考えたのだろう。

実際には、ビビはバロック・ワークスのトップの正体を掴むためにイガラムと共にバロック・ワークスに潜入していた。正体がバレたところでルフィたちに助けられ、ルフィたちはアラバスタまで行ってビビを苦しめる奴らを倒すと約束したのだ。ガープは王女まさかそんなことをするとは思いもせず、スモーカーは王女が自らの意思で海賊船に乗るはずがないと思い込んでいる。

スモーカーの“思い込み”の背景には、ローグタウンの処刑台でルフィが笑った姿を見たこと、革命軍のドラゴンがルフィを助けたことが影響している。スモーカーはガープと面会した時に、ルフィが「第二のゴールド・ロジャーになり得る」とまで言っており、麦わらの一味に対して強い警戒心を持っていることが分かる。

ドラマオリジナル要素に注目

興味深いのは、ジョー・トラッツが、スモーカーの麦わらの一味に対する誤解が「シーズン3に繋がっていく」と発言していることだ。Mr.0を追うルフィ、ルフィを追うスモーカー、つまりバロック・ワークス、麦わらの一味、海軍による三つ巴の展開がシーズン3では描かれることになりそうだ。

同時に、海軍の中の緊張関係も注目ポイントの一つだ。ルフィを追いたいスモーカーに対し、ガープは世界の均衡を揺るがすようなより大きな問題に対処したいと考えている。だがスモーカーはそんなガープに対して「孫を守りたい気持ちは分かります」と、孫であるルフィへの対応に手心を加えているのではないかと訝しがっている。

また、スモーカーはバロック・ワークスと麦わらの一味の”繋がり”を認識した後も、「ガープも証拠を掴むまではこいつ(Mr.0)の正体を明かさない」「海軍の根幹を揺るがしかねない」と、海軍という組織に対する警戒心を持ち続けている。自分の正義を貫くスモーカーとたしぎの組織内での立ち回りにも注目だ。

なお、スモーカーとたしぎがMr.0とMr.プリンスのやり取りを聞いてバロック・ワークスと麦わらの一味の繋がりを疑うのは、実写『ONE PIECE』のオリジナル要素だ。一方で、バロック・ワークスをワポルが支援しており、Mr.0がワポルに悪魔のみを与えたという設定も実写ワンピで導入された設定だ。

海賊間の繋がりや海軍内の緊張関係がより詳細に描かれた実写版『ONE PIECE』シーズン2。シーズン3の展開にも期待しよう。

ドラマ『ONE PIECE』はシーズン1とシーズン2がNetflixで独占配信中。

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Source
Tudum

ドラマ『ONE PIECE』シーズン2の解説&感想はこちらから。

シーズン1第1話のネタバレ解説&考察はこちらの記事で。

 

【ネタバレ注意】実写ドラマ『今際の国のアリス』シーズン3の解説&感想はこちらから。

【ネタバレ注意】『イクサガミ』シーズン1の解説&感想はこちらから。

【ネタバレ注意】『ストレンジャー・シングス』シーズン5の解説&感想はこちらから。

【ネタバレ注意】『イカゲーム』シーズン3ラストの解説&感想はこちらから。

齋藤 隼飛

社会保障/労働経済学を学んだ後、アメリカはカリフォルニア州で4年間、教育業に従事。アメリカではマネジメントを学ぶ。名前の由来は仮面ライダー2号。 訳書に『デッドプール 30th Anniversary Book』『ホークアイ オフィシャルガイド』『スパイダーマン:スパイダーバース オフィシャルガイド』『スパイダーマン:アクロス・ザ・スパイダーバース オフィシャルガイド』(KADOKAWA)。正井編『大阪SFアンソロジー:OSAKA2045』の編集担当、編書に『野球SF傑作選 ベストナイン2024』(Kaguya Books)。
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