『インサイド・ヘッド3』制作は「疑いようない」
ピクサーの人気シリーズ「インサイド・ヘッド」の第3作目の計画は既定路線で進められているようだ。米The Directが『インサイド・ヘッド2』(2024) の共同脚本を手がけたピクサーのデイヴ・ホルスタインへの取材での独占情報として報じている。
取材の中でデイヴ・ホルスタインは、「どこかのタイミングで3作目が作られることは疑いようのないこと」と語り、『インサイド・ヘッド3』の内容についてのブレインストーミングは行われたかという問いにこう答えたという。
えぇ、最低限はね。私たちはまだ2作目の余韻に浸っているところです。しかし、どこかのタイミングで3作目が作られることは疑いようのないことです。願わくば、4作目から6作目、7作目、8作目と「インサイド・アウト」が続いてほしいと思っています。
更にデイヴ・ホルスタインは、「インサイド・アウト」の主人公ライリーが「フランチャイズのエンジン」であると表現し、ライリーが人生の新しいフェーズに入るごとに変化が起きると語っている。脚本家にとっては常に新たな材料が与えられる魅力があるといい、特にシリーズを続けやすい作品であることを認めている。
また、『インサイド・アウト2』に入れられなかった感情として、他人の不幸を喜んでしまう「シャーデンフロイデ」などの存在も挙げている。シリーズに登場させる感情にはまだまだ候補があるようだ。
ピクサーを代表するフランチャイズに
2015年に公開された映画『インサイド・ヘッド』は、ライリーの頭の中に生まれたヨロコビ、カナシミ、イカリ、ムカムカ、ビビリを通して子どもの心の動きを描き出し、全世界興収8億5,000万ドル超の大ヒットを記録。2024年に公開された続編『インサイド・ヘッド2』は第1作目を約2倍にあたる興行収入16億9,900万ドル超という空前のメガヒットを記録している。日本でも2作連続で40億円超のヒットを記録した。
また、「インサイド・ヘッド」シリーズは『インサイド・ヘッド2』が公開されたことで、ピクサーでは6作目の長編映画フランチャイズになった。その中で、第3作目の長編映画が公開されたのは「トイ・ストーリー」と「カーズ」のみ。「Mr.インクレディブル」シリーズも第三弾が計画されており、3作目が公開された作品は、名実ともにピクサーを代表する作品になっている。
「トイ・ストーリー」
「モンスターズ・インク」
「ファインディング・ニモ」
「Mr.インクレディブル」
「カーズ」
「インサイド・ヘッド」
『インサイド・ヘッド2』では思春期に差し掛かったライリーに、シンパイ、イイナー、ハズカシ、ダリィという新たな感情が芽生える。ライリーがアイスホッケーチームのキャンプに参加して新たな一歩を踏み出す中、子どもの頃からの感情と新たな感情が対立。感情達は再び大冒険を経てライリーの成長を支えることになる。
ライリーが新たなステージに進むごとに新たな展開が期待できる「インサイド・ヘッド」シリーズ。『インサイド・ヘッド3』ではどんな物語と感情が描かれることになるのか、続報を待とう。
映画『インサイド・ヘッド2』はディズニープラスで配信中。
『インサイド・ヘッド2』4K UHD + ブルーレイ セットは発売中。
Source
The Direct
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