『ハウス・オブ・ハークネス』刊行開始
米マーベル・コミックより、新シリーズ『ハウス・オブ・ハークネス(原題:House of Harkness)』の第1号が2024年8月28日に刊行された。マーベルのデジタルコミックブランドであるInfinity Comicsの作品としてリリースされており、ライターをプリティ・チッパー、ペンシラーをジョディ・ニシジマ、シリーズアーティストをジョディ・ニシジマと瑞島キイチが務める。英語版はMarvel Unlimitedのアプリで読むことができる。
『ハウス・オブ・ハークネス』では、16歳のアガサ・ハークネスの家族が運営する全寮制の魔法学校“ハウス・オブ・ハークネス”を舞台に、そこに入学してきた16歳のワンダ・マキシモフの物語が描かれる。天性の魔法の才能を持つワンダだが、アガサが君臨する世界で困難に直面することになるという。ドラマ『ワンダヴィジョン』(2021) で対決した二人は、魔法学校でもライバルとしての関係を築くようだ。
『ハウス・オブ・ハークネス』には、ロキ、ドクター・ストレンジことスティーヴン・ストレンジ、ニコ・ミノル、ドクター・ヴードゥーことジェリコ・ドラム、モーガン・ル・フェイ、そしてワンダの兄のピエトロらが登場。マーベルファンにはお馴染みの面々が魔法学校という舞台で新たな解釈を加えて描かれる。
米マーベル公式では、ライターのプリティ・チッパーは、ジョディ・ニシジマと瑞島キイチのイラストについて、「空気に命を吹き込めるだけでなく、完璧な表現でセリフを着地させ、視覚的なギャグをワードドキュメントからコマの中へと取り出す方法を熟知しているので、いつも魅了されます」とコメントしている。ちなみにプリティ・チッパーによると、『ハウス・オブ・ハークネス』にはロマンスも用意されているという。
ロキにも注目
米マーベル公式が公開したコンセプトイラストでは、ワンダ、アガサ、ストレンジ、ロキの姿が確認できる。ワンダには「制服はたいていきちんと着用している」とメモ書きがあるのに対し、ロキには「制服はたいてい着崩している」とメモが加えられている。
ワンダとロキといえば、MCUでもフランチャイズを代表する魔法使いだ。MCUではすっかり別々の道を歩むことになったワンダとロキだが、ティーネイジャーの二人がどのような絡みを見せるのかという点にも注目したい。
なお、ロキ関連ではドラマ『ロキ』(2021-) に登場したTVAを舞台にしたリミテッドシリーズ『TVA』が2024年12月より刊行される。詳しくはこちらから。
『ハウス・オブ・ハークネス(原題:House of Harkness)』の英語版は、2024年8月28日よりMarvel Unlimitedで配信中。
ダニエル・キブルスミス&ジャン・バザルデュアのコミック『ロキ:地球に落ちて来た神』(吉川悠 訳) は発売中。
Source
Marvel.com
9月19日配信開始のドラマ『アガサ・オール・アロング』の見どころはこちらから。
『アガサ・オール・アロング』に続く『ワンダヴィジョン』のスピンオフドラマ『ヴィジョン・クエスト(仮題)』にはワンダも登場すると言われている。詳しくはこちらから。
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