第46回日本SF大賞発表! 大賞に伊藤典夫『伊藤典夫評論集成』、特別賞は『機動戦士Gundam GQuuuuuuX』が受賞 | VG+ (バゴプラ)

第46回日本SF大賞発表! 大賞に伊藤典夫『伊藤典夫評論集成』、特別賞は『機動戦士Gundam GQuuuuuuX』が受賞

©️Kokushokankokai

第46回日本SF大賞発表

日本SF作家クラブが主催する日本SF大賞の第46回受賞作品が発表された。最終候補となったのは、以下の5作品。

第46回日本SF大賞最終候補
『アポカリプスホテル』(TVアニメーション)
伊藤典夫『伊藤典夫評論集成』(国書刊行会)
『機動戦士Gundam GQuuuuuuX』(TVアニメーション)
藤井太洋『マン・カインド』(早川書房)
人間六度『烙印の名はヒト』(早川書房)

そして、第46回日本SF大賞を受賞したのは、伊藤典夫『伊藤典夫評論集成』(国書刊行会)。また、『機動戦士Gundam GQuuuuuuX』(スタジオカラー、サンライズ)に特別賞が贈られた。功績賞は故・紀田順一郎氏に贈られた。

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第46回日本SF大賞は、2024年9月1日から2025年8月31日までに発表された作品や出来事が対象。以下の5作品が最終候補に選出され、2026年2月1日に大森望、北原尚彦、図子慧、林譲治、ひかわ玲子からなる5名の選考委員による選考会が行われた。

授賞式は4月11日(土)〜12日(日)に代官山 蔦屋書店にて開催されるイベント「SFカーニバル」内での開催が予定されている。

第46回日本SF大賞発表記者会見

選考会での声

発表記者会見では、第22代日本SF作家クラブ会長の井上雅彦氏が選考会で出た意見を紹介。伊藤典夫『伊藤典夫評論集成』は全員一致で早々と対象に選ばれたという。井上会長は同作を「日本のSFの歴史そのものが書かれている本」と紹介し、選考会では「この一冊に書かれたことがなければ今のSFはなかったのではないか、歴史的な重みで考えればやはりこれ」「作家としてどう生きるべきかということもこの本から学べる」「あまりにも別格」といった声があがったという。選考の詳しい内容については、毎年刊行される選評冊子に収録される予定だ。

また、特別賞を受賞した『機動戦士Gundam GQuuuuuuX』については、これまでのシリーズをマルチバースといった要素を通してSFとしてまとめ上げたこと、賛否両論はあったが、人々が同作について話し合う熱量、「機動戦士ガンダム」に対しての熱量を特別賞授与の理由とした。

二年連続で選考会の司会を務めた日本SF作家クラブの井上会長は、記者から本年度の特徴や印象に残った点について聞かれ、小説では長編作品のみのノミネートとなったことを挙げた。一方で、選考会では、候補作に対して「長編にしても尺が短いのではないか」という意見もあったとして、井上会長は「大長編を世に送り出す出版体制も必要になってくるのでは」と語った。

受賞作については、日本SFの歴史に関わるものが大賞を受賞し、「日本SFの歴史を振り返りたいという若い人にとっても必要な書籍だ」と太鼓判を押した。「機動戦士ガンダム」についても歴史があり、日本SFの長い歴史が結実した年だったのではないかとしている。

功績賞の紀田順一郎氏についても、井上会長は「亡くなられたことは非常に残念だが、これまでのSF・ファンタジーの歴史をここで改めて読者の皆さんにご提示できる」と、授賞の意義に触れている。

第45回日本SF大賞の結果

大賞
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特別賞
『機動戦士Gundam GQuuuuuuX』(スタジオカラー、サンライズ)

功績賞
紀田順一郎


第46回日本SF大賞 結果発表 (日本SF作家クラブ)

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