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「世界の中心で愛を叫んだけもの」のハーラン・エリスンが逝去。マーベル、DCも哀悼

6月27日、SF界の巨匠、ハーラン・エリスンが逝去した。エリスンは、短編小説「世界の中心で愛を叫んだけもの」(1969) などで知られる。SF御三家の一人であるアイザック・アシモフらと親交があった、まさにSF界のレジェンドの一人。SF最高賞に当たるヒューゴー賞とネビュラ賞をそれぞれ複数回受賞し、ミステリー賞のエドガー賞も複数回受賞している。

エリスンの作品は、幅広いジャンルのクリエイターに大きな影響を与えた。「世界の中心で愛を叫んだけもの」は、ドラマ・映画化され大ヒットした片山恭一の小説『世界に中心で愛を叫ぶ』(2001)や、庵野秀明監督のテレビアニメ『新世紀エヴァンゲリオン』(1995-1996)の最終話「世界の中心でアイを叫んだけもの」のタイトルの元となった。小説に止まらず、コミックやテレビシリーズの脚本も数多く手がけており、各界からの哀悼メッセージが相次いでいる。

各界から相次ぐ哀悼

いち早く哀悼のメッセージを表明したのは、スタートレック。エリソンは、シリーズ最高作とも言われる「The City on the Edge of Forever(邦題:危険な過去への旅)」の脚本を手がけ、ヒューゴー賞の映像部門賞を受賞している。

マーベルコミックも哀悼の意を表明。「インクレディブル・ハルク #140」をはじめ、ハルクやアベンジャーズシリーズを手がけたことを紹介した。


DCコミックスは追悼記事を公開。エリソンが手がけ、2014年に発刊された「Batman ’66: The Lost」などを紹介している。

小説家、映画監督も続々哀悼

『IT/イット “それ”が見えたら、終わり。』(2017)の原作者で、ホラー小説界の巨匠・スティーヴン・キングは、自身のツイッターで、独特の表現を用いてエリスンへの哀悼と敬意を表した。

ハーラン・エリソン。アメリカ文学において、彼以上に優れた作家はいなかった。これからもそうだろう。怒りに満ちていて、可笑しくて、雄弁で、偉大な才能だった。もし、あの世があるとしたら、ハーランはもうやることをやって、名前を残してるだろう。

by スティーブン・キング

 

『シェイプ・オブ・ウォーター』(2017)で今年度のアカデミー賞作品賞・監督賞を受賞したギレルモ・デル・トロ監督は、上記のスティーブン・キングのツイートをリツイート。その上で、あまり知られていないエリソンの名作を紹介している。

SF界のみならず、人々に愛された巨匠の死。しかし、彼が生きた証は作品として残り、これからも人々の心に残り続けていくだろう。

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