なぜ、悪役に心惹かれるのか? ヴィランの魅力に迫る特集を開催! | VG+ (バゴプラ)

なぜ、悪役に心惹かれるのか? ヴィランの魅力に迫る特集を開催!

あなたの好きなヴィランは誰? 特集「ヴィラン」開催

SFのウェブマガジン Kaguya Planet より、2025年4月〜6月の予定を発表します。4月には、東京の下町を舞台にしたSF短編小説を配信します。そして、5月・6月には、特集「ヴィラン」を開催します。あなたの好きなヴィランは誰ですか? そのヴィランにはどんな魅力がありますか? 「なぜ、悪役に心惹かれるのか?」をテーマに、ヴィランの魅力に迫ります。また2025年7月には、ウェブマガジンで配信した下町SFとヴィランSFにくわえて、ヴィランにまつわるブックレビューやコラムを収録したマガジンを刊行予定です。

Kaguya Planetは、毎月SF短編小説を配信しているSFのウェブマガジンです。

掲載した作品は、三ヶ月に一回、マガジン『Kaguya Planet』として刊行します。

Kaguya Planetの会員になると、配信している短編小説を先行公開に読むことができたり、マガジン『Kaguya Planet』が無料で届いたり、イベントに割引価格で参加できたり……魅力的な特典が盛りだくさん!

Kaguya Planetについて詳しく知る

東京・下町を舞台にしたSF作品

4月のKaguya Planetでは、東京の下町を舞台にしたSF短編小説を掲載。こちらは『トウキョウ下町SFアンソロジー:この中に僕たちは生きている』(Kaguya Books)との連動企画です。下町にゆかりのある作家たちによる、下町への強火の愛に満ちた7本の短編小説を収録している『トウキョウ下町SFアンソロジー』ですが、今回Kaguya Planetで掲載する下町SF短編小説の執筆者である覆面作家・疎笠消去史さんも下町にゆかりのある作家です。下町への愛と人類の未来への祈りに満ちた作品、どうぞお楽しみに。アンソロジーとは独立した作品ですので、未読の方もお楽しみいただけます。

社会評論社
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Kaguya Planet

悪役の魅力に迫る、特集「ヴィラン」開催

《スター・ウォーズ》のダース・ベイダー、ヒース・レジャー演じるジョーカー、『リトル・マーメイド』のアースラ、『千と千尋の神隠し』の湯婆婆、MCUのロキ……。一世を風靡したSF・ファンタジー映画の中にはときとして、とても魅力的なヴィラン(悪役)がいます。正義のために戦うヒーローよりも、目的のためなら人を騙し、人を殺すことだっていとわないヴィランの方が気になる。そんな経験、皆さんにもありませんか?

『マレフィセント』や『ハーレイ・クインの華麗なる覚醒 BIRDS OF PREY』そして現在映画が公開中の『ウィキッド ふたりの魔女』のように、ヴィランの物語をヴィランの側から語り直すコンテンツも少しずつメジャーになってきているように思います。

社会に求められる規範にハマることができずにまわりから悪い奴であることにされてしまったヴィラン、社会の中で虐げられてきたがゆえに復讐の鬼になったヴィラン、清く正しく可哀想なマイノリティ像への反抗としてのヴィラン……。ヴィランに心を惹かれる理由の一つは、圧倒的な強さや賢さや狡猾さによって、社会の抑圧や規範をぶっ壊して私たちをエンパワメントしてくれるからではないでしょうか。

Kaguya Planetのヴィラン特集では、そんなヴィランたちの魅力に迫りたいと思います。5月・6月に会員向けに公開される、ヴィランの出てくるSF短編小説をお楽しみに。また、特集「ヴィラン」では読者投稿コーナーを開設。以下のフォームから、あなたの好きなヴィランと、その魅力を教えてください!

読者投稿フォーム

下町SFと、特集「ヴィラン」の掲載作品を読むには

①Kaguya Planetの会員になる

Kaguya Planetの会員になると、4月〜6月に掲載される作品をいち早くウェブ上で読むことができます。また、会員のプランに応じて、マガジン『Kaguya Planet No.6 ヴィラン』が無料で送られてきます。Kaguya Planetの特典についてこちらに詳しく掲載しています。

Kaguya Planet

②マガジン『Kaguya Planet No.6 ヴィラン』を予約する

東京下町を舞台にしたSF小説、特集「ヴィラン」の掲載作品を収録したマガジン『Kaguya Planet No.6 ヴィラン』を2025年7月に刊行します。マガジンには、掲載した短編小説の他、皆様から集めた「あなたの好きなヴィランを教えてください」の回答、ヴィランに関連するコラムなどを掲載します。

マガジン『Kaguya Planet Np.6 ヴィラン』を予約する

マガジン『Kaguya Planet No.6 ヴィラン』の刊行に際して、ウェブマガジンKaguya Planetで配信したSF短編小説は、無料で公開する予定です。

今こそ、おじさんの話をしよう! 『Kaguya Planet 特集:おじさん』2025年4月25日刊行!

『Kaguya Planet』の最新号、特集「おじさん」が2025年4月25日に刊行されます。「今こそ、おじさんの話をしよう」をテーマに、マジョリティだからこそ語りにくい「おじさんとケア」や「おじさんの弱さ」について、SF的想像力とともに考える一冊です。参加している作家は、倉田タカシ、友田とん、ティファニー・シュエら。詳細はこちらから。

日本SF作家クラブ×韓国SF作家連帯〈日韓SF交換日記〉連載中

日本SF作家クラブと、韓国SF作家連帯(韓国科学小説作家連帯)による共同プロジェクト〈日韓SF交換日記〉をウェブマガジンKaguya Planetで連載しています。

〈日韓SF交換日記〉では、「韓国/日本女性SF」、「フェミニズムSFと韓国/日本のマンガ」、「韓国SFの歴史と傾向」、「闘病経験を作品に盛り込む」、「ハードSFとテクノロジー」、「SF作家になるまで/なってから」、「SFと詩」など、SF業界の話から個人的な話まで、様々なテーマについて両団体の作家がそれぞれ12名、執筆します。

SF好きはもちろん、韓国文学を愛する人にとっても、韓国の文化的背景を知ることができる楽しい企画となること間違いなし! ぜひお読みください。

Kaguya Planet

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「地方の表象を考える」開催

2025年4月22日(火)に、VGプラスのワークショップ「地方の表象を考える」を開催します。

「のどかで素朴な昔ながらの生活」や「都会にはない伝統的な文化・因習」といった、特定のイメージやステレオタイプで語られることも多い「地方」。「遅れている田舎/進んでいる都会」という単純化した表象に陥らず、美化したり偏見を助長したりすることもなく様々な土地で営まれている暮らしを誠実に描く、とはどういうことなのかを考えます。詳細はこちらから。

「パレスチナでのジェノサイドにフィクションはどう立ち向かうのか」、アーカイブ配信中

VGプラス・河出書房新社・講談社による合同企画「パレスチナでのジェノサイドにフィクションはどう立ち向かうのか」のアーカイブを2025年4月28日(月)23:59まで配信しております。登壇者は、作家の坂崎かおるさん、翻訳家の佐藤まなさんと山本薫さんです。

今この瞬間に進行しているジェノサイドや人権の重大な侵害に対‬して、フィクションが負うべき責任とは何か。当事者ではない者はどのような態度で、何を語ることができるのか。フィクションの作り手や紹介者、読み手には何ができるのか。‬登壇者の皆さんと一緒に、考えてみませんか。

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