『北海道SFアンソロジー(仮)』2025年秋刊行! 公募を開始します。
SF企業VGプラスが運営するレーベル、Kaguya Booksから2025年の秋に堀川夢・秋永真琴編『北海道SFアンソロジー(仮)』を刊行します。
『北海道SFアンソロジー(仮)』は、正井編『大阪SFアンソロジー:OSAKA2045』、井上彼方編『京都SFアンソロジー:ここに浮かぶ景色』、なかむらあゆみ編『巣 徳島SFアンソロジー』、トウキョウ下町SF作家の会編『トウキョウ下町SFアンソロジー:この中に僕たちは生きている』に続く、地域SFアンソロジーの第5弾です。このシリーズにはそれぞれ、その土地にゆかりのある編者と作家が参加しています。
『北海道SFアンソロジー(仮)』において、収録するSF短編小説を公募いたします。公募で採用された小説は、数名の作家による書き下ろしの作品と共にアンソロジーに収録されます。下記の要項をご確認の上、ぜひご参加ください。
『北海道SFアンソロジー(仮)』編者陣は……
『北海道SFアンソロジー(仮)』の編者は堀川夢さんと秋永真琴さん、アドバイザーは橋本輝幸さんです。
堀川夢さんはSFレーベルKAGUYAの編集者でブックキュレーター・翻訳者です。生まれてから20歳で上京するまでを北海道旭川市で過ごしました。SFのウェブメディアKaguya Planetや雑誌『Kaguya Planet』、井上彼方・紅坂紫編の書籍『結晶するプリズム 翻訳クィアSFアンソロジー』で英語・ドイツ語からの翻訳を手がけているほか、『週刊読書人』『本の雑誌』などに寄稿しています。
秋永真琴さんは北海道函館市出身で現在は札幌市在住の作家です。2009年、『眠り王子と幻書の乙女』でデビュー。その後『ワンド オブ フォーチュン』『怪物館の管理人』などのファンタジー小説を発表しています。2017年『行き先は特異点 年刊日本SF傑作選』に『古本屋の少女』が収録されました。また、2018年『一万年の午後 創元日本SFアンソロジー』に『ブラッド・ナイト・ノワール』が掲載されています。近年は青春小説も発表し、好評を博しています。
アドバイザーの橋本輝幸さんは北海道函館市生まれのSF書評家・研究家です。2008年から活動をはじめ、『SFマガジン』や『本の雑誌』、『TOKION』など、さまざまな媒体に寄稿しています。編著・共編著に『2000年代海外SF傑作選』『2010年代海外SF傑作選』、『中国女性SF作家アンソロジー 走る赤』があります。また、日本語・英語で世界のSF作品を紹介する『Rikka Zine』を主宰しています。
公募概要・応募要項
対象作品
アンソロジーの「コンセプト」に沿った、北海道を舞台にした広義のSF(ファンタジー、ホラーなども含む)。
※題材やテーマに指定はありません。「コンセプト」をふまえつつ、考えるべき問題や議論に向き合った作品や、SFの驚きに満ちた作品(もちろん、それらを兼ね備えた楽しい素敵な作品も!)をお待ちしております。
※ウェブ上や非商業同人誌など、いかなる媒体でも既に発表した作品は応募不可とします。
対象となる小説の舞台
北海道の実在する、あるいは過去に実在した場所。複数の場所や、北海道全土を舞台とすることも可。また、物語の一部に架空の市町村や実情と異なる状態が含まれることも可とする。
応募資格
北海道出身、あるいは北海道在住・居住歴がある方。
プロ・アマ問わずご応募いただけます。
文字数
10,000字程度
※スペース、ルビは文字数に含みません。
選考員
堀川夢、秋永真琴、Kaguya Books 編集部 、(アドバイザー)橋本輝幸
収録先
2025年初秋に刊行予定の『北海道SFアンソロジー(仮)』(Kaguya Books/社会評論社)
※採用された作品は、編集者との改稿作業を経て収録されます。
原稿料
書籍収録にあたっては規定の原稿料と印税が支払われます。
募集期間
2025年6月30日(月)〜2025年7月10日(木) 23:59
応募方法
募集期間に開設する応募フォームからご応募ください。
一人一作品まで。複数作品のご応募はご遠慮ください。
選考の結果発表
2025年7月下旬ごろ
選考結果の発表は、採用させていただいた作品の執筆者へのメール連絡とさせていただきます。
採用本数
1編程度
みなさまの素敵な作品のご応募をお待ちしております!
読者の皆さんも、書籍の詳細の発表を期待してお待ちください!
地域SFシリーズ、好評発売中!
Kaguya Booksでは、これまでに〈地域SFシリーズ〉として、下記の作品を刊行しています。それぞれの地域にゆかりある著者や編者を迎えて、「もしも」の力でその地域について考えたり、未来を想像したりする試みです。
『大阪SFアンソロジー:OSAKA2045』
編:正井
参加作家:北野勇作、玖馬巌、青島もうじき、玄月、中山奈々、宗方涼、牧野修、正井、藤崎ほつま、紅坂紫
判型:文庫版並製 ページ数:242ページ 本体価格:1500円+税
発売:社会評論社 ISBN:978-4-7845-4148-5
『京都SFアンソロジー:ここに浮かぶ景色』
編:井上彼方
参加作家:千葉集、暴力と破滅の運び手、鈴木無音、野咲タラ、溝渕久美子、麦原遼、藤田雅矢、織戸久貴
判型:文庫版並製 ページ数:240ページ 本体価格:1500円+税
発売:社会評論社 ISBN:978-4-7845-4149-2
なかむらあゆみ編『巣 徳島SFアンソロジー』
編:なかむらあゆみ
参加作家:前川朋子、田丸まひる、小山田浩子、久保訓子、田中槐、髙田友季子、竹内紘子、なかむらあゆみ、吉村萬壱
判型:A5判並製 ページ数:180ページ 本体価格:1800円+税
発売:あゆみブックス ISBN:978-4-9913313-0-5
『トウキョウ下町SFアンソロジー:この中に僕たちは生きている』
編:トウキョウ下町SF作家の会
参加作家:大竹竜平、桜庭一樹、関元聡、東京ニトロ、大木芙沙子、笛宮ヱリ子、斧田小夜
判型:文庫版並製 ページ数:248ページ 本体価格:1600円+税
発売:社会評論社 ISBN:978-4-7845-4152-2
北海道大学CoSTEP監修!『外来種がいなくなったらどうなるの?』特典つき先行予約受付中
北海道大学を舞台に、日本国内における外来生物をめぐる状況や顕在している問題とその解決について「もしも」の力で考えてみる本、『外来種がいなくなったらどうなるの?』の先行予約を開催しています。北海道大学CoSTEPが監修し、宮本道人さんが共編著者として参加している本書。先行予約の特典は刊行記念イベント(リアル、オンライン)への無料招待です。ぜひこの機会にご予約ください!
『外来種がいなくなったらどうなるの? SF思考で環境問題を考える』
外来種がいきなり消えたら混乱が起きる? 逆にいきなり倍増したら社会はどう変わる? 様々な「もしも」の世界を設定することで、簡単に答えがでない課題を多角的に考えてみよう。SF思考研究者と気鋭の科学技術コミュニケーターたちが送る、外来種問題を知るための入口となる一冊。
編著:宮本道人、古澤正三
監修:北海道大学CoSTEP
著:岩田健太郎、佐藤柊介、竹村昌江、中山小夏、西野沙織、福島彩夏
価格:1900円+税
判型:A5判並製
ページ数:160ページ(仮)
Cコード:C0045
ISBN:978-4-911294-05-5
発行・発売:Kaguya Books
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