今こそ、抵抗としての希望を語ろう 特集「ホープパンク」開催
SFのウェブマガジン Kaguya Planet より、2025年7月〜9月の特集テーマを発表します。7月〜9月の特集は「ホープパンク」です。ホープパンク的な小説を3編、ウェブマガジンに掲載するほか、掲載した小説にコラムやブックレビューを加えた『Kaguya Planet No.7 ホープパンク』を刊行します。
Kaguya Planetは、毎月SF短編小説を配信しているSFのウェブマガジンです。
掲載した作品は、三ヶ月に一回、マガジン『Kaguya Planet』として刊行します。
Kaguya Planetの会員になると、配信している短編小説を先行公開に読むことができたり、マガジン『Kaguya Planet』が無料で届いたり、イベントに割引価格で参加できたり……魅力的な特典が盛りだくさん!
より良い世界を思い描くために、SFの想像力を
Kaguya Planetでは、冷笑的な態度・他者への悪意・露悪・虚無主義(ニヒリズム)から脱却するため、抵抗としての希望・抵抗のための希望を語る特集「ホープパンク」を開催します。
ホープパンクとはもともと、アメリカのファンタジー作家アレクサンドラ・ローランドが提唱した言葉。残酷な冷笑主義やニヒリズムに満ちた世界で、その世界を諦めずに希望(ホープ)を語ることは一つの抵抗(パンク)であり、そのような姿勢をホープパンクと呼びます。Kaguya Planetのホープパンク特集では、これを「抵抗としての希望/抵抗のための希望」と翻訳し、ホープパンクなSF短編小説を3編掲載します。
構造を維持し個人に責任を押し付けるために持ち出される「思いやり」ではなく、ともに社会を変革していくための優しさを。絶望から生まれる諦めや投げやりではなく、より良い世界を描くための想像力を。隣人への不信ではなく、ともに暮らし続けるのための協働を。今・こことは違う世界を夢見ること、どんな世界でも希望を忘れないことが、この世界を変えていくための源になるように──。そんな願いとともにおおくりする、抵抗としての希望を描いた短編小説たち、どうぞお楽しみください。
7月の執筆者はカロリン・リューダースさん
7月のホープパンク特集では、カロリン・リューダースさんの短編小説を翻訳・掲載します。カロリン・リューダースさんは1993年生まれの作家で、ドイツ・ドルトムント在住の物理学者でもあります。Alien EroticonやAlien ContagiumといったSFアンソロジーや、本作が掲載されているクィアSFの雑誌Queer*Weltenにファンタジー小説を寄稿しています。またイラストも得意で、自分の作品のワンシーンを描いた作品の数々をInstagramなどで発表しています。
Queer*Weltenは、2020年に創刊され、年に2冊刊行されているドイツのクィア・フェミニズムSF雑誌です。各号ごとに特集テーマを設定し、短編小説の他、詩や戯曲、エッセイ、ブックレビューなど、様々なジャンルの文章が掲載されています。エディターのひとりで自身も作家であるあるユディト・C・フォークトは、自分の活動理念のひとつにホープパンクを挙げています。
翻訳を手がけるのは、これまでKaguya Planetで複数の作品の翻訳を手がけてきた堀川夢さん。堀川さんは1993年生まれ、北海道出身。編集者、ブックキュレーター、ライター。得意分野は海外文学。「岸谷薄荷」名義、「堀川夢」名義で翻訳を行なっており、ティファニー・シュエ「魚を釣るからそばにいて」(Kaguya Planet)などの翻訳を手掛けています。
8月の執筆者は水町綜さん
8月のホープパンク特集に短編を寄稿してくださるのは水町綜さん。水町さんは福岡県出身。『ハチェットマンズ・ディストーション』で第7回ハヤカワSFコンテスト最終候補に選出、宇宙でパーソナルカラー診断を行うお仕事小説「ヒュー/マニアック」で、第2回かぐやSFコンテストの最終候補に選出されています。
2022年に『新月/朧木果樹園の軌跡』(Kaguya Books)に「星を打つ」を寄稿してデビュー。「星を打つ」は齋藤隼飛編『野球SF傑作選 ベストナイン2024』(Kaguya Books)に選出されました。
2024年には『バトルシュライナー・ジョーゴ 崩壊編/黎明編/飛翔編』で、第12回ハヤカワSFコンテスト最終候補に選出されました。〈水色残酷事件〉というサークル名で同人誌を発行しています。近刊は『美味しんぼエッセイアンソロジー 恋愛編 ZigZagに恋して!』。SF作家の天沢時生さんとの対談「不良とパンクとSFと」がバゴプラに掲載されています。
特集「ホープパンク」の掲載作品を読むには
①Kaguya Planetの会員になる
Kaguya Planetの会員になると、7月〜9月に掲載されるホープパンク特集の作品をいち早くウェブ上で読むことができます。また、会員のプランに応じて、マガジン『Kaguya Planet No.7 ホープパンク』が無料で送られてきます。Kaguya Planetの特典についてこちらに詳しく掲載しています。
②マガジン『Kaguya Planet No.7 ホープパンク』を予約する
特集「ホープパンク」の掲載作品と、ホープ・パンクにまつわるブックレビューやコラムを収録したマガジン『Kaguya Planet No.7 ホープパンク』を2025年10月に刊行します。作品をより深く楽しみたい方や、ホープパンクについてより深く知りたい方はぜひご購入ください。
マガジン『Kaguya Planet Np.7 ホープ・パンク』を予約する
マガジン『Kaguya Planet No.7 ホープパンク』の刊行に際して、ウェブマガジンKaguya Planetで配信したSF短編小説は、無料で公開する予定です。
ウェブマガジンKaguya Planetでは特集:ヴィランを開催中!
ウェブマガジンKaguya Planetでは現在、「特集:ヴィラン」を開催し、現代魔女の円香さんによる短編小説「魔女術感染」とはらだ有彩さんによる短編小説「ぱいなつぷるばばあ」を会員向けに配信しています。
また、覆面作家の疎笠消去史さんによる東京・下町を舞台にした「私が未来に至るまで」も会員向けに公開中です。未来の東京・下町を舞台に、おじいちゃん・おばあちゃんが生活をかけて奮闘するお話。最後にはすこししんみりする場面も。
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