「台湾巨匠傑作選2025」予告編が公開 村山匡一郎、高妍、ちばてつやの紹介コメントも | VG+ (バゴプラ)

「台湾巨匠傑作選2025」予告編が公開 村山匡一郎、高妍、ちばてつやの紹介コメントも

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「台湾巨匠傑作選2025」予告編が公開

2025年7月26日(土)より新宿K’s cinemaにて開催される「台湾巨匠傑作選2025 ワン・トン(王童)監督自伝的最高傑作『赤い柿』劇場初公開!」の予告編が完成。台湾映画のレジェンドと呼ばれ、ニューシネマを牽引した傑物ワン・トン監督の自伝的最高傑作と言われる『赤い柿』と、≪台湾近代史三部作≫『村と爆弾』『バナナパラダイス』『無言の丘』の映像を収めた予告編が解禁となった。

『台湾巨匠傑作選2025』では≪台湾近代史三部作≫に続き、ワン・トン監督の自伝的要素が強い作品として知られる『赤い柿 デジタルリマスター版』の他、ホウ・シャオシェン(侯孝賢)監督、エドワード・ヤン(楊德昌)監督、ツァイ・ミンリャン(蔡明亮)監督ら台湾ニューシネマの監督作品、チェン・ユーシュン(陳玉勲)監督、ギデンズ・コー(九把刀) 監督、ホウ・チーラン(侯季然)監督、フー・ティエンユー(傅天余) 監督らポスト台湾ニューシネマの作品など、全19作品が上映される。

台湾ニューシネマの傑物ワン・トン監督の自伝的最高傑作『赤い柿』は、ユーモアあふれる祖母を中心に、時代に翻弄される大家族を描いたヒューマンドラマ。

新しい風景、新しい街─
僕らはおばあちゃんとともに台湾にわたった。

1949年、上海から台湾に渡った大家族。新しい風景、新しい街に心躍らせる子供たち。時代に翻弄される中で、いつもおばあちゃんの笑顔が家族を見守っているのが印象的な『赤い柿』に、映画評論家の村山匡一郎が「ワン・トンのリアリズムに透明感が漂い、まるで心地よいエッセイを読むような優しく軽快な心情が見るものを包みこむ」とコメントを寄せている。

日本統治時代台湾の金鉱山と娼館を舞台に貧しい庶民の姿を映した『無言の丘』には、イラストレーター・漫画家の高妍(ガオ・イェン)、第二次世界大戦下の農民の姿を田んぼに立つ案山子の視点で描く『村と爆弾』には、漫画家のちばてつやのコメントが紹介されている。
※高妍、ちばてつやのコメントは『台湾巨匠傑作選2024』開催時に寄せられたコメント。

『台湾巨匠傑作選2025 ワン・トン(王童)監督自伝的最高傑作『赤い柿』劇場初公開!』は、2025年7月26日 (土)より新宿K’s cinemaほか全国順次開催。

台湾巨匠傑作選 公式サイト

【上映作品】(全19作品)

『赤い柿』[デジタルリマスター版] ※劇場初公開

≪ワン・トン監督/台湾近代史三部作≫
『村と爆弾』[デジタルリマスター版]
『無言の丘』[デジタルリマスター版]
『バナナパラダイス』[デジタルリマスター版]

≪台湾ニューシネマの監督たち≫
『風が踊る』[デジタルリマスター版]
『坊やの人形』
『風櫃の少年』
『台北ストーリー』[4Kレストア・デジタルリマスター版]
『童年往事 時の流れ』
『恋恋風塵』
『青春神話』
『愛情萬歳』
『河』

≪特別上映≫
『HHH:侯孝賢』[デジタルリマスター版]

≪ポスト台湾ニューシネマの作品たち≫
『熱帯魚』[デジタルリストア版]  ※特別上映
『ラブ ゴーゴー』[デジタルリストア版]
『狼が羊に恋をするとき』
『赤い糸 輪廻のひみつ』
『本日公休』

【プロフィール】
ワン・トン(王童)/映画『赤い柿 デジタルリマスター版』監督
1942年中国安徽省大和県生まれ。国立台湾芸術専科学校卒業後、中央電影でキン・フー監督の『残酷ドラゴン 血斗竜門の宿』(67)『俠女』(70)等に美術スタッフとして参加、その後リー・シン監督、パイ・ジンルイ監督らの下で美術を担当し、高い評価を得る。1981年『仮如我是真的』(If I Were for real・未)で監督デビュー、同作で第18回金馬奨最優秀作品賞、最優秀主演男優賞、最優秀改編脚本賞を獲得。代表作に『海を見つめる日(看海的日子)』(83))『村と爆弾』(87)『バナナパラダイス』(89)『無言の丘』(92)など。『熱帯魚』(95)『藍色夏恋』(02)プロデューサー。自身の監督作品のほか、100を超える作品で美術指導にあたる。2007年に台湾文芸界における最高栄誉賞である国家文芸賞を、2019年に金馬奨の名誉賞である終身成就奨を受賞。
≪開催概要≫
名称:台湾巨匠傑作選2025 ワン・トン(王童)監督自伝的最高傑作『赤い柿』劇場初公開!
提供・配給:オリオフィルムズ/竹書房  配給協力:トラヴィス  宣伝:大福  共催:国家電影及視聴文化中心
特別協力:台湾観光庁  後援・協力:台北駐日経済文化代表処台湾文化センター  協力: Cinema Drifters、大福
公式サイト: https://taiwan-kyosho.com
料金:一般:1,600円/大・高:1,400円/シニア1,200円/中・小・障がい者1,000円
特別鑑賞券(3回券・特製ポストカード付き):3,600円

『台湾巨匠傑作選2025』の詳細とタイアップ企画についてはこちらの記事で。

台湾映画上映会の情報はこちらから。

大阪で開催される台湾映画上映会のイベントについてはこちらの記事で。

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