羊文学の楽曲から生まれた物語を映画化『サタデー・ナイト・シアター』 2027年春公開 | VG+ (バゴプラ)

羊文学の楽曲から生まれた物語を映画化『サタデー・ナイト・シアター』 2027年春公開

Ⓒ2027「サタデー・ナイト・シアター」製作委員会

羊文学の楽曲から生まれた物語を 坂東龍汰×髙石あかり W主演で映画化

羊文学の楽曲「夜を越えて」から生まれた物語『サタデー・ナイト・シアター』が、坂東龍汰・髙石あかりのダブル主演で映画化され、2027年春に全国公開されることが決定した。

「夜に駆ける」「アイドル」をはじめ世界中でバイラルヒットを誇るユニット・YOASOBIを輩出した小説投稿サイト「monogatary.com(モノガタリドットコム)」と羊文学がコラボし、2021年に始動した小説×音楽の垣根を越えた新人作家発掘プロジェクト「羊文学賞」。

映画『サタデー・ナイト・シアター』は、同賞の第2回において1000を超える作品の中から大賞に輝いた、短編小説「サタデー・ナイト・シアター」(ゆきはる・著)の映画化である。羊文学の楽曲「夜を越えて」から着想を得て生まれた同作をベースに、映画ならではのオリジナル要素と新たな解釈を加えて映画化された。

恋愛経験に乏しい映画オタクの青年が恋愛映画の脚本を書くために仕掛けた“計画的な恋愛”。作られた出会いは恋愛を超えて、“自分の人生”を生きようともがく主人公たちの姿を映し出す。憧れと現実の間で生まれる、新たなラブストーリーが誕生した。

主人公の美紀夫を演じるのは、テレビドラマ「ライオンの隠れ家」(2024)で演技力が絶賛され、映画『春に散る』(2023)や『ルノワール』『爆弾』(2025)、『黒牢城』『我々は宇宙人』『わたしの知らない子どもたち』(2026)ほか、話題作への出演が相次ぐ坂東龍汰。映画愛にあふれた微笑ましいナードぶりから、一人のクリエイターとして覚悟をまとっていく姿まで、美紀夫の成長過程を巧みに表現した。

そんな美紀夫の計画的な恋愛に巻き込まれるツグミを託されたのは、NHK連続テレビ小説「ばけばけ」(2025~2026)でヒロインを務め話題になった髙石あかり。初主演作『ベイビーわるきゅーれ』シリーズ(2021~)、映画『夏の砂の上』(2025)やNetflixシリーズ「グラスハート」(2025)ほか、作品ごとにがらりと雰囲気を変える異才が、人見知りだが愛情深く、明るく振る舞ってもその裏で夢と現実のギャップに苦しむリアルな人物像を体現した。

坂東×髙石の豊かなコラボレーションで生まれた美紀夫とツグミは、『愛がなんだ』(2019)や『花束みたいな恋をした』(2021)に続く“忘れられないふたり”として、観客の心に刻まれることだろう。

脚本・監督を手掛けたのは遠藤泰己。YouTubeソーシャルドラマ『愛のある場所』(2023)やNOMELON NOLEMONのMVを多数監督し、映画『青葉家のテーブル』(2021)の脚本や、縦型ショートドラマの監督・脚本にも携わる。『サタデー・ナイト・シアター』は自身初の長編劇場映画となり、ただのラブストーリーとは一味違う、魅せるギミックを随所にちりばめた。

『ドライブ・マイ・カー』(2021)『ファーストキス 1ST KISS』(2025)の撮影・四宮秀俊、『愛がなんだ』(2019)『ナギダイアリー』(2026)の照明・加藤大輝、『敵』(2025)の録音・伊豆田廉明といった、現在の日本映画界を支える実力派スタッフが集結。そして、物語に彩りを添えるのは、やはり羊文学。原案小説の始まりとなった名曲「夜を越えて」が劇中曲として新たな輝きを見せている。

ちょっとひねくれたロマコメであり、自分の“物語”を見つけてゆくヒューマンドラマであり、夢追い人のほろ苦さもあれば、ジャンル横断ムービーでもあり――だがそれ以上に、変わろうとしていく人々の姿をいまの感覚で映し出す、等身大の“体重”が乗った『サタデー・ナイト・シアター』。葛藤も、焦燥も、嘘も恋も成長も――観客一人ひとりの人生と結びつき、観終えた後に語らいたくなる作品となっている。

坂東龍汰×髙石あかり ティザービジュアル2種同時解禁

このたび、ティザービジュアル2種類が同時解禁された。主人公・美紀夫(坂東龍汰)とツグミ(髙石あかり)が、それぞれベランダで何かに思いを馳せる瞬間を切り取ったビジュアルとなっている。

朝方の淡くやさしい空の下、どこか胸の内に抱えた秘密を感じさせる二人の姿とともに、

「土曜日は、僕が僕を演じる日。」 「土曜日は、私が私を演じる日。」

とのコピーが添えられている。

対になる二つのコピーは、映画に仕掛けられた大きなテーマを象徴するとともに、物語の核心へとつながる重要な言葉でもある。なぜ二人は同じように「自分を演じる」のか。その意味は、物語の終盤に明かされる真実によって新たな輪郭を帯びていく。

静かな余白と柔らかな光で構成されたビジュアルは、繊細な恋愛ドラマとしての側面と、その奥に潜むもうひとつの物語の存在を予感させる。恋と創作、嘘と本音が交錯する物語の入り口として、これから交差していく二人の運命への期待をかき立てるティザービジュアルに仕上がっている。

映画情報解禁に先駆け、羊文学「夜を越えて」のスペシャルMusic Videoも公開中。10月17日(土)より羊文学の公式YouTubeチャンネルにて公開されている。

映像には主演の坂東龍汰と髙石あかりが出演。映画本編ともリンクするような二人の親密な時間が切り取られており、楽曲の世界観と二人の関係性に注目が集まる内容となっている。

https://hitsujibungaku.lnk.to/yoruwokoete

主演 坂東龍汰・髙石あかり、監督 遠藤泰己、羊文学 コメント

坂東龍汰(主演・鵜飼美紀夫役)

長年の知り合いだった遠藤監督と一緒に映画作りができたこと、心から嬉しかったです。スタッフの皆さんの映画愛に触れて、僕自身も改めて映画の現場がさらに好きになりました。安心して身を置ける現場で、幸せ者だぁと毎日思っていました。そして、遠藤監督が長い時間をかけて生み出したこの映画に少しでもパワーを、と思いながら演じさせていただきました。

髙石あかりさんは今回が初めての共演でしたが、目の中に吸い込まれてしまうんじゃないかと思うほど魅力的なお芝居をされる方で、毎日たくさんの学びがあり、丁寧に話し合いながらお芝居を作り上げることができました。

最高の映画になっていると思います。楽しみにしていてください!

<Profile>
1997年5月24日、ニューヨーク生まれ、北海道出身。2017年、俳優デビュー。
2022年、映画『フタリノセカイ』で、第32回日本映画批評家大賞新人男優賞(南俊子賞)を受賞。2025年には『爆弾』で日本アカデミー賞新人俳優賞を受賞。
近年の出演作は、映画『君の忘れ方』『未来』『黒牢城』『我々は宇宙人』、ドラマ『RoOT/ルート』『366日』『ライオンの隠れ家』『シナントロープ』など。現在映画『わたしの知らない子どもたち』が公開中。

髙石あかり(主演・山中ツグミ役)

遠藤監督が時間をかけて企画・制作されたこの作品は、脚本や事前にいただいた役や作品に関する資料の一つ一つから、熱量と愛情を感じました。

だからこそ、その思いに応えたい、監督の描くものを形にしたいという思いで、撮影に臨みました。

いつかご一緒したいと願っていた坂東さんとの共演は、本当に嬉しかったです。

想像もつかないアイデアや本番で何が起こるのかわからないほど自由に役を生きる姿に多くの刺激と楽しさをいただきました。

キャラクター一人一人が丁寧に描かれ、迷いながらも何かに向き合っていく姿は、きっと愛おしく映ると思います。様々な視点が交差する作品なので、何度も劇場に足を運んでいただけたら嬉しいです!

<Profile>
2002年12月19日生まれ、宮崎県出身。2019年より俳優として本格的に活動を開始。
2021年、『ベイビーわるきゅーれ』で映画初主演。2023年に第15回TAMA映画賞最優秀新進女優賞、2026年に第50回エランドール賞を受賞。
近年の主な出演作に、ドラマ『御上先生』『アポロの歌』、映画『遺書、公開。』『ゴーストキラー』『夏の砂の上』、Netflix『グラスハート』、映画『禍禍女』などがあるほか、2025年度後期NHK連続テレビ小説『ばけばけ』ではヒロインを好演し大きな話題となった。
さらに、ゲストパートナーを務めた『THE OPEN CALL -MAIN PARTNER 山田孝之-』が10月1日(木)よりLeminoにて独占配信中。

遠藤泰己(監督・脚本)

はじめまして。映画『サタデー・ナイト・シアター』の監督・脚本を務めます、遠藤泰己と申します。

まず、原案となる短編小説を預けてくださった著者のゆきはるさん、制作中に何度も背中を押してくれた名曲「夜を越えて」(劇中でも流れます!)を託してくださった羊文学さん、そしてこの映画を一緒に作り上げてくださったキャスト・スタッフの皆さんに、心より感謝申し上げます。

映画『サタデー・ナイト・シアター』は約5年前、プロデューサーから原案となる短編小説が送られてきた日にはじまりました。

不器用な映画好きの登場人物たちは、「何者」と「何者でもない」の狭間にいました。そして男の方は、映画監督を目指していました。その姿はどこか自分にも似ていました。

原案から受け取ったエッセンスに情熱と、少しのひねくれを注ぎ、これでもかというほどキャラクターたちにぶつけ、自分の体重が乗った脚本が完成しました。

この映画の登場人物たちは、素直で、ひねくれていて、自信過剰で、いつも不安です。そんなアンビバレントな彼らを、少し恥ずかしくも、愛おしく思っています。

自分へ、そして自分に似た誰かへ向けてはじめたこの企画は、いつの間にか予想よりずっと遠いところまで広がっていきました。

その先で、坂東龍汰さん、髙石あかりさんと出会い、この春に映画を撮影しました。とにかく主演のお二人がかわいくて、キラキラ輝いていて、モニター越しにずっと見ていたくなりました。お二方以外の素晴らしいキャストの皆さん(まだ解禁前ですが……お楽しみに!)も、それに呼応するかのように素晴らしいお芝居が映像に焼き付いています。

5年の歳月をかけて、文字通り夢のようなキャスト・スタッフの皆さんと作り上げた映画は、僕なりのラブストーリーです。

余談ですが、良い映画を観た後、いつもの景色が違って見えることがあります。願わくば、貴方がこの映画を観終わって映画館を出た後、いつもの景色が少しだけ違って見えますように。

どうか、期待していてください。その期待を、さらに飛び越えてみせます。

来年の春、劇場でお会いしましょう!

<Profile>
大阪府生まれ、京都府育ち。慶應義塾大学環境情報学部卒業。
ドラマやミュージックビデオを中心に監督・脚本を手掛ける。
2021年、映画『青葉家のテーブル』で脚本を担当。
映画『サタデー・ナイト・シアター』で脚本・監督を務め、長編映画監督デビュー。
同作を自ら小説化した『サタデー・ナイト・シアター (Not) A Love Story』を刊行予定。

羊文学

「夜を越えて」は、自分に必要のなくなったことたちに別れを告げるために作った曲です。

“恋人との別れ”というテーマを借りましたが、人の目を気にして無意識に我慢していたことや、幼い頃から自分を縛り付けていたものたち、つまり、社会的に是とされるのに、どこか自分に馴染まない価値観を手放し、自由になっていきたいということを歌いました。

映画では、曲に込めた、何か、衝動のようなものをうまく掬い取ってくださいました。

朝方の風が鼻につんとくる切なさ、若いということの無敵さ、それゆえの切なさ、それが全部集まった衝動が、巧みな物語の底に流れている。

それがこの曲と映画を強く繋いでいると思います。

とっても面白いお話です。お楽しみに。

<Profile>
塩塚モエカ(Vo.Gt.)、河西ゆりか(Ba.)からなる、繊細ながらも力強いサウンドが特徴のオルタナティブロックバンド。
代表曲「more than words」は全世界ストリーミング2億再生を突破し、日本レコード協会プラチナ認定作品に選定。
また、2026年6月に開催された日本最大規模の国際音楽賞「MUSIC AWARDS JAPAN」にて、楽曲『声』で最優秀オルタナティブ楽曲賞を受賞したほか、最優秀オルタナティブアーティスト賞を2年連続で受賞した。
ライブ活動においては、2025年にはUS、アジア、ヨーロッパの3大陸を巡る海外ツアーを経てグローバルな舞台へと活躍の場を広げている。
2026年9月からは、国立代々木競技場 第一体育館2daysを含む自身最大規模の初となる全国ホールツアーを開催。さらに台湾・高雄での追加公演も控えている。

坂東龍汰&髙石あかり出演・羊文学「夜を越えて」Specialミュージックビデオ公開

映画が生まれたきっかけとなった羊文学の楽曲「夜を越えて」のSpecialミュージックビデオが、羊文学Official YouTube Channelにて公開された。「夜を越えて」は2021年にリリースされたEP『you love』の収録曲で、自分に必要のなくなったことたちに別れを告げることを歌った楽曲。

公開されたSpecialミュージックビデオは、全編、映画『サタデー・ナイト・シアター』作品内の映像で構成されており、坂東龍汰と髙石あかりが出演している。

YouTube URL: https://hitsujibungaku.lnk.to/yoruwokoete

映画版のストーリーをもとにした小説の単行本化が決定

今回の映画化を記念し、映画版のストーリーをもとにした小説が、講談社より単行本として発売されることが決定した。

タイトル:『サタデー・ナイト・シアター (Not) A Love Story』

著者名:遠藤泰己

あらすじ:映画監督を目指す青年・美紀夫は、コンペでデビューの権利を得る。デビューの条件は、脚本賞に選ばれた「映画館で出会った男女が一年間、毎週土曜に朝まで映画を観て語り合う」という作品を映画化すること。恋愛経験のない美紀夫は脚本を理解するために、毎週映画館で見かける女性・ツグミに声をかけ、筋書き通りの関係にこぎつけるが――。

発売日:2026年11月18日(水)
価格:1,900円(税別)
判型:四六判(256ページ)
ISBN:978-4-06-545663-7
編集:講談社 第五事業本部 文芸第三出版部

映画『サタデー・ナイト・シアター』は2027年春公開。

『サタデー・ナイト・シアター』公式サイト

【STORY】
映画監督を夢見る青年・美紀夫(坂東龍汰)。26歳の春、新人監督賞を受賞し、商業映画デビューのチャンスを掴んだ彼に課せられたのは、自身が最も苦手とする“恋愛映画”の脚本を監督することだった。
9年間恋人のいない美紀夫は、恋愛経験の乏しさに頭を抱える。そんな彼に、ミニシアター勤務の親友はこう提案する。
「脚本通りに自分で恋愛して、映画に落とし込めばいいんじゃない?」
その言葉をきっかけに美紀夫は、映画レビューサイトで見つけた映画好きの女性・ツグミ(髙石あかり)と出会う。毎週土曜の夜から日曜の朝にかけて、映画を観る二人だけの時間を重ねていくが――脚本通りの恋愛はやがて、思いもよらぬ方向に転がりだしてゆく。

【作品情報】
キャスト:坂東龍汰、髙石あかり
監督・脚本:遠藤泰己
劇中歌:羊文学「夜を越えて」F.C.L.S.(Sony Music Labels Inc.)
原案:ゆきはる「サタデー・ナイト・シアター」(monogatary.com)
企画・製作幹事:ソニー・ミュージックエンタテインメント
制作プロダクション:オフィスアッシュ
宣伝:ソニー・ミュージックソリューションズ
宣伝協力:ローソンエンタテインメント
配給・製作幹事:パルコ
Ⓒ2027「サタデー・ナイト・シアター」製作委員会

VG+編集部

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