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『北海道SFアンソロジー:無数の足跡を追いかけて』2026年1月発売!
堀川夢さん(Kaguya Books)、秋永真琴さんが編者を務める、『北海道SFアンソロジー:無数の足跡を追いかけて』を2026年1月にKaguya Booksより刊行します。
2025年11月8日(土)23:59までKaguya Booksの公式ショップ限定で先行予約第2弾を受付中! 先行予約期間にご予約いただくと秋永さんと堀川さんのサイン入り+収録作の舞台となった地域を載せた特製マップを特典としておつけいたします。
また、これまでに刊行してきた〈地域SFアンソロジーシリーズ〉4点に加え、『北海道SFアンソロジー』を加えた5点の書影のアクリルキーホルダーも販売。さらに、〈地域SFアンソロジー〉シリーズ、アクリルキーホルダーなどの〈まとめ買いセール対象商品〉のうち、2点以上購入で1点につき100円引きのセールも開催! この機会をお見逃しなく!
無数の足跡を辿るように、北海道の形を想像してみる『北海道SFアンソロジー』
『北海道SFアンソロジー』は、出版レーベルKaguya Booksが刊行している〈地域SFアンソロジー〉の第5弾です。北海道にゆかりある作家が北海道を舞台に描いた作品を10作収録します。どんな切り口から見ても一筋縄では語れない北海道という場所をできるだけ誠実に真摯に語るために、現実を拡張したり、現実から飛翔したり、未来を想像したりする『もしも』の力を用いるこころみです。あなたや私の目から見た物語を並べて、比べて、書かれていないものを探して、そこにある誰かの(誰もの)無数の足跡から、北海道のかたちを想像してみませんか。
『北海道SFアンソロジー:無数の足跡を追いかけて』
編者:堀川夢、秋永真琴
発行:Kaguya Books
刊行:2026年1月15日
価格:1,800円(税込1,980円)
サイズ:文庫版
ページ: 320頁(予定)
装幀:谷脇栗太
装画:熊谷隼人
収録作品(収録順は未定です。また、作品タイトルは変更になる可能性があります)
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- 秋永真琴「夜会」
- mai ishihara「センノセカイ」
- うるさいと言われて修理途中のスノーモービル(草野原々、宮本道人、麦原遼)「あなたは特産品です。広まってください」
- 阿部登龍「馬たちの時間」
- 伊藤なむあひ「不完全なQたち」
- 貝塚円花「ヒナタとアメンコ」
- 永山源「ひかり、極まる」
- 林譲治「デレッキ」
- 福雪蕗乃「佳園」
- みちのみそ「時はその背に」
先行予約特典は編者サイン&作品の舞台マップ
『北海道SFアンソロジー:無数の足跡を追いかけて』を11月8日(土) 23時59分までの先行予約期間中にご予約いただくと、以下の特典がつきます。
『北海道SFアンソロジー:無数の足跡を追いかけて』先行予約特典
★編者の秋永真琴さん、堀川夢さんのサイン
★『北海道SFアンソロジー:無数の足跡を追いかけて』マップ
収録された全10作品の舞台となったまちの場所と、その近辺の名産品や観光地などを示した特製マップ。作品の世界をもっと深く味わえるかも?
先行予約期間限定 まとめ買いセール&アクキー制作も
『北海道SFアンソロジー:無数の足跡を追いかけて』の先行予約期間にKaguya Booksの関連書籍&グッズを一緒にご注文いただくと、1冊・1個あたり100円引きになるセールを開催いたします。
★まとめ買いセール対象書籍(全11点)
〈地域SFアンソロジー〉シリーズ
『京都SFアンソロジー:ここに浮かぶ景色』
『大阪SFアンソロジー:OSAKA2045』
『巣 徳島SFアンソロジー』
『トウキョウ下町SFアンソロジー:この中に僕たちは生きている』、
北海道が舞台の書籍
『外来種がいなくなったらどうなるの? SF思考で環境問題を考える』
〈地域SFアンソロジー〉アクリルキーホルダー(全五種類)
※まとめ買いセール対象は、Kaguya Booksオンラインストアからご購入いただいた場合に限ります。これを機にぜひお買い求めください。
〈地域SFアンソロジー〉シリーズのアクリルキーホルダー発売!
『北海道SFアンソロジー:無数の足跡を追いかけて』の刊行を記念して、〈地域SFアンソロジー〉シリーズ全5冊の書影アクリルキーホルダーを発売いたします!
谷脇栗太さん(『京都』『大阪』装画・装幀、『トウキョウ下町』『北海道』装幀)、浮津吉陽さん(『徳島』装幀)、津田周平さん(『徳島』装画)、久永実木彦さん(『トウキョウ下町』装画)、さらに『北海道SFアンソロジー』の装画家(後日お知らせ!)によるとびきりかわいい本の表紙を、いろいろなところに連れて行ってあげてくださいね。
それぞれ1つ880円(税込)。まとめて買うと770円(税込)です。サイズは高さ5cm程度(金具は含まない)。デザインはイメージです。
『北海道SFアンソロジー:無数の足跡を追いかけて』の表紙デザインは、先行予約期間に公開予定!
『北海道SFアンソロジー:無数の足跡を追いかけて』編者・著者陣紹介
最後に、『北海道SFアンソロジー』の編者、アドバイザー、執筆者である、北海道にゆかりの書き手たちを紹介します。
編者:
堀川夢
SFレーベルKaguyaの編集者、ブックキュレーター・翻訳者。生まれてから20歳で上京するまでを北海道旭川市で過ごす。SFのウェブメディアKaguya Planetや雑誌『Kaguya Planet』、井上彼方・紅坂紫編の書籍『結晶するプリズム 翻訳クィアSFアンソロジー』で英語・ドイツ語からの翻訳を手がけているほか、『週刊読書人』『本の雑誌』『SLOW WAVES』などに書評やエッセイを寄稿している。「永山源」の筆名で歌人としても活動(結社「玲瓏」所属)。
秋永真琴
作家。北海道函館市出身、札幌市在住。2009年、『眠り王子と幻書の乙女』でデビュー。その後『ワンド オブ フォーチュン』『怪物館の管理人』などのファンタジー小説を発表。2017年『行き先は特異点 年刊日本SF傑作選』に『古本屋の少女』が、2018年『一万年の午後 創元日本SFアンソロジー』に『ブラッド・ナイト・ノワール』が収録されている。近年は青春小説も発表し、好評を博す。
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アドバイザー:橋本輝幸
北海道函館市生まれのSF書評家・研究家。2008年から活動をはじめ、『SFマガジン』や『本の雑誌』、『TOKION』など、さまざまな媒体に寄稿。編著・共編著に『2000年代海外SF傑作選』『2010年代海外SF傑作選』、『中国女性SF作家アンソロジー 走る赤』がある。また、日本語・英語で世界のSF作品を紹介する『Rikka Zine』を主宰。
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著者(五十音順):
阿部登龍
作家、獣医師。1992年北海道生まれ。第14回創元SF短編賞を「竜と沈黙する銀河」で受賞。同作および短編「狼を装う」が『紙魚の手帖』(東京創元社)に、「Kaguya Planet」に「父のある静物」が掲載されている。
mai ishihara
北海道大学アイヌ・先住民研究センター准教授。北海道大学大学院文学研究科博士後期課程修了。博士(文学)。21年より現職。著書・編著に 『〈沈黙〉の自伝的民族誌(オートエスノグラフィー)』(大平正芳記念賞受賞)、『アイヌからみた北海道150年』、『記号化される先住民/女性/子ども』、『アイヌがまなざす』など。
伊藤なむあひ
小説家。北海道伊達市出身。第1回、第6回ブンゲイファイトクラブ本戦出場。短編作品が『幻想と怪奇」(新紀元社)、『文芸ムック あたらよ』や「Kaguya Planet」、「anon press」などに掲載されている。また、奇想/SF作品集『天使についての試論』(人格OverDrive)、野村日魚子とえもとの共著『ainoko』(百匹ブックス)を刊行している。
うるさいと言われて修理途中のスノーモービル(草野原々、宮本道人、麦原遼)
SF作家と名乗っている草野原々、天然パーマの宮本道人、作家の麦原遼による、北大にゆかりある作家3人のユニット。元々友人の3人が気づいたら共作することになっていた。ユニット名の由来は作中に登場するキャラクター。
貝塚円花
作家。千葉県出身、北海道釧路市在住。2019年北海道新聞文学賞佳作受賞。第118回文學界新人賞最終候補。2023年、第二回星々短編小説コンテストで受賞し、雑誌『星々』に作品が複数掲載されている。「さんたつ by散歩の達人」に小説「景色は風のなか」を連載(完結)。中編作品『ウラヌスが踊る場所』、短編集『岡田さんと煙草のこと』などを私家版で刊行している。
林譲治
SF作家。1962年、北海道生まれ。臨床検査技師を経て、1995年『大日本帝国欧州電撃作戦』(共著)で作家デビュー。2000年以降は、『ウロボロスの波動』『ストリンガーの沈黙』と続く《AADD》シリーズや『小惑星2162DSの謎』(岩崎書店)を執筆。『星系出雲の兵站』シリーズ(早川書房)シリーズが第41回日本SF大賞ならびに第52回星雲賞を受賞した。第19代日本SF作家クラブ会長。2020年には日本SF作家クラブと早川書房のコラボレーションであるアンソロジー『ポストコロナのSF』を企画した。最新刊は『惑星カザンの桜』(東京創元社)。
福雪蕗乃
北海道北見市出身。大学の物理学科を卒業後、高校の理科教員として働く。3年前に乳がんを経験。執筆した「猫魔世界」が公募ガイド主催の掌編小説コンテスト「小説でもどうぞ」で佳作に。今回が初の書籍への小説掲載となる。
みちのみそ
北海道札幌市出身。ママさんダンプは偉大だと思っている。好きなラーメンは味噌ラーメン、好きなジャガイモはインカのめざめ。北海道の信号機が縦型ということやガードレールがほとんどないことは、道外の方に指摘され初めて気が付いた。今回が初の小説掲載となる。
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編者である堀川夢さん、秋永真琴さんのサインが入り&限定特典がつく先行予約は、11月8日(土) 23時59分までです。お見逃しなく!
Kaguya 群星文庫第1弾、発売!
Kaguya 編集部の編集者が選ぶイチオシの短編や中編小説を、持ち歩きやすい新書サイズの書籍として刊行する小説シリーズ、〈Kaguya 群星文庫〉。第1弾である、大木芙沙子・蜂本みさ『かわいいハミー/せんねんまんねん』と、木江巽『真夜中あわてたレモネード』は、ただいまリアル・オンライン書店、Kaguya Booksオンラインショップで好評発売中! 新書サイズ・100ページ前後のコンパクトでかわいいシリーズを、生活のおそばにぜひ置いてくださいね。
