ドラマ『スター・ウォーズ:アコライト』は6月4日米配信開始 エピソード1の50年前を舞台にシスの台頭を描く | VG+ (バゴプラ)

ドラマ『スター・ウォーズ:アコライト』は6月4日米配信開始 エピソード1の50年前を舞台にシスの台頭を描く

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ドラマ『アコライト』は6月4日米配信開始

ドラマ『スター・ウォーズ:アコライト(原題:Star Wars: The Acolyte)』は米国時間の2024年6月4日(火)よりディズニープラスで配信を開始する。米スター・ウォーズ公式が発表すると共に、X(旧Twitter)では『アコライト』の公式アカウントが公開された。

初の公式ポスターも公開されており、そこには「光の時代に闇は育つ(In an age of light a darkness rises)」というメッセージが刻まれている。写真はライトセーバーから光ではなく血が飛び出しているような不気味なものになっている。また、「Tomorrow(明日)」というメッセージが添えられており、公式トレイラーの公開も予告されている。

ドラマ『アコライト』は2024年公開が予定されている4つの「スター・ウォーズ」作品の一つ。2月21日(水) から5月1日(水) にかけて配信される『スター・ウォーズ:バッド・バッチ』シーズン3の最終話から一ヶ月後というタイミングで配信されることになる。

また、「スター・ウォーズ」のドラマシリーズとしては、『アソーカ』(2023-) シーズン1に続いて米時間の火曜日に配信される作品になる。『アコライト』が『アソーカ』と同じ時間帯の配信であれば、日本時間では水曜日の午前10時に配信されることになる。よって、日本の配信開始日は2024年6月4日(水)が有力視される。

これまでディズニープラスの作品は西海岸時間の水曜日深夜0時に配信されてきたが、最近は様々な時間帯の配信が試みられている。『アソーカ』は火曜日のゴールデンタイムを狙った配信で、『アコライト』もそれを踏襲するのであれば、一定の効果があったということなのだろう。

『エピソード1』の50年前が舞台

2月には、米Colliderが『アコライト』は、映画『スター・ウォーズ エピソード1/ファントム・メナス』(1999) の50年前が舞台になると報じている。それまでは『ファントム・メナス』の100年前が舞台とされていたが、50年から100年前が舞台になるということだろうか。

2024年は、『エピソード1』から始まる「スター・ウォーズ」のプリクエル(新三部作)公開から25周年の年にあたる。英Empireマガジンがプリクエル三部作とのコラボカバーを公開し、米国では映画『スター・ウォーズ エピソード1/ファントム・メナス』の再上映も発表されるなど盛り上がりを見せている。今後、『エピソード1』以前の物語を深掘りしていく流れは加速していくことになりそうだ。

『アコライト』の見どころは

また、今回の報道では、俳優のレベッカ・ヘンダーソンがヴァーネストラ・ロウというジェダイマスターを演じることが明かされている。ヴァーネストラ・ロウは、『ファントム・メナス』以前のジェダイ全盛の時代=ハイ・リパブリックを描く小説「スター・ウォーズ ハイ・リパブリック」シリーズの主要キャラとして知られる。小説版のファンにとっては嬉しいニュースだ。

クラウディア・グレイの小説「スター・ウォーズ ハイ・リパブリック」シリーズは稲村広香による邦訳版がGakkenから発売されている。

ドラマ『スター・ウォーズ:アコライト』では、刻々と状況が変化していく銀河を舞台に、かつてパダワンだった人物がジェダイ時代のマスターと共にある犯罪を追いかける様子を描くという。元パダワンが師匠と共に事件に挑むという展開はアソーカ・タノとアナキン・スカイウォーカーのコンビを想起させる。

一方で、『アコライト』ではジェダイ・オーダーの脆弱性、シスがジェダイに入り込んでいった経緯が明かされることになる。シリーズで初めて“シス主導”の物語になるとも言われており、これまでにない物語を楽しむことができそうだ。

ハイ・リパブリックならではの展開に期待

「スター・ウォーズ」フランチャイズでは、2026年以降の公開を予定している新作映画のうち、ジェームズ・マンゴールド監督が手掛ける映画が“最初のジェダイ”を描くものになるとされている。また、子ども向けアニメとして2023年5月から配信を開始した『スター・ウォーズ:ヤング・ジェダイ・アドベンチャー』も、ハイ・リパブリックを舞台にしている。

『ヤング・ジェダイ・アドベンチャー』には、ジェダイのヤングリングを指導するヨーダも登場する。『アコライト』は『ファントム・メナス』の50年前が舞台ということで、その時代のヨーダは大体800歳くらい。カメオ出演の可能性は十分にあるだろう。

ハイ・リパブリックの時代の特徴としては、新三部作と同じく数多くのジェダイマスターが存在しているため、ライトセーバーアクションが多用されるという点がある。加えて、ジェダイに危機が迫る前のジェダイ・オーダーの人間模様にも注目したい。

ドラマ『スター・ウォーズ:アコライト』は米国時間2024年6月4日(火)よりディズニープラスで独占配信。

Disney+

Source
Collider

 

齋藤 隼飛

社会保障/労働経済学を学んだ後、アメリカはカリフォルニア州で4年間、教育業に従事。アメリカではマネジメントを学ぶ。名前の由来は仮面ライダー2号。編著書に『プラットフォーム新時代 ブロックチェーンか、協同組合か』(社会評論社)。
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