「男になれる皮」をめぐるSFグラフィックノベル、刊行に向けてクラウドファンディング実施中! | VG+ (バゴプラ)

「男になれる皮」をめぐるSFグラフィックノベル、刊行に向けてクラウドファンディング実施中!

©︎Hubert, Zanzim, Glénat

グラフィックノベル『男の皮』、日本語訳の刊行に向けてクラウドファンディング実施中!

「もしも、男になれる〝皮〟があったら……」そんなフランス初の痛快なグラフィックノベル『Peau d‘Homme』(男の皮)が、日本語訳の刊行を目指してクラウドファンディングを実施中! 刊行は世界のマンガを翻訳出版するサウザンブックス社のレーベル〈サウザンコミックス〉。発起人は海外マンガ専門のブックカフェ書肆喫茶moriの森﨑雅世

クラウドファンディングは12月16日(月)23:59まで一般の販売価格よりお得に『男の皮』を入手したい方、森﨑雅世がおすすめ海外マンガを紹介する限定小冊子など、素敵な特典をゲットしたい方はお見逃しなく!

クラウドファンディングページ

ジェンダーやセクシュアルマイノリティをめぐる、痛快でコミカルなグラフィックノベル

舞台はルネッサンス期のイタリア。両親が決めた相手ジョヴァンニと結婚することになった18歳のビアンカはジョヴァンニがどんな相手か知りたいと思うが、母親は「家名を汚すのか」と激怒する。そんなビアンカの様子を見た叔母が、代々伝わる家宝として、男になれる「皮」をくれる。男の皮を使って少年ロレンツォになったビアンカが、婚約者のジョヴァンニに会いにいくと彼はゲイで、しかも少年ロレンツォと恋仲に……!

妻でありながらゲイの夫の愛人という二重生活を送るビアンカの前に立ちふさがるのは、聖職者であり、女性差別的で同性愛に対しても差別的な兄アンジェロだった。彼の影響で世間には窮屈な空気が漂い始め……。

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『男の皮』の原作はユベール。作画はザンジム。日本語訳を手がけるのは井田海帆だ。

発起人は海外マンガ専門のブックカフェ書肆喫茶moriの森﨑雅世

『男の皮』のクラウドファンディングの発起人は、国内でほぼ唯一の邦訳海外マンガが読めるマンガ喫茶の店主、森﨑雅世だ。書肆喫茶moriは、日本であまり知られていない海外マンガの魅力を知ってもらいたいという思いからオープンしたブックカフェ。フランス語圏、英語圏、アジア圏など世界各地の海外マンガを読むことができる。

〈書肆喫茶mori 海外コミックスのブックカフェ〉というYouTubeチャンネルで、海外漫画の紹介もしている。店主の森﨑はSFメディアバゴプラ等でも記事を執筆している。

クラウドファンディング実施中!

『男の皮』は、日本語訳の刊行を目指して現在クラウドファンディングを実施中。クラウドファンディングは12月16日(月)23:59まで。『男の皮』の紙版/電子版が刊行時より特に入手できるほか、森﨑雅世がおすすめ海外マンガを紹介する限定小冊子や書肆喫茶moriの貸し棚など、ここでしか手に入らない特典もある。興味のある方は忘れずにチェックしよう!

クラウドファンディングのページ

『男の皮』
書名:Peau d‘Homme(男の皮)
原作:Hubert(ユベール)
作画:Zanzim(ザンジム)
発行年:2020年仕様:160ページ/4色
訳:井田海帆
刊行:サウザンブックス社

サウザンブックス社とは

サウザンブックスはクラウドファンディングを活用して世界の本を翻訳出版する出版社。既存の仕組みの中では翻訳・刊行が難しい海外書籍の中から選りすぐりの作品を、クラウドファンディングを活用して資金集めや購入希望者を募り、翻訳・出版している。セクシュアル・マイノリティが誇り高く生きていくための世界の本を翻訳・出版するシリーズ《サウザンブックスのPRIDE叢書》などを刊行している。

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