2026年ヒューゴー賞発表 Alix E. Harrow のThe Everlastingが長編小説部門受賞 | VG+ (バゴプラ)

2026年ヒューゴー賞発表  Alix E. Harrow のThe Everlastingが長編小説部門受賞

ヒューゴー賞2026発表!

現地時間2026年8月30日(日)、世界SF大会(ワールドコン)に参加するSFファンによって選ばれるSF賞・ヒューゴー賞の授賞式が、カリフォルニア州アナハイムで開催された第84回ワールドコンにて行われた。

2025年の発表作品のうち40,000語以上のものを対象としたヒューゴー賞の長編小説部門には、アリックス・E・ハーロウのThe Everlastingが選ばれた。

アリックス・E・ハーロウ(Alix E. Harrow)は、ケンタッキー州出身、ヴァージニア州在住の作家。大学の非常勤教授として教鞭をとった後、フルタイムのライターになった。2019年、短編A Witch’s Guide to Escapeがヒューゴー賞短編部門を受賞。翌年に発表した初長編The Ten Thousand Doors of Januaryも批評家から大きな注目を浴び、数々の賞にノミネートされた。以来、長編・短編ともに精力的に発表している。受賞作The Everlastingは本年のローカス賞ファンタジー部門も受賞している。

 

17,500〜39,999語の作品が対象であるヒューゴー賞中長編小説部門に選ばれたのは、カナダの作家アマル・エル・モフタールThe River Has Roots ネビュラ賞・ヒューゴー賞・ローカス賞を総なめにした『こうしてあなたたちは時間戦争に負ける』(山田和子訳)が早川書房より刊行されているほか、『SFマガジン』2020年6月号に「ガラスと鉄の季節」(原島文世訳)が掲載された。

 

7,500〜17,499語の作品を対象とした中編小説部門H.H.パクのNever Eaten Vegetables(Clarkesworld)が受賞。作家、医学生、ウェブマガジンWyrmhole Magazineの編集人など多彩な顔を持つ書き手である。

7,499語以下の作品が対象となる短編小説部門トーマス・ハIn My Country(Clarkesworld)が受賞。ハはホノルル出身、ロサンゼルス州在住の作家で、ダークなSF短編を数多く発表している。ネビュラ賞やローカス賞の受賞歴がある。

ヒューゴー賞シリーズ部門にはジョン・スコルジーの〈老人と宇宙〉シリーズが選ばれた。シリーズ部門は3作品以上かつ24万ワード以上が発表され、対象年中に新作が刊行されたシリーズが対象になる。当シリーズは昨年、9年ぶりの新作である『新たなる星戦』が刊行され、受賞に至った。

グラフィックストーリー部門はアーシュラ・ル・グウィンによる《ゲド戦記》第1作、『影との戦い』のグラフィックノベルであるA Wizard of Earthsea: A Graphic Novelが受賞。

 

長編映像部門には『罪人たち』短編映像部門には『マーダーボット』シーズン1第9話「ビーコンの発射場(All Systems Red)」が選ばれている。

 

 

過去2年にデビューした小説家を対象とするアスタウンディング新人賞には、アントニア・ホジソンが選ばれた。

 

授賞式のアーカイブはここから見ることができる。

2026年のヒューゴー賞受賞作および受賞者は以下の通り。

2026年 ヒューゴー賞受賞作/受賞者一覧

長編小説部門

  • The Everlasting by Alix E. Harrow (Tor US; Tor UK)

中長編小説部門

  • The River Has Roots by Amal El-Mohtar (Tordotcom; Arcadia UK)

中編小説部門

 

短編小説部門

シリーズ部門

  • 〈Old Man’s War〉 by John Scalzi (Tor US; Tor UK)

 

関連書籍部門

  • Inventing the Renaissance by Ada Palmer (University of Chicago Press US, Head of Zeus UK)

グラフィックストーリー部門

  • A Wizard of Earthsea: A Graphic Novel, written by Ursula K. Le Guin, adapted and art by Fred Fordham (Clarion Books; Walker UK)

 

長編映像部門

  • Sinners, screenplay by Ryan Coogler, directed by Ryan Coogler (Proximity Media, Warner Bros. Pictures)

短編映像部門 (90分以内)

  • Murderbot: “All Systems Red”, written by Paul Weitz & Chris Weitz, directed by Roseanne Liang, based on the book All Systems Red by Martha Wells (Apple TV)

ゲーム・インタラクティヴワーク部門

  • Clair Obscur: Expedition 33, developed by Sandfall Interactive, published by Kepler Interactive

短編編集者部門

  • Neil Clarke

長編編集者部門

  • Diana M. Pho

プロアーティスト部門

  • John Picacio

セミプロジン部門 (半商業誌)

  • Uncanny Magazine, publisher and editor-in-chief: Michael Damian Thomas; managing editor Monte Lin; poetry editor Betsy Aoki, podcast producers Erika Ensign and Steven Schapansky

ファンジン部門(非商業誌)

  • nerds of a feather, flock together, editors Roseanna Pendlebury, Arturo Serrano, Paul Weimer; senior editors Joe Sherry, G. Brown, Vance Kotrla

ファンアーティスト部門(非商業アーティスト)

  • Yuumei

ファンライター部門(非商業ライター)

  • Jason Sanford

ファンキャスト部門(非商業オーディオ・ビデオ部門)

  • Hugo, Girl!, presented by Haley Zapal, Amy Salley, Lori Anderson, and Kevin Anderson

ポエム部門(詩)

アスタウンディング新人賞

  • Antonia Hodgson

ロードスター賞(ヤングアダルト小説)

  • Coffeeshop in an Alternate Universe by C.B. Lee (Feiwel & Friends)

Source
The Hugo Awards


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