2000年代のときめきと不穏 SFウェブマガジンでY2K特集を開催! | VG+ (バゴプラ)

2000年代のときめきと不穏 SFウェブマガジンでY2K特集を開催!

2000年代のときめきと不穏を描き出す 特集「Y2K」開催

SFのウェブマガジン Kaguya Planet より、2026年6月〜9月の特集テーマを発表します。6月〜9月の特集は「Y2K」です。Y2Kにまつわる小説をウェブマガジンに掲載するほか、掲載した小説にコラムやブックレビューを加えた『Kaguya Planet No.10  Y2K』を刊行します。

Kaguya Planetは、毎月SF短編小説を配信しているSFのウェブマガジンです。

掲載した作品は、四ヶ月に一回、マガジン『Kaguya Planet』として刊行します。

Kaguya Planetの会員になると、配信している短編小説を先行公開に読むことができたり、マガジン『Kaguya Planet』が無料で届いたり、イベントに割引価格で参加できたり……魅力的な特典が盛りだくさん!

Kaguya Planetについて詳しく知る

6月〜9月のKaguya Planetは「Y2K」特集

2000年代、またこの年代に流行したカルチャーのことを「Y2K(Year 2000)」と呼びます。世紀末を越えた当時、希望に満ちたムードが訪れました。コンピュータの性能が向上して一般家庭にも広まり始め、インターネットが普及したことで、より自由でときに過激な表現が生まれます。国内外、またメインストリームでもストリートでも、さまざまなファッションが生まれ、アニメや音楽などのコンテンツが発展しました。一方で、2001年に発生した同時多発テロや2008年のリーマンショックなどが、この時代の、とくにアメリカで生まれるカルチャーに影響を与えます。

そんな、2000年代を想起させるようなカルチャーが、2020年代のいまリバイバルしています。Windowsが出てきたころを思わせる、ローテクでちょっと虚無的な、つるっとしたCGのビジュアル。当時のアニメの質感を思い起こさせるキャラクター、当時の音楽をサンプリングしたトラック。カラフルなミニ丈のトップスにギャルのルーズソックスを思わせるレッグウォーマーの足元、首にはヘッドフォン、といったファッション。どこか楽観的できらめいていた時代にノスタルジーを抱きつつ、その後の世界に何が起こるかをすでに知っているがゆえのうっすらとした不穏さ。単なる流行のサイクルには収まりきらない引力が、2020年代のY2Kカルチャーにはあるような気がします。

特集「Y2K」は、SFのフレームをとおしてそのきらめきと不穏を見てみたい、という試みです。

Kaguya Planet

6月の執筆者はジェナローズ・ネザコットさん

6月のY2K特集では、ジェナローズ・ネザコットさんの短編小説を翻訳・掲載します。ジェナローズ・ネザコットさんはアメリカ・ヴァーモント州在住の作家・民俗学者です。2022年に長編小説Thistlefoot で小説家デビューし、短編集 Fifty Beasts to Break Your Heart や折り紙型の小説Lianna Fled the Cranberry Bogを刊行しています。また、さまざまな雑誌やウェブメディアに短編を発表しています。詩人としても活動しており、2017年に発表した叙事詩The Lumberjack’s Doveが詩人ルイーズ・グリュックによってアメリカの詩歌の賞であるナショナル・ポエトリー・シリーズに選出されています。また、国内外を巡業し、民間伝承を(時に人形と共に)語るパフォーマンス活動も行っています。

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翻訳を手がけるのは、これまでKaguya Planetで複数の作品を翻訳してきた堀川夢さん。1993年生まれ、北海道出身の編集者、ブックキュレーター、ライターです。訳書に『ジ・アート・オブ ズートピア』『ジ・アート・オブ ズートピア2』(KADOKAWA、ともに齋藤隼飛さんと共訳)があるほか、ティファニー・シュエ「魚を釣るからそばにいて」カロリン・リューダース「マヤ/28歳/狼女」(ともにKaguya Planet)などを翻訳しています。

特集「Y2K」の掲載作品を読むには

①Kaguya Planetの会員になる

Kaguya Planetの会員になると、6月〜9月に掲載されるY2K特集の作品をいち早くウェブ上で読むことができます。また、会員のプランに応じて、マガジン『Kaguya Planet No.10 Y2K』が無料で送られてきます。Kaguya Planetの特典についてこちらに詳しく掲載しています。

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②マガジン『Kaguya Planet No.10 Y2K』を予約する

特集「Y2K」の掲載作品と、特集テーマにまつわるブックレビューやコラムを収録したマガジン『Kaguya Planet No.10 Y2K』を2026年10月に刊行します。作品をより深く楽しみたい方や、小説以外のY2Kをテーマとした作品をもっと知りたい方はぜひご購入ください。

マガジン『Kaguya Planet Np.10 Y2K』を予約する

マガジン『Kaguya Planet No.10 Y2K』の刊行に際して、ウェブマガジンKaguya Planetで配信したSF短編小説は、無料で公開する予定です。

『日韓SF交換日記』好評発売中!

SF企業VGプラスの運営するKaguya Booksから、日本SF作家クラブ・韓国SF作家連帯編『日韓SF交換日記 あなたの言葉を聞くための対話が好評発売中! 総勢三十名以上のSF作家・翻訳者が集って、「SFの魅力」「フェミニズム」「病気や障害と創作」「作家として大切にしているもの」「クリエイターと政治」など、様々なトピックについて綴ります。あなたとわたしの間で呼応する、よりよい明日を目指すためのたくさんの言葉たちを詰め込んだ一冊、ぜひお手に取ってみてください。

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『日韓SF交換日記 あなたの言葉を聞くための対話』
編:日本SF作家クラブ・韓国SF作家連帯
イ・コンヘ/イ・サンファ/イ・シド/イ・ソヨン/ソ・ユンビン/チェ・イテク/チョン・ソヨン/チョン・ドギョム/チョン・ヘジン/チョンイェ/デイナ/ファン・モガ/へ・ドヨン/ホン・ジウン/ミン・イアン/ミン・ジヒョン/揚羽はな/池澤春菜/井上雅彦/白井弓子/上田早夕里/かかり真魚/吉良佳奈江/立原透耶/田場狩/中野伶理/長谷敏司/林譲治/廣岡孝弥/藤井太洋/堀川夢/溝渕久美子/八島游舷
サイズ:四六判
ISBN:978-4-911294-09-3
ページ数:304ページ
価格:2700円+税

収録しているコンテンツ
講演:フェミニズムとSFは韓国でどう出会い、広がったのか ──ミン・ジヒョン
日記:韓国と日本のSF作家24人12組による交換日記
対談:わたしとあなたのエンカレッジ! ──チョン・ソヨン×池澤春菜
座談会:日本から見た韓国SF、韓国から見た韓国SF ──フェミニズム、男性性、兵役、連帯の可能性
小説:かかり真魚「エコーズ」

 

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