イベント「著者チームと担当編集が語る、『もしも』からはじめるサイエンスライティング」アーカイブ配信中! | VG+ (バゴプラ)

イベント「著者チームと担当編集が語る、『もしも』からはじめるサイエンスライティング」アーカイブ配信中!

Kaguya Books8月の新刊、『外来種がいなくなったらどうなるの?』表紙を公開します!

SF出版レーベルのKaguya Booksは2025年8月に、宮本道人さん編著、北大CoSTEPのSFプロトタイピングプロジェクトを書籍化した『外来種がいなくなったらどうなるの? SF思考で環境問題を考える』を刊行します。

本書の刊行を記念して、8月2日(土)に札幌とオンラインでトークイベント「著者チームと担当編集が語る、「もしも」からはじめるサイエンスライティング」を開催いたしました!

『外来種がいなくなったらどうなるの?』はどんな本?

『外来種がいなくなったらどうなるの?』は、日本国内における外来生物をめぐる状況や、顕在している問題とその解決を、北海道大学の学生たちを主人公とした物語を通して、SF的な想像力でシミュレーションしてみる試みです。
本書では、外来種の問題を、たくさんの「もしも」を使って考えます。「もしも外来種がすべて消えたら?」「もしも外来種が倍増したら?」「もしも在来種版生類あわれみの令が出たら?」……科学的な知見の積み重ねと地道な取り組み、慎重な対応が必要な「外来生物」について、研究者や外来生物の防除活動に携わってきた方々への取材に基づいた丁寧な議論を、極端な状況を想像するSFのストーリーと、豊富なコラムやインタビューによって読みやすくまとめた一冊です。

編著者の一人である宮本道人さんは、慶應義塾大学サイエンスフィクション研究開発・実装センター所属。2025年3月までは、北海道大学CoSTEPの特任助教を務めていました。お笑い芸人のNON STYLE石田明さんと共同研究してVR漫才システムを開発したり、企業向けに小説執筆プロジェクトを行ったりするなど、科学と社会をつなぐ分野や、SF思考をめぐる分野で活躍しています。
著書には『古びた未来をどう壊す?』(光文社)、編著に『SF思考』(ダイヤモンド社)『SFプロトタイピング』(早川書房)などがあります。Kaguya Booksが2024年に刊行した『SF作家はこう考える』には、論考「え? 科学技術とSFって関係あるんですか? 本当に?」を寄せています。

 

札幌での刊行記念イベント、アーカイブ配信中

8月2日に札幌で開催したイベント「著者チームと担当編集が語る、「もしも」からはじめるサイエンスライティング」には、『外来種がいなくなったらどうなるの?』編著者の一人である宮本道人さんと著者陣である北海道大学CoSTEP20期本科ライティング・編集実習班から5人のメンバー、そして担当編集者の堀川夢さん(Kaguya Books)が登壇。本書の企画が生まれたきっかけから、どんなふうに執筆が進んでいったか、楽しかったところや大変だったところ、また書籍制作を通して学んだことなど、本書の制作にまつわることを楽しくお話ししました。ただいま、アーカイブ動画を配信中! 配信期間は9月2日(火)23:59までですので、お見逃しなく!

『外来種がいなくなったらどうなるの? SF思考で環境問題を考える』刊行記念イベント
「著者チームと担当編集が語る、「もしも」からはじめるサイエンスライティング」

【登壇者】宮本道人/北海道大学CoSTEP20期本科ライティング・編集実習班(岩田健太郎、佐藤柊介、竹村昌江、中山小夏、福島彩夏/堀川夢(Kaguya Books編集者)

【配信】オンライン(Zoom)
【字幕】Zoomの配信では、自動字幕機能による字幕がつきます。
【アーカイブ配信の期限】2025年9月2日(火)23:59

【主催】
VGプラス
【協力】慶應義塾大学サイエンスフィクション研究開発・実装センター
【助成】ポストヒューマン社会のための想像学

【チケット】

アーカイブ配信視聴チケット     1500円
書籍つきアーカイブ配信視聴チケット 3775円(送料込み)

【販売書籍】
『外来種がいなくなったらどうなるの? SF思考で環境問題を考える』 2,090円(税込)

【チケット購入方法】こちらのチケット申し込みページから、あるいは下記フォームからお申し込みください。

※先行予約にてご購入いただいた方は、予約特典として無料でアーカイブ動画をご視聴いただけます。視聴用URLおよびパスコードを、8/2にメールにてお送りいたしました。届いていない方は下記お問い合わせ用メールアドレスにご連絡くださいませ。

【注意事項】
・録音、録画、撮影、スクリーンショット、また配信URLやパスコードの第三者への共有は固くお断りいたします。
【お問合せ】info@virtualgorillaplus.com

『外来種がいなくなったらどうなるの? SF思考で環境問題を考える』

外来種がいきなり消えたら混乱が起きる? 逆にいきなり倍増したら社会はどう変わる? 様々な「もしも」の世界を設定することで、簡単に答えがでない課題を多角的に考えてみよう。SF思考研究者と気鋭の科学技術コミュニケーターたちが送る、外来種問題を知るための入口となる一冊。

編著:宮本道人、古澤正三
監修:北海道大学CoSTEP
著:岩田健太郎、佐藤柊介、竹村昌江、中山小夏、西野沙織、福島彩夏
価格:1900円+税
判型:A5判並製
装画・装幀・DTP:吉池康二
ページ数:176ページ
Cコード:C0045
ISBN:978-4-911294-05-5
発行・発売:Kaguya Books
書店発売:2025年8月31日〜

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