『カルキ 2898-AD』続編はある?
インド映画『カルキ 2898-AD』が2024年1月3日(金) より日本の劇場で公開され、注目を集めている。110億円の製作費を投じたSF超大作で、「バーフバリ」シリーズのプラバースが主演を務め、数千年の時を越えた物語が描かれる。
気になるのは、『カルキ 2898-AD』に続編があるのかどうかという点だ。前日譚のアニメ『ブッジ&バイラヴァ』はJAIHOとHuluで配信されており、シネマティック・ユニバースの拡大に期待がかかる。今回は、『カルキ 2898-AD』ラストのネタバレありで、続編制作についての情報をチェックしよう。
以下の内容は『カルキ 2898-AD』の結末に関するネタバレを含むため、必ず劇場で本編を鑑賞してから読んでいただきたい。
以下の内容は、映画『カルキ 2898-AD』の結末に関するネタバレを含みます。
『カルキ 2898-AD』のラストはどうなった?
映画『カルキ 2898-AD』のラストでは、賞金稼ぎのバイラヴァがアシュヴァッターマンと対決する中、司令官マナスが軍隊を引き連れて反乱軍の拠点であるシャンバラに襲来。シャンバラは破壊され、運命の子を孕ったスマティも捕獲されてしまう。
バイラヴァは倒れ、アシュヴァッターマンも自由を奪われて万事休すかと思われたが、バイラヴァの手にカルナの弓(アシュヴァッターマンの杖)が落ちるとバイラヴァは覚醒。バイラヴァは太陽神スーリヤの息子であり、アシュヴァッターマンの兄弟とされるカルナの生まれ変わりだったと思われる。
覚醒したバイラヴァは司令官マナスの船を撃沈し、スマティを連れ戻した。しかし、バイラヴァは覚醒から醒めると記憶をなくしており、アシュヴァッターマンの呼びかけに応じることなくスマティを連れて去ってしまったのだった。
一方、支配者スプリーム・ヤスキンはスマティから摘出された一滴のセラムを摂取すると若々しい姿を手に入れる。そして、スプリーム・ヤスキンが機械にも人間にも触れることができなかったアルジュナの弓ガーンディーヴァを手にして『カルキ 2898-AD』は幕を閉じる。
バイラヴァはコンプレックスに入るためにお尋ね者のスマティを手に入れに来ており、このままではスマティがスプリーム・ヤスキンに渡ってしまう。バイラヴァの覚醒は見られたが、バイラヴァとアシュヴァッターマンがタッグを組むには至らなかった。『カルキ 2898-AD』は、明らかに続編へと続く形で終わったのである。
『カルキ 2898-AD』続編はある?
映画『カルキ 2898-AD』が2024年6月27日に公開される1日前、6月26日にナーグ・アシュウィン監督が続編について語っている。インドメディアのTimes Nowの記事によると、ナーグ・アシュウィン監督は『カルキ 2898-AD』に続編があることを明言したという。
『カルキ 2898-AD』パート2では、スプリーム・ヤスキンが野望の遂行に挑み、アシュヴァッターマンとバイラヴァがそれにどのように対抗するのかに焦点が当てられるという。パート2は3年後、つまり2027年の公開を予定しているとされている。
これ以外にも、ナーグ・アシュウィン監督はかねてから『カルキ 2898-AD』が2部作となることを明言しており、スピンオフの可能性についても言及している。すでに前日譚のアニメ『ブッジ&バイラヴァ』が配信されており、回想に登場した機長やシャンバラのリーダー・マリアムのオリジン、他の神々のその後など、広げ方は無限大だ。
110億円の製作費が投じられた『カルキ 2898-AD』だが、2024年9月にPiknvillaが報じたところによると、全世界興行収入は220億円超を記録しているという。2024年8月末には、プロデューサーのアスワーニー・ダットがTimes of Indiaに『カルキ 2898-AD』パート2の撮影は2025年2月に始まると明かしている。
『カルキ 2898-AD』は続編公開に向けて順調に漕ぎ出しているようだ。続報を楽しみに待とう。
映画『カルキ 2898-AD』は2025年1月3日(金) より劇場公開。
Source
Times Now / Piknvilla / Times of India
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