小松左京原作『エスパイ』初のBlu-ray化 50周年で豪華特典と共に藤岡弘、・由美かおる・草刈正雄の名演が蘇る | VG+ (バゴプラ)

小松左京原作『エスパイ』初のBlu-ray化 50周年で豪華特典と共に藤岡弘、・由美かおる・草刈正雄の名演が蘇る

(C)1974 TOHO CO.,LTD.

小松左京の超能力SF『エスパイ』劇場公開50周年を記念して初のBlu-ray化

日本SF界の巨匠・小松左京の原作をもとに、『日本沈没』(1973)に続いて東宝が総力を結集して放った映画『エスパイ』(1974)が、劇場公開50周年を記念して初のBlu-ray化。2024年12月18日 (水) に発売される。『エスパイ』は、超能力を駆使するエスパイたちの壮絶なサイキック・バトルを描いた作品だ。

東宝
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50周年記念の特別バージョンとして制作された、全カラー88ページの豪華ブックレットには出演の藤岡弘、由美かおる草刈正雄によるインタビューや、世界的な大ヒット映画『エクソシスト』(1973 年)で悪魔に取り憑かれた少女を演じたリンダ・ブレアが出演するはずだった幻のバージョンの経緯も紹介。また、アクションシーンなどの撮影風景や記者発表を記録した貴重なニュース映像(スポニチニュース)海外予告編なども収録された特典映像も必見だ。

VFXなど全くない半世紀前の時代、昭和の「ゴジラ」シリーズや劇場版『日本沈没』の特撮を担当した中野昭慶特技監督が熟練の特撮技術を駆使し映像化した、テレキネス、予知、テレポーテーションといった超能力の数々をBlu-rayの鮮明な画質で楽しむことができる。

原作『エスパイ』60周年

映画『エスパイ』の原作は、小松左京が1964年に週刊漫画サンデーで連載したもの。日本初の本格的なエスパー(超能力者)小説とも言われている原作は今年60周年を迎えた。早川書房で『エスパイ』が単行本化された際、解説を書いたSFマガジンの編集長であった福島正実は、この作品を「わが国で書かれたはじめての本格的なエスパー(超能力者) 小説」と評価していた。日本では、『幻魔大戦』『AKIRA』『バビル二世』『斉木楠雄の Ψ 難』といった、超能力をテーマにしたコミック、アニメ、ゲームが多数生み出されているが、その先駆けとなったともいえる存在だ。

<映画『エスパイ』ストーリー概要>
エスパイ——それは人並み外れた超能力を持った人間(エスパー)によって組織された国際秘密機構であり、どの国家にも属さずに世界平和を守る正義の力だ。このエスパイたちにとって、恐るべき挑戦者が現れた。世界各地で VIP を暗殺する“逆エスパイ”の存在である。彼らへの対策に苦慮する中、エスパイの日本支部長・北条(加山雄三)は、部下の田村(藤岡弘、)とマリア(由美かおる)を使って、超能力を持ったテストドライバーの三木(草刈正雄)をスカウトし、超能力のトレーニングを課していた。ある日、イスタンブールからの情報により、逆エスパイがバルトニア首相の暗殺を企んでいることを知る。恋仲でもある田村とマリアはイスタンブールへと飛ぶが、そこには逆エスパイの首領ウルロフ(若山富三郎)の罠が仕掛けられていた……!

今回Blu-rayの特典として、映画『エスパイ』の秘話満載の88ページ・オールカラーのブックレットが制作された。藤岡弘、(『エスパイ』製作時「藤岡弘」)、由美かおる、草刈正雄のインタビューを収録。映画『エスパイ』への想い、そして撮影秘話の数々が披露されている。

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【出演者インタビュー】
藤岡弘、
「50 年前の昭和の時代に、超能力の世界を映像化するという画期的な試みにチャレンジした、 その気概が全編に満ちた作品だと思います。粗削りな部分もあるかもしれませんが、作品にみなぎるチャレンジ精神やこれまでにないものを作ろうという情熱を体感していただければと思います」

由美かおる
「わくわくしました。 エスパーとスパイを掛け合わせた言葉も魅力で、 面白そうだなって思いました。もともと不思議なことに興味があって、超能力にも関心があったんです。 人間も宇宙の一部だから、そんな力があっても不思議じゃないなって(笑)」

草刈正雄
「加山さんが大好きだったので、すごく緊張したのを覚えています。<中略>もしかしたら笑っちゃうところもあるかもしれないけど、そういう部分も含めて『エスパイ』 を楽しんで欲しいですね。 ・・・リメイクをする時は、僕には加山さんの役をお願いします (笑)」

映画『エスパイ』四つの台本の詳細

『エスパイ』は原作発表の1964年から間もない1967年に映画化が検討され、1968年にはシナリオ第一稿も執筆されていた。三橋達也、佐藤允、浜美枝、若林映子といった当時の人気俳優を集めた布陣だったが、実現することはなかった。しかし、二つのきっかけで『エスパイ』の映画化が再び動き出すこととなる。小松左京の原作で、73 年末に公開され大ヒットした『日本沈没』。そして74年春、ユリ・ゲラーのTV出演から始まった、スプーン曲げなどの超能力ブームだ。

驚くべきことは、再始動した『エスパイ』のプロジェクトでは、アメリカ本部からの応援の大物エスパー・ジュディ役として『エクソシスト』(73)で主人公・リーガンを演じたリンダ・ブレアの出演が予定されていたことだ。ブックレットでは第二稿、第三稿をもとに、リンダ・ブレアが演じる予定だったジュディのキャラクター詳細(人の死を予言する能力や草刈正雄演じるエスパー・三木との関係等)に踏み込むとともに、当時のメディアでの反応も合わせて紹介している。

特典映像として、製作発表会の様子やアクションシーン撮影風景などのニュース映像5編(提供:スポニチクリエ)を収録。藤岡弘、の吹き替え無しアクションシーンのメイキングや、初のアクションに挑む由美かおるの意気込み、加山雄三の大ファンで共演することに感激していた草刈正雄が、撮影の合間にシナリオをのぞき込みながら加山雄三から演技のアドバイスを受けている一コマも。さらに、エスパイの宿敵であり、ラスボス感満載の昭和の大名優、若山富三郎のメイクシーンなど驚くべき映像満載だ。

特典映像:スポニチニュース5編
・「早くもお正月の用意 由美かおる」
・「ガンバッてます 加山雄三」
・「わたしは女優? 由美かおる」
・「俺は超能力者! 若山富三郎」
・「廃工場のアクションシーン 藤岡弘」

『エスパイ』公開50周年記念 Blu-ray 2024 年12月18日(水)発売

東宝
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品番:TBR34206D/POS:4988104140067
本編 94 分/カラー/シネスコサイズ
原作:小松左京
脚本:小川英
監督:福田純
特技監督:中野昭慶
製作:田中友幸/田中文雄
音楽:平尾昌晃/
京建輔
出演:藤岡弘/由美かおる/草刈正雄/加山雄三/若山富三郎
発売:東宝株式会社
(C)1974 TOHO CO.,LTD.

◆Blu-ray(2 層 50GB)
●音声:①日本語モノラル ②オーディオコメンタリー
●字幕:日本語バリアフリー
●映像特典:特報/予告篇/海外輸出用予告篇/スポニチニュース(「早くもお正月の用意 由美かおる」「ガンバッてます 加山雄三」「わたしは女優? 由美かおる」「俺は超能力者! 若山富三郎」「廃工場のアクションシーン 藤岡弘」)/スチールギャラリー(静止画)

≪特典物≫
アウターケース(三方背仕様)
8 枚組ロビーカード ※縮小版になります。
豪華ブックレット【オールカラー全 88 ページ】
・作品解説「エスパイ」原作から映画へ、台本の変遷
・藤岡弘、/由美かおる/草刈正雄/浅田英一(助監督)インタビュー
・「脚本家・小川英の思い出」文・大川俊道(脚本家)
・宣材紹介:ポスター/チラシ/プレスシート/劇場パンフレット
・スチール写真集

12 月18日(水)発売 『エスパイ』公開 50 周年記念 Blu-ray
発売・販売元:東宝株式会社(C)1974 TOHO CO.,LTD.

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原作小説『エスパイ』は角川文庫より電子版が配信中。

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情報提供
小松左京ライブラリ

小松左京「くだんのはは」が朗読される橋爪功朗読公演の詳細はこちらから。

『日本沈没』初の二次創作ゲーム化についてニュースはこちらから。

『さよならジュピター』40周年で振り返る小松左京の挑戦はこちらから。

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