東京創元社より「宇宙」と「時間」をテーマにしたSFアンソロジーが同時発売 酉島伝法、八島游舷ら創元SF短編賞受賞者が勢ぞろい | VG+ (バゴプラ)

東京創元社より「宇宙」と「時間」をテーマにしたSFアンソロジーが同時発売 酉島伝法、八島游舷ら創元SF短編賞受賞者が勢ぞろい

(C) TOKYO SOGEN Co.,Ltd

「宇宙」と「時間」のSFアンソロジーが登場

東京創元社より、「宇宙」と「時間」をテーマにした書き下ろしSFアンソロジーが発売される。「宇宙」をテーマにした『宙を数える』には高山羽根子、酉島伝法ら、「時間」をテーマにした『時を歩く』には八島游舷、久永実木彦ら、東京創元社が主催する創元SF短編賞の各賞受賞者が勢ぞろいしている。『宙を数える』『時を歩く』は、共に2019年10月30日(水) に発売される予定だ。

東京創元社
¥990 (2024/05/03 13:44:26時点 Amazon調べ-詳細)
東京創元社
¥990 (2024/05/03 13:44:27時点 Amazon調べ-詳細)

東京創元社出身作家が勢ぞろい

『宙を数える』『時を歩く』は、東京創元社の文庫創刊60周年記念として刊行される。2010年に第一回の受賞作を発表した創元SF短編賞は、2019年で第10回目を迎えた。
この節目に、2010年代に次々とSF作家を送り出してきた東京創元社が、同賞の正賞および優秀賞 (第2回目までは佳作) を受賞した作家のうち、2018年までに作品を発表した作家13名を集めた書き下ろしアンソロジーを刊行する。東京創元社がその才能を見出した、2020年代をも担っていくであろう作家たち計13名の競演に期待しよう。

書き下ろし宇宙SFアンソロジー『宙を数える』に収録される作家および作品名は以下の通り。

オキシタケヒコ (第三回優秀賞受賞者)「平林君と魚の裔」
宮西建礼 (第四回正賞受賞者)「もしもぼくらが生まれていたら」
酉島伝法 (第二回正賞受賞者)「黙唱」
宮澤伊織 (第六回正賞受賞者)「ときときチャンネル#1【宇宙飲んでみた】」
高山羽根子 (第一回佳作受賞者)「蜂蜜いりのハーブ茶」
理山貞二 (第三回正賞受賞者)「ディセロス」
東京創元社
¥990 (2024/05/03 13:44:27時点 Amazon調べ-詳細)

書き下ろし時間SFアンソロジー『時を歩く』に収録される作家および作品名は以下の通り。

松崎有理 (第一回正賞受賞者)「未来への脱獄」
空木春宵 (第二回佳作受賞者)「終景累ヶ辻」
八島游舷 (第九回正賞受賞者)「時は矢のように」
石川宗生 (第七回正賞受賞者)「ABC巡礼」
久永実木彦 (第八回正賞受賞者)「ぴぴぴ・ぴっぴぴ」
高島雄哉 (第五回正賞受賞者)「ゴーストキャンディカテゴリー」
門田充宏 (第五回正賞受賞者)「Too Short Notice」
東京創元社
¥990 (2024/05/03 13:44:26時点 Amazon調べ-詳細)

また、東京創元社からは、2019年8月30日に大山望、日下三蔵編の『年間日本SF傑作選 おうむの夢と操り人形』も発売されている。第10回創元SF短編賞の受賞作と選評も掲載されているので、こちらも要チェックだ。

東京創元社
¥900 (2024/05/03 13:44:28時点 Amazon調べ-詳細)

VG+編集部

映画から漫画、ゲームに至るまで、最新SF情報と特集をお届け。 お問い合わせ

関連記事

  1. 【連載】Kaguya Book Review 第4回 ベンハミン・ラバトゥッツ『恐るべき緑』

  2. 間瀬純子「金星、地獄の動物園」が英訳で米Collective Realms Magazineに掲載 Toshiya Kameiによる翻訳

  3. 「大阪/京都SFアンソロジー」先行予約受付は6月12日(月)まで! お得なセットと限定特典をお見逃しなく!

  4. Kaguya Planetにて「気候危機」第三弾、津久井五月「われらアルカディアにありき」先行公開開始!