2000年代のときめきと不穏を描き出す 特集「Y2K」開催
SFのウェブマガジン Kaguya Planet では、特集は「Y2K」を開催中! 8月は、kotono in midnightさんによるY2Kな短編小説を掲載します。特集Y2Kでは、9月までY2Kにまつわる小説をウェブマガジンに掲載するほか、掲載した小説にコラムやブックレビューを加えた『Kaguya Planet No.10 Y2K』を刊行します。
Kaguya Planetは、毎月SF短編小説を配信しているSFのウェブマガジンです。
掲載した作品は、四ヶ月に一回、マガジン『Kaguya Planet』として刊行します。
Kaguya Planetの会員になると、配信している短編小説を先行公開に読むことができたり、マガジン『Kaguya Planet』が無料で届いたり、イベントに割引価格で参加できたり……魅力的な特典が盛りだくさん!
6月〜9月のKaguya Planetは「Y2K」特集
2000年代、またこの年代に流行したカルチャーのことを「Y2K(Year 2000)」と呼びます。世紀末を越えた当時、希望に満ちたムードが訪れました。コンピュータの性能が向上して一般家庭にも広まり始め、インターネットが普及したことで、より自由でときに過激な表現が生まれます。国内外、またメインストリームでもストリートでも、さまざまなファッションが生まれ、アニメや音楽などのコンテンツが発展しました。一方で、2001年に発生した同時多発テロや2008年のリーマンショックなどが、この時代の、とくにアメリカで生まれるカルチャーに影響を与えます。
そんな、2000年代を想起させるようなカルチャーが、2020年代のいまリバイバルしています。Windowsが出てきたころを思わせる、ローテクでちょっと虚無的な、つるっとしたCGのビジュアル。当時のアニメの質感を思い起こさせるキャラクター、当時の音楽をサンプリングしたトラック。カラフルなミニ丈のトップスにギャルのルーズソックスを思わせるレッグウォーマーの足元、首にはヘッドフォン、といったファッション。どこか楽観的できらめいていた時代にノスタルジーを抱きつつ、その後の世界に何が起こるかをすでに知っているがゆえのうっすらとした不穏さ。単なる流行のサイクルには収まりきらない引力が、2020年代のY2Kカルチャーにはあるような気がします。
特集「Y2K」は、SFのフレームをとおしてそのきらめきと不穏を見てみたい、という試みです。
8月の執筆者はkotono in midnightさん
8月のY2K特集では、kotono in midnightさんの短編小説を掲載。kotonoさんは大阪府出身のジンスタ/DJ/フロアデコレーターです。2017年より『BGMzine』を制作・刊行しています。フェミニズムやクィアをメインテーマに制作を続けており、全国各地でのイベント出展を経験。ZINEを通して人との対話を試みることを大切にしています。2023年5月には『未来の男性へ―IWAKAN書簡集』に寄稿。また、2024年6月に「CALL magazine」にて掌編小説を発表しました。東京・東中野の書店platform3で開催される「ロンリネスシネマクラブ」にて、『ユンヒヘ』などの映画のお喋り会を共催しています。
特集「Y2K」の掲載作品を読むには
①Kaguya Planetの会員になる
Kaguya Planetの会員になると、6月〜9月に掲載されるY2K特集の作品をいち早くウェブ上で読むことができます。また、会員のプランに応じて、マガジン『Kaguya Planet No.10 Y2K』が無料で送られてきます。Kaguya Planetの特典についてこちらに詳しく掲載しています。
②マガジン『Kaguya Planet No.10 Y2K』を予約する
特集「Y2K」の掲載作品と、特集テーマにまつわるブックレビューやコラムを収録したマガジン『Kaguya Planet No.10 Y2K』を2026年10月に刊行します。作品をより深く楽しみたい方や、小説以外のY2Kをテーマとした作品をもっと知りたい方はぜひご購入ください。
マガジン『Kaguya Planet Np.10 Y2K』を予約する
マガジン『Kaguya Planet No.10 Y2K』の刊行に際して、ウェブマガジンKaguya Planetで配信したSF短編小説は、無料で公開する予定です。
Y2K特集では、ジェナローズ・ネザコット「エターナル階段でたそがれを」、近藤銀河「「私の幽霊とレトロY2Kゲーム実況」を観ながら」を先行公開中!
Kaguya PlanetのY2K特集では、ジェナローズ・ネザコット「エターナル階段でたそがれを」(堀川夢訳)と、近藤銀河「「私の幽霊とレトロY2Kゲーム実況」を観ながら」を会員向けに公開中。
「エターナル階段でたそがれを」は、「ドリームコア」的なタイル張りの巨大階段と二人の少女をめぐる物語です。詳細はこちら。
「「私の幽霊とレトロY2Kゲーム実況」を観ながら」は、2040年代を舞台に、自身の15歳のときの幽霊とともに2000年代のゲームを実況する配信者の物語です。詳細はこちら。
『ディープリスク・ダイビング』好評発売中!
SF企業VGプラスの運営するKaguya Booksから、宮本道人、小林直美、藤本敦也、大澤博隆編『ディープリスク・ダイビング』が好評発売中!
本書は、SFを主軸に、未知のリスクに深く潜り、物事の深層を分析しようという取り組み、〈ディープリスク・ダイビング〉を提案する一冊です。SFをはじめとしたフィクションの社会実装に取り組んできた4名の編著者を中心に、多数のビジネスパーソンとSF作家と研究者など、様々な立場の人がそれぞれの知見を持ち寄りました。SFが好きな方はもちろん、SFをよく知らないという方にも、SF思考とディープリスク・ダイビングの可能性を興味深く感じていただけるよう構成しています。
未知のリスクが不安な方、リスクをチャンスに変えたい方、既存のビジネスの手法に限界を感じている方、ビジネスに限らず、あらゆるプロジェクトにおいてリスクに備えたい方にオススメです!
『ディープリスク・ダイビング』
宮本道人・藤本敦也・小林直美・大澤博隆 編著
サイズ:四六判
ISBN:978-4-911294-14-7
ページ数:264ページ
価格:1900円+税
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