映画『ウィキッド ふたりの魔女』大ヒットを記録
映画『ウィキッド ふたりの魔女』が2025年3月7日(金) より日本公開を迎える。舞台『ウィキッド』(2003) を実写映画化したミュージカル作品で、小説『オズの魔法使い』(1900) に登場する“西の悪い魔女”と“北の良い魔女”のオリジンが描かれる。
2024年11月に米国で公開された本作は、日本公開までに全世界興収約7億3,000万ドルというメガヒットを記録。アメリカ国内ではブロードウェイミュージカルを原作とした映画としては歴代No.1のヒット作に輝いた。
米時間3月2日(日) に開催された第97回アカデミー賞では、『ウィキッド ふたりの魔女』は衣装デザイン賞と美術賞の2部門を受賞。続編にも期待が高まっている。
映画『ウィキッド ふたりの魔女』続編は?
映画版『ウィキッド』は二部作として製作されており、既に続編の公開が決定している。続編の原題は『ウィキッド:フォー・グッド』で、2025年11月21日の米公開を予定している。米国では第1作目の米公開から丸一年後に公開されることになる。
『ウィキッド』の続編も第1作目と同じくジョン・M・チュウ監督が指揮を執り、ウィニー・ホルツマンとデイナ・フォックスによる共同脚本で制作される。内容としてはミュージカル『ウィキッド』の第二幕を映画化したものになる。
映画『ウィキッド』は、2012年にユニバーサル・ピクチャーズとマーク・プラット・プロダクションによる映画化が発表された。パンデミックやハリウッドの大規模ストライキを経て、2024年1月に撮影を終了。発表から10年以上の歳月を経てようやくお披露目されている。
ようやく二部作が公開される『ウィキッド』だが、その計画は二作品にはとどまらないようだ。XのWicked News Hubが2024年11月に投稿した動画では、共同脚本を担当したウィニー・ホルツマンが第3作目と第4作目について「すでに話し合っている」と発言している。
グレゴリー・マグワイアが手がけた「ウィキッド」の小説シリーズは8作目まで刊行されている。今回二部作として映画化されたのは1995年に刊行された『The Wicked Years』で、『Son of a Witch』(2005)、『A Lion Among Men』(2008)、『Out of Oz』(2011)、「Maracoor」三部作 (2021-2023)、『Elphie: A Wicked Childhood』(2024) と、原作はまだまだ存在する。
『ウィキッド ふたりの魔女』は大ヒットとアカデミー賞受賞という輝かしいデビューを見せた。続編の『ウィキッド:フォー・グッド』が同様の成功を収めれば第3作目の制作は困難なハードルにはならないだろう。
ミュージック映画の歴史を塗り替えた『ウィキッド』は、シリーズとしてどこまで発展していくのだろうか。すでにファンの間では同フランチャイズとして『オズの魔法使い』のリメイクに期待を寄せる声もあがっているが、果たして……。
映画『ウィキッド ふたりの魔女』は2025年3月7日(金) より全国公開。
『ウィキッド ふたりの魔女』のオリジナル・サウンドトラックは発売中。
Source
Wicked News Hub
【ネタバレ注意】『ウィキッド ふたりの魔女』ラストの解説&考察はこちらから。
『ウィキッド』と『モアナ』の大ヒットについてはこちらの記事で。