『ミッキー17』ジャパンプレミア開催
2025年3月28日(金)より全国公開される映画『ミッキー17』のジャパンプレミアが開催された。5年振りの来日となるポン・ジュノ監督を出迎えたのは、今や世界的な人気芸人として名を馳せるとにかく明るい安村、ポン・ジュノ監督ファンを公言する俳優の町田啓太、そして同じく今や世界的な知名度を誇る映画監督の山崎貴。レッドカーペットにはポン・ジュノ作品ファンであるアンミカ&セオドール・ミラー夫妻と俳優の井上咲楽も駆け付けた。
レッドカーペットでは、ポン・ジュノ監督を始めとしてプロデューサーのチェ・ドゥホ、町田啓太、井上咲楽、とにかく明るい安村、アンミカ&セオドール・ミラー夫妻にインタビューすることができた。以下、その模様をお届けしよう。
ポン・ジュノ監督が語ったテーマ
『ミッキー17』で伝えたいテーマについては、「ラブストーリーとしての一面も楽しんでほしい」と語ったポン・ジュノ監督。悪化する世界情勢や時代との関わりについて聞くと、「2021年にシナリオを書き、2022年に撮影した。けれど公開されている今の時代に重なる部分があるようで不思議な気持ちだ。マーク・ラファロが演じた独裁者は、今の私たちが生きている時代に何か示唆するものも大きくあると思う。今起きているニュースと比較しながらキャラクターを見るのも面白い見方の一つかなと思う」と語ってくれた。
#映画ミッキー17
ポン・ジュノ監督にジャパンプレミアで話を聞きました🎤「マーク・ラファロが演じた
悪党、独裁者は
私たちが生きている時代に
示唆するものがあると思います」『ミッキー17』は大ヒット上映中 pic.twitter.com/ilDEdYz9Nk
— バゴプラ|Kaguya Books (@vagopla) April 5, 2025
チェ・ドゥホ プロデューサーは作品のテーマについて「自分を愛すること。ナーシャという恋人やもう一人の自分との出会いや経験を通して最終的に自分を知っていくことを描いた物語」と語ってくれた。2025年公開というタイミング、時代との関わりについては「5年前でも5年後でも変わらない、いつでも同じように共感できる〈自分を愛すること〉という普遍的なテーマを扱っている。時代性というのとは少し違うかも知れない」と語った。
俳優の町田啓太が最初に観たポン・ジュノ監督作品は『殺人の追憶』(2003)とのことだ。以降、ポン・ジュノ監督作品の大ファンになった町田は、ポン・ジュノ作品の魅力について「寄り添ってくれるところ。それをリリースするタイミングの時代背景も含めて共感するポイントが多い。ユーモアもある」と語る。『ミッキー17』について「爆発力があるが、集大成というよりはここから次にまた何を見せてくれるのだろうと期待させられる作品」と語ってくれた。
俳優の井上咲楽は『パラサイト』(2019)に憧れて実際に「半地下」暮らしをしてみたが湿気が凄くてすぐに引っ越してしまったとのことだった。とにかく明るい安村は、『ミッキー17』について、「『パラサイト』と較べれば、〈とにかく明るい〉とまではいかないけどミッキーを応援したくなるような作品」だと語った。
これまでのポン・ジュノ作品は全て観たと言うアンミカも韓国留学中に半地下暮らしを体験し、『パラサイト』にも描かれた韓国の社会問題をリアルに肌に感じたとのことだった。これまでで一番好きなポン・ジュノ作品は『スノー・ピアサー』だと言うセオドール・ミラーは、予告を見て『ミッキー17』が新たに一番好きな作品になる予感がすると語った。
舞台挨拶では、特別ゲストの山崎貴がポン・ジュノ監督とチェ・ドゥホプロデューサーに花束を贈呈し、とにかく明るい安村が「安心してください、履いてますよ」の持ちネタを韓国にちなみ「サムギョプサル」を焼く場面でと『ミッキー17』劇中でミッキーが複製される場面での韓国版と英語版の二つを披露した。ポン・ジュノ監督も大いに笑い、場内は温かい雰囲気に包まれた。
町田啓太がアイデアのきっかけについて質問すると、ポン・ジュノ監督は「例えばラーメンを食べている時に汁がパンツに掛かったとします。そうするとこれはどういうことだろう、何故汁が掛かったのか、このことに何か意味はあるのかなど些細なきっかけを深く考えていきます」と答えた。必ずしも海や山やといった〈非日常〉に身を置くことで何か閃きを得るということではなく、飽くまでも日常の生活の中の出来事を深く考えることで映画のアイデアへと膨らましていくとのことだ。
世界中で大ヒットを記録する映画『ミッキー17』は2025年3月28日(金)全国公開。
■タイトル:『ミッキー17』
■公開:3月28日(金)公開 4D/Dolby Cinema🄬/ScreenX/IMAX🄬 同時公開
■監督・脚本:ポン・ジュノ(『パラサイト 半地下の家族』)
■出演:ロバート・パティンソン(『TENET テネット』『ハリー・ポッターと炎のゴブレット』)、ナオミ・アッキー(『スター・ウォーズ/スカイウォーカーの夜明け』)、スティーブン・ユァン(『NOPE/ノープ』)、トニ・コレット(『ヘレディタリー/継承』(アカデミー賞R助演女優賞ノミネート))、マーク・ラファロ(『アベンジャーズ/エンドゲーム』)
■製作年:2025年 ■製作国:アメリカ ■映倫区分:G
■コピーライト表記:© 2025 Warner Bros. Ent. All Rights Reserved.
■配給:ワーナー・ブラザース映画
エドワード・アシュトンの原作小説『ミッキー7』は大谷真弓の翻訳で発売中。
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