ヒップホップでパレスチナ解放を訴える『KNEECAP/ニーキャップ』新場面写真20点解禁、サントラ情報も | VG+ (バゴプラ)

ヒップホップでパレスチナ解放を訴える『KNEECAP/ニーキャップ』新場面写真20点解禁、サントラ情報も

© Kneecap Films Limited, Screen Market Research Limited t/a Wildcard and The British Film Institute 2024

映画『KNEECAP/ニーキャップ』新場面写真20点解禁

第97回アカデミー賞®国際長編映画賞ショートリストに選ばれたほか25の映画賞を受賞し、世界中で高い評価を得ている映画『KNEECAP/ニーキャップ』(原題:KNEECAP)が、8月1日(金)より新宿シネマカリテ、ヒューマントラストシネマ渋谷ほかにて全国順次公開する。

北アイルランド出身のヒップホップ・トリオ、KNEECAP。2022年まで北アイルランドでは公用語として認められていなかったアイルランド語でラップをし、政治的な風刺の効いたリリックに反抗的なパンク精神を融合したスタイルで注目されている。

政治家にも目をつけられ、検閲の対象としてラジオ局では放送禁止になるなど、その過激な言動で度々論争を巻き起こしていることから、“セックス・ピストルズ以来、最も物議を醸すバンド”とも呼ばれる。

先日開催された世界最大級の野外音楽フェス、コーチェラ・フェスティバルにも出演。パフォーマンス中にイギリスの元首相マーガレット・サッチャーと、パレスチナにジェノサイドを行い続けるイスラエルを批判したことで、生配信が一時的に中断。

タブーを恐れずに自分たちのプラットフォームを使って声を上げる姿勢とそのエネルギッシュなパフォーマンスで、アイルランドのみならず世界中の人々から支持を得ている。

本作はそんなKNEECAPの誕生を、アイルランド語法制化を求める抗議活動を背景に辿る半自伝的物語。北アイルランド紛争の傷跡が深く残る西ベルファストのドラッグにまみれた労働者階級の若者を、ユーモアを交えてポップなテイストで描く。

スローモーションやストップモーションを駆使したスタイリッシュな演出から“アイルランド版トレインスポッティング”とも評され、オマージュシーンも随所に登場。また、メンバー3人は演技初挑戦にして、本人役を見事に好演した

彼らの注目度も相まってアイルランドではアイルランド語映画として初週動員歴代1位の大ヒットを記録。さらに、第40回サンダンス映画祭では観客賞(NEXT部門)を受賞した

第97回アカデミー賞®国際長編映画賞にアイルランド代表としてショートリストに選ばれるなど、25の受賞と64のノミネートを果たした。世界中で大絶賛された話題作がついに日本に上陸する。

今回解禁された20点の場面写真は、KNEECAPの3人がアルコールやドラッグに溺れながらも、アイルランド語のアイデンティティと権利のために音楽に没頭する姿から、『トレインスポッティング』を彷彿させる逃走シーンやトイレシーン、ニーシャの父親や彼らを追う警察の姿まで本作を余すことなく捉えたもの。

エルトン・ジョンやオアシスのノエル・ギャラガーエルヴィス・コステロベックらも絶賛しているKNEECAPのエネルギッシュなライブパフォーマンスシーンも。アイルランドの独立を目指す過激派組織IRA暫定派の元メンバーであるニーシャの父親は、ハリウッドでも活躍するアイルランドの俳優マイケル・ファスベンダーが演じる。

KNEECAPは2025年4月、コーチェラ・フェスティバルに出演し、イスラエルを批判し、パレスチナを支持したことで世界中から非難が殺到。まるで見せしめかのように、2024年11月のロンドン公演でモ・カラがヒズボラ(イスラエルに抵抗する武装組織。イギリスではテロ組織に指定されている)の旗を掲げたことも今になって物議を醸す事態に。

警察まで捜査に乗り出し、モ・カラはテロ罪で起訴され、6月18日に出廷予定だ。一連の騒動を受け、KNEECAPと彼らのエージェントは「イスラエルによる大量虐殺が問題であって、ハマスやヒズボラを支持したことは一度もない。これは政治的な取り締まりだ」と強く反論。

KNEECAPの表現の自由を支持すべく、ポール・ウェラーやパルプ、フォンテインズD.C.ら世界中の有名アーティストが彼らに賛同している。そんな追い風をよそに、KNEECAPはイギリスで最大規模になるウェンブリー・アリーナの公演を発表した。

彼らの勢いはとどまることなく、世界中で人気を獲得中。本作は、そのように過激な言動で物議を醸しながらも、タブーを恐れずに声を上げ続ける彼らをポップでスタイリッシュに描いており、あらゆる人権が脅かされている新たな危機の時代を迎えた今だからこそ観るべき、エネルギーに満ち溢れた作品だ。

さらに、アイルランド語と英語で政治的な風刺の効いたリリックを巧みに操るKNEECAPは、もちろん音楽においても高い評価を得ており、本作のサウンドトラックが好評発売中。

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アイルランド出身バンドで第67回グラミー賞にもノミネートされたフォンテインズD.C.やKNEECAPと同じく北アイルランド・ベルファスト出身の音楽ユニットであるバイセップ、イギリスのテクノユニットであるオービタルら豪華アーティストが参加している。

【STORY】
北アイルランド、ベルファストで生まれ育ったドラッグディーラーのニーシャ(MCネーム:モウグリ・バップ)と幼馴染のリーアム(MCネーム:モ・カラ)。麻薬取引で警察に捕まったリーアムは英語を話すことを頑なに拒み、反抗的な態度を貫いていた。そこに通訳者として派遣された音楽教師のJJ(MCネーム:DJプロヴィ)が、リーアムの手帳に綴られていたアイルランド語の歌詞を発見。その才能に目をつけ、3人はアイルランド語の権利を取り戻すべく、アイルランド語のヒップホップを始めることに。

映画『KNEECAP/ニーキャップ』は、2025年8月1日(金)より新宿シネマカリテ、 ヒューマントラストシネマ渋谷ほか全国順次公開。

『KNEECAP/ニーキャップ』公式

監督・脚本:リッチ・ペピアット
製作:トレバー・バーニー、ジャック・ターリング
撮影:ライアン・カーナハン
音楽:マイケル・“マイキー・J”・アサンテ
出演:モウグリ・バップ、モ・カラ、DJプロヴィ、ジョシー・ウォーカー、マイケル・ファスビンダー
2024年/105分/イギリス・アイルランド
原題:KNEECAP/カラー/5.1ch/2.35 : 1/R18+ © Kneecap Films Limited,
Screen Market Research Limited t/a Wildcard and The British Film Institute 2024
日本語字幕:松本小夏
後援:アイルランド大使館 配給:アンプラグド

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【サウンドトラック詳細】
■アーティスト:KNEECAP(ニーキャップ)
■タイトル:KNEECAP (ORIGINAL SOUNDTRCK)
(ニーキャップ(オリジナル・サウンドトラック))
■品番:HVNLP229CDJ[CD/国内流通仕様]
※帯付で解説他はつきません。
■定価:¥3,100 +税
■発売元:ビッグ・ナッシング/ウルトラ・ヴァイヴ
■収録曲
01. ‘Every fucking story about Belfast starts like this’
02. Parful – KNEECAP
03. ITS BEEN AGES – KNEECAP
04. Run – Mikey J
05. ‘Nothing but a H.O.O.D’
06. Civil Rights – Mikey J
07. ‘A wee operation’
08. Dad’s Gone – Mikey J
09. Amach Anocht – KNEECAP
10. ‘You bring a stolen car here’
11. Ceasefire Babies – Mikey J
12. Guilty Conscience – KNEECAP
13. ‘Love affair with the shniff’
14. C.E.A.R.T.A – KNEECAP
15. Arrested – Mikey J
16. 80% – Dirty Faces
17. 3CAG – KNEECAP
18. The A Minor Set – The Bonny Men
19. ‘No need to panic’
20. Thart Agus Thart – KNEECAP
21. ‘What the fuck was that?!’
22. Glue – BICEP
23. ‘There are 80,000 native Irish speakers…’
24. Sick In The Head – KNEECAP
25. Liberty Belle – Fontaines D.C.
26. ‘Special delivery’
27. Phone Booth – Mikey J, Gemma Doherty and Simone Kirby
28. Ash Plant – Absolute Lilt
29. Better Way To Live (ft. Grian Chatten) – KNEECAP
30. Kneecapped – Mikey J
31. Fall In Love Again – Alanna Royale
32. Is a bullet – Mikey J, Gemma Doherty and Simone Kirby
33. ‘The Irish for the end is…’
34. H.O.O.D – KNEECAP

6月20日公開『レオ:ブラッディ・スウィート』の予告編はこちらから。

7月4日公開『夏の砂の上』の情報はこちらから。

7月25日公開『私たちが光と想うすべて』の最新情報はこちらから。

8月1日公開『KNEECAP/ニーキャップ』の情報はこちらから。

8月8日公開『アイム・スティル・ヒア』の情報はこちらから。

8月22日公開予定『大長編 タローマン 万博大爆発』の情報はこちらから。

9月15日公開『九月と七月の姉妹』の情報はこちらから。

10月3日公開『ワン・バトル・アフター・アナザー』の情報はこちらから。

VG+編集部

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