『ズートピア2』ネタバレ解説&感想 ラストの意味は? 込められたメッセージとオマージュを考察 | VG+ (バゴプラ)

『ズートピア2』ネタバレ解説&感想 ラストの意味は? 込められたメッセージとオマージュを考察

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『ズートピア2』公開

2016年に公開され、「アナと雪の女王」シリーズ2作に次ぐディズニーアニメーション史上第3位の大ヒットを記録した映画『ズートピア』。2022年にはスピンオフ『ズートピア+』がディズニープラスで配信されていたが、2025年12月5日(金)、ついに続編『ズートピア2』が日本の劇場で公開日を迎えた。

『ズートピア2』は一足早く公開された米国をはじめとする国で初週5日間の全世界興行収入が5,600万ドルを記録。日本円で約866億円という驚異的なヒットとなり、これまでに公開された歴代のアニメ映画で史上ナンバーワンとなる数字を叩き出した。

9年ぶりに公開された続編でもウサギのジュディ役をジニファー・グッドウィンと上戸彩、キツネのニック役をジェイソン・ベイトマンと森川智之が続演。新たなキーキャラクターとなるヘビのゲイリー役をキー・ホイ・クァンと下野紘、オオヤマネコのパウバート役をアンディ・サムバーグと山田涼介、ビーバーのニブルズ役をフォーチュン・フィームスターと江口のりこが演じている。

今回は、『ズートピア2』で描かれた物語のメッセージやオマージュ等を、特にラストの展開に注目して解説&考察していこう。以下の内容は結末のネタバレを含むので、必ず劇場で本編を鑑賞してから読んでいただきたい。めっちゃ良い映画だったので、観てない方はぜひ。

ネタバレ注意
以下の内容は、映画『ズートピア2』の内容及び結末に関するネタバレを含みます。

『ズートピア2』ネタバレ解説

ズートピアの新たな事件

映画『ズートピア2』は、前作『ズートピア』でジュディとニックがベルウェザー前市長の悪事を暴き、ヒーローとなった直後から幕を開ける。ジュディとニックはズートピア警察初のウサギとキツネのバディコップになっていたが、まだ共に新人である。なのにジュディは成果をあげて警察内で認めてもらおうと躍起になっている。

一方のニックは、警察になってからも相変わらずの皮肉屋で、どんな場面でも斜に構えてジョークを言っている。それでもジュディの提案にはついていく姿を見せており、ジュディを大切に思っていることだけは伝わってくる。

密輸入の摘発で暴走してしまったふたりは、ボゴ署長からパートナー同士のセラピーを受けるよう指示されるのだが、本を読んで勉強しようとするジュディと、借りた本を読もうとしないニックの姿は正反対だ。こうしたふたりの“違い”が『ズートピア2』では鍵になる。

ズートピアにいないはずの爬虫類の抜け殻を見つけたジュディは、「リンクスリーの日記」が披露される市制100周年のお祝いで、成果をあげようと動き出してしまう。そして、ニックとジュディはそこで日記を盗もうとしたヘビのゲイリーと共犯だと疑われ、逃亡の身になってしまうのだった。ちなみにジュディがゲイリーを追いかけるシーンでは、『レミーのおいしいレストラン』(2007) からネズミのレミーが登場している。

こうして『ズートピア2』では、ジュディとニックがズートピア警察に追われるというまさかの展開に。その中で、前作『ズートピア』で爬虫類が登場しなかった理由、ズートピアの隠された歴史にスポットライトが当てられることになる。

ズートピアの知られざる側面

『ズートピア2』でジュディとニックをエスコートするのがビーバーのニブルズだ。陰謀論系ポッドキャストの配信者なのだが、ズートピアの外側についての知識が豊富で、ふたりを水辺の動物たちが暮らすマーシュ・マーケットや爬虫類たちの隠れ家へと連れていく。ズートピアにはまだまだ私たちの知らない世界が広がっていたのだ。

ゲイリーを追う中で、ズートピアの歴史が紹介されていく。100年前には爬虫類と哺乳類は共存していたが、あるヘビがカメを噛み毒殺してしまったことで爬虫類はズートピアを追われることになったという。だが、ゲイリーは「リンクスリーの日記」によって真実を明らかにし、海外に住む家族をズートピアに呼び戻したいとしている。

正義感の強いジュディは、ゲイリーの力になろうと真相を追いかける中で、かつて爬虫類たちが住んでいたレプタイル渓谷の上にツンドラ・タウンが作られたこと、オオヤマネコのリンクスリー家が寒冷地域をマーシュ・マーケットまで広げようとしていることを知る。そうなると水辺の動物たちも、隠れて暮らしている爬虫類たちも住む場所を追われることになる。

『ズートピア2』では、こうして非常に分かりやすい形で“植民地主義”というテーマが紹介される。自分たちの領土を広げるためにそこに住んでいる者を追い出すか支配するという、人類でも強国/強者たちが繰り返してきた行いである。

修正されたズートピアの歴史

ズートピア警察に追われるジュディは、リンクスリー家で除け者にされてきたパウバートとゲイリーに助けられるが、一方でニックは逮捕されてしまう。その直前には、ニックはジュディに今回の事件について命をかけるようなことではないと主張し、ジュディからやはりふたりは違うのかもしれないと言われてしまっていた。

『ズートピア2』ではジュディとニックがバディ解散の危機、というか実際に離れ離れになってしまう辛い展開に。だが、ふたりが離れたことによってニックはニブルズと共に自分自身と向き合うことになり、ジュディはゲイリーらと共にズートピアの歴史の真相に近づいていくことになる。

ジュディはゲイリーとパウバートから、かつて様々な動物がズートピアで共に暮らせるようにウェザー・ウォールを考え出したのはゲイリーのひいおばあちゃんであったと教えてもらう。ウェザー・ウォールというのは、寒冷地域と温暖地域を分ける壁のことだ。書籍『ジ・アート・オブ ズートピア』では、寒冷地域を冷やす冷房機の排熱で温暖地域を暖めているという設定が紹介されている。

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ちなみにゲイリーのひいおばあちゃんについての回想シーンでは、街中で暑がっているホッキョクグマが登場するが、これは『ズートピア+』の「花嫁のゴッドファーザー」からの転用だ。若き日のミスター・ビッグはホッキョクグマたちに砕いた氷を降らせて冷やしてやり、コミュニティーを築いていった。

温暖地域でしか生きられないヘビが、ホッキョクグマのような寒冷地域で生きる動物たちと共存するために考案したウェザー・ウォールのアイデアは、けれどパウバートのひいおじいちゃんによって奪われてしまう。パウバートのひいおじいちゃんはウェザー・ウォールを自分のアイデアということにして、特許証を収録した「ダ・スネークの日記」を「リンクスリーの日記」として上書きしてしまっていた。

さらにその様子を見ていたカメを毒殺し、ゲイリーのひいおばあちゃんの仕業に見せかけたのである。そうして爬虫類たちはズートピアを追われることになり、リンクスリー家は爬虫類が住んでいた地域の上に、もう爬虫類が住めないように寒冷地域のツンドラ・タウンを建設したのだった。

こうして元々住んでいた住民を追い出して自分たちの街を作るという植民地主義の上に、それを正当化するための歴史修正主義というテーマも乗っかってくる。侵略の歴史をなかったことにしようとする動きも人類が繰り返している過ちであり、『ズートピア2』は前作にも増して重いテーマを扱っているように思える。

『ズートピア2』ラストをネタバレ解説&考察

ジュディとニックの告白

映画『ズートピア2』のクライマックスでは、日記の表紙に隠されていた情報から、本物の特許証の在処であるダ・スネーク家の位置を知るヒントが手に入る。その情報は、表紙を熱した時に熱源を感知できる毒ヘビだけが見える情報になっており、この辺りは実際の動物の生態を物語に反映させる制作陣のこだわりを感じさせる。

『ズートピア2』のハイライトの一つは、特許証が眠るかつてのレプタイル渓谷の位置を示す展望台の灯りをつけるために、ジュディたちがウェザー・ウォールに入って行った場面だ。ニブルズと脱獄したニックがナマケモノのフラッシュの爆速車で駆けつけるという胸熱な展開もある。

ちなみにフラッシュがスポーツカーで飛ばしているという設定は、前作ラストで紹介されている。さらに『ズートピア+』では、ジュディに速度違反で止められた際になぜ急いでいたのかという背景も明かされている。

ウェザー・ウォールでは、パウバートによるまさかの裏切りが発覚する。パウバートは最初からゲイリーを利用して本物の特許証を手に入れ、それを破棄することでリンクスリー家での評価をあげようとしていたのである。

このパウバートの行動は、そのまま序盤のジュディの動きと重なる。ジュディもまた警察内部での評価を上げるために必死になっており、成果を求めて突っ走っていた。本当に大切なことは、周りからどう見られるかということではないのに。

身体を冷やされて弱っていたゲイリーだったが、ジュディに巻き付くことで体温が復活。体温が高く、寒冷地域でも体温を維持できるウサギの特徴を生かした展開で、加えてその“違い”が他者の力になるという演出だ。

ニックとゲイリーの活躍で解毒剤を打たれたジュディは復活し、ジュディはパウバートと対決していたニックを助ける。美しい助け合いだ。そして、ジュディはニックと互いの思いを吐き出し合う。涙なしには見れない最高の名場面だ。

孤独に生きてきたニックは、ジュディを誰よりも大切に想っていて、だけど自分に自信がなくてジュディをイラつかせていた、ジュディと出会えたことが一番の幸せで、違いがあっても構わない……そう吐き出す。ジュディもまた、頑張りすぎるのは自分に自信がないからで、弱く見られないために強がり、ニックだけが自分を信じてくれたからこそ、ニックの言葉にイラついていた、けれどジュディにとってもニックがいちばん大切な存在だと吐き出す。

自分さえ信じられなかった自分をニックが信じてくれたという話は、第1作目の中盤でマンチャスが凶暴化した後、ジュディがボゴ署長からクビを宣告され、ニックがまだ約束の時間は残っていると庇った件のことだろう。ジュディ自身も諦めかけていたが、ニックが食い下がってくれたのだ。

『ズートピア2』でニックが捕まる前に、命をかけるようなことじゃないとジュディに言ったのは、ジュディを失うのが怖かったからだった。ジュディからしてみれば、自分自身さえ自分を信じられなかった時に自分を信じてくれたニックの言葉が辛かったのだ。

完全なすれ違いだが、ふたりは180度違うからこそ良いバディになれる。ふたりはようやく相手がどうかではなく、自分が相手をどれほど大切に思っているかを語り合うことで、さらに絆を深めたのだった。

あの作品の特大オマージュが

『ズートピア2』は、かなり粘り強いパウバートが諦めずに特許証を追い求め、ここからもアクション展開が続いていく。いつもジュディやフェネックに運転してもらっていたニックがついに運転する姿を見せるシーンも。ニックは運転できない説もあったが、意外と下手ではない。

パウバートが雪の積もった迷路園に入っていくシーンは、映画『シャイニング』(1980) のオマージュというかパロディだ。続編『ドクター・スリープ』(2019) でも現代版として復活したあのお馴染みの音楽を、そのままのメロディーで弾き直し、パウバートはジャック・ニコルソン演じるジャック・トランスの姿を再現している。

ゲイリーたちはひいおばあちゃんが住んでいた家にたどり着き、そこでダ・スネーク家が暮らしていた痕跡と、本物の特許証を手に入れる。そこにまたもパウバートが乱入してくるが、今度はズートピア警察がパウバートを確保。傀儡となっていた新市長のウィンドダンサーもアクション俳優としての経験を生かしてリンクスリー家を一網打尽にしている。

ズートピアで隠蔽された100年の歴史と、爬虫類という種族全体の復権という巨大な任務を扱うにあたって、『ズートピア2』で繰り返し主張されていたのは、不可能に思えても最善を尽くす、ということだった。ジュディが動いたのはゲイリーが動いたからで、警察や市長が動いたのはジュディが動いたからだ。そのムーブメントは徐々に広がっていき、ひとりの力ではなく皆の力で大きな山は動くことになる。前作での「努力する/やってみる=try」というテーマにも通じる考えである。

ラストの意味は?

ジュディとニックはまたしてもヒーローとなり、ウェザー・ウォールの発案者がヘビだったということを世間に知らしめた。リンクスリー家が逮捕されたことでツンドラ・タウンの拡張は中止となったという。ニックはズートピア警察のカウンセリングで、違いを埋めようとしなくていい、互いの自分らしさによって、一緒にいると強くなれるとスピーチしている。

そして『ズートピア2』のもう一つの最大のハイライト。ダ・スネーク家にバニーバロウのジュディの家族を含む動物たちが集まりパーティーが開催されているシーンだ。ニックは途中で喧嘩になり壊れてしまった録音機能付きのニンジン型ペンを回収して修復し、ジュディにプレゼントする。

崖から落ちて壊れたペンはズートピア警察によって発見されていたため、証拠品として押収されていたものをニックが警察署で回収し、修理したのだろう。このペンはニックが警察官になった記念にジュディからプレゼントされたもので、今度はニックはジュディにプレゼントされることになった。

そして、このペンを渡す時にニックはジュディに「好きだぜ、相棒」と伝える。もちろんしっかりペンで録音されたこのセリフは、英語では「Love you, partner.」と言っている。海外でも大きな話題となっているが、幼少期のトラウマを抱え、孤独を抱えて生きてきたニックが、ここまで言えるようになるとは……。

また、このセリフは第1作目のラストでニックがジュディに「俺を好きだろ? (You know you love me.)」と言ったことの反転になっている。この時ジュディは冗談ぽく「Yes, I do」と答えていたが、『ズートピア2』では、ニックは相手に振るのではなくて、自分の気持ちをまっすぐに伝えることにしたのだ。

最後にふたりは、ニックが脱獄した際に逃げた200の脱獄囚の中から前作のヴィランであるベルウェザーを捕まえる潜入捜査へ。ちなみにベルウェザーが海外行きのチケットを購入するコアラのロバート・ファーウィンはオーストラリア生まれの俳優のロバート・アーウィンが英語版の声優を務めており、英語版では発音がオーストラリア英語になっている。

エンディングは今回もガゼルによるライブ映像となっており、シャキーラが歌うテーマ曲の「Zoo」が流れている。この曲も解放と全ての動物の融和を歌う、ストーリーにぴったりの楽曲になっている。

ポストクレジットシーンの意味は?

『ズートピア2』はこれだけでは終わらない。ポストクレジットシーンでは、録音したニックの「好きだぜ相棒」を自室で繰り返し聴き続けるジュディの姿が描かれる。アパートの隣人であるバッキーとプロンクは相変わらず喧嘩はしているがずっと一緒に暮らしており、ジュディも気さくにコミュニケーションが取れるようになっている。

共同監督のジャレッド・ブッシュは前作の公開時、バッキーとプロンクは同性カップルで結婚しているTwitterで明かしている。なお、共同監督のバイロン・ハワードも同性愛者であることをオープンにしており、1988年に同性のパートナーと結婚している。

そして、ジュディが部屋をあとにすると、窓際に影が通り過ぎて、空から一枚の羽が落ちてくる。『ズートピア3』を示唆する展開である。哺乳類から爬虫類へと領域を広げた「ズートピア」フランチャイズは、まだ登場していない鳥類の登場と、空の世界の開拓を示唆して幕を閉じている。

『ズートピア2』ネタバレ感想&考察

新たな名作誕生

『ズートピア』の待望の続編『ズートピア2』は、ジュディとニックのバディーの絆をさらに深掘りしつつ、「植民地主義」「歴史修正主義」というより大きなテーマに挑んだ名作だった。まずはズートピア警察で正式にバディーとなったジュディとニックのその後の関係をどう描くのかという難問について、ほぼ100点を叩き出したと言っていいだろう。

ジュディとニックの関係は、少なくとも周りが判断するものではなく、ふたりが互いを大切に思い合っていて、幸せならそれで良いのだと思う。周囲の評価よりも、自分が相手をどれほど大切に思っているか、互いが違いを尊重しあえるか、それが大切なことなのだということが『ズートピア2』最大のメッセージだった。

新キャラではヘビのゲイリー、ビーバーのニブルズ、オオヤマネコのパウバートがとても良く、今後もレギュラーキャラとして活躍してくれそうだ。パウバートの日本語吹き替えを担当した山田涼介の演技が素晴らしく、別のディズニー作品でも声優として活躍することに期待したい。

ストーリー展開は前回のミステリー要素とアクション要素をしっかり継承しつつ、オマージュとパロディーが敷き詰められた緻密かつテンポのいい作りになっていた。日英双方における意外な声優たちの参加も含めて、繰り返し観て楽しめる作品に仕上がっている。

手前味噌だが、筆者が堀川夢と共訳した『ジ・アート・オブ ズートピア』ではズートピアの緻密な世界設定や初期構想が数々のコンセプトアートと共に紹介されている。ウェザー・ウォールなど、『ズートピア2』へとつながっていく初期設定もあるので、気になる方はチェックしていただきたい。

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より大きなテーマへ

前回「偏見・差別」を扱った大きめのテーマについては、今回は「植民地主義・歴史修正主義」というより大きなテームに踏み込んでいる。少数の者が危険視されるという前作の展開はアメリカにおけるアフリカ系アメリカ人が置かれている立場のメタファーとも言われた。

『ズートピア2』における爬虫類が受けてきた迫害の歴史は、アメリカ国内の歴史に当てはめれば、ヨーロッパからの入植者たちに土地を奪われたネイティブアメリカンの歴史に重なる。アメリカ合衆国は黒人の労働とネイティブアメリカンの土地の上に建てられたとはよく言われるフレーズだが、「ズートピア」はここまでの2作を通して米国の負の側面と向き合っているように思われる。

また、ゲイリーの家族のためにも任務を成功させなければと気負うジュディに、先祖代々戦ってきたゲイリーが余裕すら感じる頼もしい姿を見せるシーンも印象的だった。闘争は昨日今日始まったものではなく、地道な積み重ねの歴史の上に成り立っているのだ。

先行して公開された海外では、イスラエルによるパレスチナ侵攻とも重なるという指摘もある。映画『ウィッシュ』(2023) でもその傾向は見られたが、『ズートピア2』はより直接的に植民地主義をテーマにしている。

植民地支配は日本がアジアに対して行ったことも含めて歴史上繰り返されてきたことだ。もともと住んでいた人たちを追い出したり支配したりして自分たちの土地とする植民地主義、それを正当化する歴史修正主義。他人事ではなく、日本でもズートピアのように歴史修正主義に流されないように事実と向き合う必要があると、『ズートピア2』を観て改めて思わされた。

『ズートピア3』はある?

気になるのは、『ズートピア3』はあるのかどうかということだ。鳥類の登場を示唆したポストクレジットシーンが用意されていたが、日本公開時点で第3作目の製作は発表されていない。だが、『ズートピア2』の初速を見る限り、歴史的なヒットとなるのはほぼ確実で、作品の性質上グッズの売り上げも相当な額になることが予想される。

「ズートピア」フランチャイズはすでにディズニーにおいて「アナと雪の女王」フランチャイズに続く人気シリーズとなっており、「ズートピア」が今後も続いていくことは確実視されている。「アナと雪の女王」については、第3作目と第4作目の製作が発表されており、場合によっては「ズートピア」も第4作目までの製作が決まってもおかしくはない。

あるいは、ニックとジュディ以外のズートピアの住民を深掘りしたスピンオフ『ズートピア+』のシーズン2更新にも期待したい。『ズートピア2』では多くの新キャラが登場しており、深掘りしがいはあるはずだ。

ディズニーアニメ長編としては、2026年3月13日に新作『私がビーバーになる時』が日本で上映される。ダニエル・チョンが監督を務める完全新作で、少女が動物と意思の疎通を図るためにビーバー型のロボットに意識を転送するという物語だという。

また、ディズニー・ピクサー作品としては『トイ・ストーリー5』、ディズニー実写作品としては『モアナと伝説の海』が共に2026年夏公開を予定している。今は『ズートピア2』の世界を深掘りしつつ、2026年の作品も公開を楽しみに待とう。

本記事の筆者・齋藤隼飛が堀川夢と共訳した『ジ・アート・オブ ズートピア』はKADOKAWAより発売中。コンセプトアートやイラスト、豊富なインタビューと共に『ズートピア』誕生の裏側を紹介する一冊になっている。

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映画『ズートピア2』は12月5日(金)より公開。

『ズートピア2』公式

『ズートピア3』についての情報と考察はこちらの記事で。

ジュディとニックの関係は? ジュディ役声優と監督が語った内容はこちらから。

前作『ズートピア』の解説&感想はこちらから。

『塔の上のラプンツェル』の解説&感想はこちらから。

『リロ&スティッチ』の解説&感想はこちらから。

『アナと雪の女王』の解説&感想はこちらから。

齋藤 隼飛

社会保障/労働経済学を学んだ後、アメリカはカリフォルニア州で4年間、教育業に従事。アメリカではマネジメントを学ぶ。名前の由来は仮面ライダー2号。 訳書に『デッドプール 30th Anniversary Book』『ホークアイ オフィシャルガイド』『スパイダーマン:スパイダーバース オフィシャルガイド』『スパイダーマン:アクロス・ザ・スパイダーバース オフィシャルガイド』(KADOKAWA)。正井編『大阪SFアンソロジー:OSAKA2045』の編集担当、編書に『野球SF傑作選 ベストナイン2024』(Kaguya Books)。
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