バットマン×戦国時代 神風動画による異色作
アメコミ界が誇るスーパーヒーローと日本のアニメスタジオによる異色のコラボ映画、『ニンジャバットマン』が今週金曜日、6月15日より全国公開される。
『ニンジャバットマン』は、戦国時代にタイムスリップしたバットマンが、歴史の改変を企むジョーカーらお馴染みのヴィラン(悪役)と対峙する姿を描く。水崎淳平監督率いる神風動画がアニメーション制作を手がけている。神風動画は、『ジョジョの奇妙な冒険』のオープニングや『ポプテピピック』を手がけたことで知られる他、「ロックマンX」シリーズや、「ドラゴンクエスト」シリーズ等、多数のゲーム作品にも作品を提供している。今回、満を持して「バットマン」という世界的コンテンツを手がけることになった。
日本から世界に放つ最強エンタメ作品!戦国タイムスリップ・アクションエンターテイメント「ニンジャバットマン」6月15日公開決定!最新予告映像も公開!!
豪華キャスト、スタッフ陣も追加公開!https://t.co/a9amLvTPS7https://t.co/Ep21qDq0tT#ニンジャバットマン #BatmanNinja— 映画『ニンジャバットマン』公式 (@batmanninja2018) March 16, 2018
劇場公開は日本のみ! 10年ぶりの日本アニメ化
日本のアニメーションスタジオによる「バットマン」のアニメ化は、6つのスタジオが短編アニメを手がけた『バットマン ゴッサムナイト』(2008)以来10年ぶり。一方で、今年の初めには、湯浅政明監督率いるサイエンスSARUが手がけた『DEVILMAN crybaby』が世界配信されたばかり。日本のアニメーションスタジオによる攻勢が、国際的な規模で強まっていると言えるだろう。なお、『ニンジャバットマン』はアメリカでは劇場公開されておらず、すでにデジタル配信とDVD・Blu-rayの販売が開始されている。現時点で、同作の劇場公開が発表されているのは日本のみ。アメコミ・アニメ・SFファンには、新たな歴史を目撃する願ってもないチャンスだといえる。
バットマン役は3シリーズ目となるアノ人
『ニンジャバットマン』の制作発表は、昨年12月1日、東京コミコン2017の初日に行われた。主役であるバットマンの声優を務めるのは、『レゴバットマン ザ・ムービー』(2017)でも同役を務めた山寺宏一氏。同氏はテレビ朝日版の『バットマン』(1989)、『バットマン・リターンズ』(1989) でもマイケル・キートン版バットマンの吹き替えを務めている。『ニンジャバットマン』には、ペンギンやデスストロークといった、原作コミックやドラマ『GOTHAM/ゴッサム』(2014-)でおなじみのキャラクターも登場、豪華声優陣が出演する。
日本のクリエイターがバトンを掴んだバットマンは、来年で生誕70周年。日本を舞台に展開される飽くなき挑戦を目撃しよう。
『ニンジャバットマン』は6月15日より全国公開。