『呪術廻戦』第3期7話/54話はどうなった?
アニメ『呪術廻戦』は2020年から放送および配信を開始した芥見下々原作の大人気作品。呪いを祓う呪術師と祓われる呪霊、そして邪悪な目的のために呪術を使う呪詛師たちの戦いが描かれる。
今回は、アニメ『呪術廻戦』第3期、死滅回游編の第7話(通算第54話)をネタバレありで解説しつつ感想を記していこう。なお、以下の内容はアニメ『呪術廻戦』第3期7話/通算54話のネタバレを含むが、アニメでまだ扱われていない範囲の原作漫画のネタバレは行わない。アニメの方を視聴してから読んでいただきたい。
以下の内容は、アニメ『呪術廻戦』第3期7話/通算54話の内容に関するネタバレを含みます。
アニメ『呪術廻戦』第3期7話/54話ネタバレ感想&解説
佐々木って誰?
アニメ『呪術廻戦』第3期7話/54話「東京第1結界(コロニー)①」の冒頭では、夏油傑の身体を利用する羂索が久しぶりに登場。アニメ版ならではのねっとりとした語り口が印象的だ。
羂索が現れたのは、佐々木せつこの枕元。佐々木は第1話に登場した虎杖悠仁の高校の先輩で、虎杖をオカルト研究会に誘った人物だ。特級呪物である宿儺の指を封印から解いた人物でもある。
虎杖の出身地でもある仙台の結界の中で暮らしていた佐々木は、羂索によって結界から連れ出される。はじめから結界の内側にいた人間には結界を出る権利があるというのだ。この時、羂索は「息子と仲良くしてくれてありがとう」と佐々木に告げている。羂索が虎杖の母の身体を乗っ取っていた時に産んだのが虎杖悠仁だからである。
そして同じオカルト研究会の井口も久しぶりに登場。結界から連れ出された非術師の人々は羂索の姿は見たものの、息子の話はされていないようだ。虎杖をオカ研に誘った佐々木にだけ、羂索はあの言葉をかけたのだろう。
死滅回游のプレイヤーたち
虎杖悠仁と伏黒恵、パンダは2話を費やしてようやく秤金次と星綺羅羅を味方に引き入れることに成功。しかし、そうこうしている間に、宿儺を探している鹿紫雲一(かしも・はじめ)が死滅回游参加者の情報を参照できるようにするというルール追加を行い、前回は幕を閉じている。
アニメ『呪術廻戦』第3期7話/54話では、ようやく秤金次が五条悟封印を知ることになる。また、夜蛾学長の死についても共有されることになるが、パンダは「大丈夫」と繰り返す。夜蛾の死に直面して「人間とは違う」と話したパンダの本音なのだろう。人間の基準でパンダを測ってはいけない。でも、「パンダだって泣くんだ」、である。
衝撃的な知らせを立て続けに聞いた金次は、死滅回游平定への協力を承認。それを聞いてニヤリとするパンダちゃんがカワイイ。
ただし、金次が狙っているのは、ゴタゴタが治った後に行われる呪術規定の改訂時に、術師が戦うファイトクラブを呪術規定で公に認めさせることだ。ここで恵が御三家の一つである禪院家の当主になったことが効いてくる。ただし、この翌日に禪院家は壊滅。3話前に描かれた真希の覚醒によるものである。
前回、窓口役のコガネが現れたのは、虎杖がすでに死滅回游のプレイヤーとしてカウントされていたからだった。羂索に術式や呪物を配られた者以外は結界(コロニー)に入って初めてプレイヤーとしてカウントされるのだが、宿儺は1000年以上前に羂索と死滅回游参加の契約を結んでいたと見られ、呪物となった宿儺を身体に取り込んでいた虎杖はプレイヤーとしてカウントされたのである。
おさらいしておくと、死滅回游に参加するのは、①羂索が長い時間をかけて契約を結んできた歴史上の術師(宿儺のように呪物化して現代人=器に取り込ませている)、②術師の脳を持っており羂索が印をつけていた者を無為転変で術師として覚醒させた者、③元から術師で死滅回游への参加を表明するか、最初から結界内にいた者、に分別される。
虎杖たちの目的
虎杖らは早速追加されたルールを使ってプレイヤーの情報を参照。コガネが便利デバイスに変身する時の「ドラえもん」の秘密道具のようなエフェクトが愉快だ。コガネの声優を務めるのは、アニメ『家庭教師ヒットマンREBORN!』(2006-2010) のリボーン役でお馴染みのニーコだ。
プレイヤーが保持しているポイントも確認できるという点がミソで、虎杖と恵はすでにルール追加に必要な100点以上を保持しているプレイヤーをリストアップ。点を持て余しているプレイヤーに接触し、津美紀ら自分の意思の外で死滅回游に参加させられたプレイヤーを離脱させるための“穴”となるルールを追加させる作戦に打って出るのだ。
恵が狙うのは、プレイヤー間のポイント譲渡を可能にする追加ルールで、これにより19日以内に得点の変動が見られないプレイヤーの術式剥奪(≒死)というリスクを避けることができる。同時に身代わりを用意すれば死滅回游からの離脱を認めるルールの追加を狙う。
鹿紫雲以外に100点以上を獲得していたのは、日車寛見という人物。獄門疆の術式を無効化できる“天使”を探しながら、鹿紫雲と日車を探すというのが当面の目標ということになる。
新たな4人のプレイヤー
虎杖と恵は日車がいる東京第1コロニー、金次とパンダは鹿紫雲がいて天使もいるとされている東京第2コロニー、綺羅羅は結界外で待機という布陣に。いよいよ恵と金次・パンダも死滅回游のプレイヤーとなる。
アニメ『呪術廻戦』第3期7話/54話で最初に登場するプレイヤーは、甘井凛、羽場、羽生の三人だ。恵は、多くのポイントを稼いでいる術師は、死滅回游に参加するために羂索と契約して呪物となり、現代に復活した過去の術師だと推察する。戦って死ぬために契約を結んだのだと。
一方、甘井、羽場、羽生の三人は初心者狩りに励む現代の術師だ。結界侵入後、9つのランダムな位置に上空から落とされるという“ルールにないルール”に動揺したプレイヤーを狙う、狡い連中である。
羽生の術式は髪の毛がジェットのようになるというもので、羽場の術式は頭がプロペラのようになっているというものだ。飛行機とヘリコプターである。流石に虎杖の相手ではなく、虎杖が圧倒。プロペラの回転を避けるアクションなど、見事にアニメ化されている。
麗美と甘井
羽場と羽生を倒した虎杖は、中学時代の虎杖を知っていた甘井に日車がいるという場所まで案内してもらうことに。一方で恵は、サソリ頭の麗美と名乗る術師を制して、日車の居場所を教えてもらうことになる。
恵の「俺は虎杖と違う」「自分で100点取ってもいいんだ」という発言は、恵が人殺しも厭わないということの意思表示だ。同時に虎杖にはポイント稼ぎの人殺しは難しいと、恵が考えているということでもある。
ちなみに麗美によると、初めから結界の中にいたプレイヤーは、現代の術師であってもこのサバイバルゲームの中にあって12日も経過すれば「殺るか殺られるか」の価値観に順応しているという。現代の術師であっても好戦的になっているというわけだ。
アニメ『呪術廻戦』第3期7話/54話のラストは日車の居場所について、甘井が池袋、麗美が新宿と答えて幕を閉じる。つまり、麗美と甘井のどちらか、あるいは両方が嘘をついているということだ。虎杖か恵、あるいは二人共に罠に嵌められようとしているのである。
なお、次週の第3期8話/55話は、午前2時からの放送で、タイトルは「閑話」となっている。つまりは休憩という意味であり、総集編のような回になりそうだ。まぁ、ゆっくり行きましょう。
アニメ『呪術廻戦』第3期は2026年1月8日(木) より、毎週木曜深夜00:26~、MBS/TBS 系列全国28局にて放送。配信先は公式サイトで。
『呪術廻戦』第3期3話の続きは原作漫画の一部18巻途中と19巻から描かれる。
『呪術廻戦』公式ファンブックは発売中。
岩崎優次が『呪術廻戦』のその後を描いたスピンオフ『呪術廻戦≡(モジュロ)』はコミック第1巻が2026年1月5日より発売中。
漫画『呪術廻戦』最終巻の第30巻は発売中。
アニメ『呪術廻戦』「渋谷事変」編のBlu-rayは発売中。
アニメ『呪術廻戦』 懐玉・玉折/渋谷事変 公式ガイドブックは発売中。
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