Kaguya Planetがスタート
SF短編小説をオンラインで発表するKaguya Planetより、第一弾の4作品を先行公開しました。公開したのは揚羽はな「また、来てね!」、藤井太洋「まるで渡り鳥のように」、正井「宇比川」、蜂本みさ「冬眠世代」の計4編で、それぞれ独自の魅力に溢れたSF短編小説になっています。
以下の先行公開作品は、Kaguya Planetにご登録頂くと読むことができます。
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揚羽はな「また、来てね!」
主人公のエミは幼い娘のナオを地球に残し、長期の宇宙探査の任務に就いていた。エミは15年ぶりの帰還を果たすが、そこで待っていたのは、再会したナオからの意外な言葉だった。
揚羽はな さんはゲンロンSF創作講座の出身で、同講座の提出作品である「流星雨があがったら」を改稿した「Meteobacteria」で第6回日経「星新一賞」優秀賞を受賞しました。
藤井太洋「まるで渡り鳥のように」
2119年、宇宙に居留し春節に大陸へ帰省する華人は「華㝯」と呼ばれるようになっていた。浙江大学自然工学研究所に所属する日比野ツカサは、軌道居留施設で生物の移動に関する研究に取り組んでいる。そのツカサの元に、ある知らせが届く。
藤井太洋さんは2012年に『Gene Mapper -core-』をセルフ・パブリッシングで出版し、Kindleで同年のナンバーワンヒット作品に。『オービタル・クラウド』で第35回日本SF大賞を受賞しました。近著は2020年10月に発表したSF中編『距離の嘘』。
正井「宇比川」
間違えたバスにずっと乗り続けている私。親戚の集まりに辿り着きたくない私は、「人魚寺」と呼ばれるお寺を目指していた。人魚伝説が伝わる宇比川町での不思議な物語。
正井さんは第一回ブンゲイファイトクラブで本戦出場、第一回かぐやSFコンテストでは「よーほるの」が416作品の応募の中から最終候補11作品に選ばれました。数多くの同人誌に俳句・短歌・小説を寄稿しています。
蜂本みさ「冬眠世代」
冬が来れば、貧しい熊は冬眠しなければならない。工場で働く熊のツブテは毎年冬眠を繰り返してきた。冬眠しないで済む裕福な熊との差が寂しい。でもこの冬は、スグリと一緒に夢にもぐれる。
蜂本みささんは、2019年に第一回ブンゲイファイトクラブで準優勝、2020年の第二回ブンゲイファイトクラブでは見事優勝を果たし、351名の頂点に立ちました。朗読やトークを披露するラジオ配信でも知られています。
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