第3話ネタバレ感想!『takt op.Destiny-タクトオーパス-』あらすじ・解説~明かされたムジカート誕生の仕組み~ | VG+ (バゴプラ)

第3話ネタバレ感想!『takt op.Destiny-タクトオーパス-』あらすじ・解説~明かされたムジカート誕生の仕組み~

©DeNA/タクトオーパスフィルハーモニック

『takt op.Destiny-タクトオーパス-』放送開始!!

2021年10月5日(火)より『takt op.Destiny-タクトオーパス-』のTV放送およびネット配信が始まった。TV放送はテレビ東京系6局ネットによる。ネット配信ではAmazon Prime VideoがほぼTV放送と同時の最速配信だ。10月8日(金)午後7時からはABEMA、GYAO!、ニコニコにて最新話一週間無料配信が開始されている。その他のオンエア情報に関しては公式サイトをチェックして頂きたい。

タクト、運命以外のコンダクターとムジカートも登場し、旅の目的やムジカート誕生の仕組みも明かされた。物語の序章はひとまず終わったということだろうか。次話以降物語が大きく動いていくことを期待しつつ、早速第3話を振り返っていこう。

ネタバレ注意
以下の内容は、アニメ『takt op.Destiny-タクトオーパス-』第3話の内容に関するネタバレを含みます。

『takt op.Destiny-タクトオーパス-』第3話「覚醒-Journey-」あらすじ・解説

D2を薙ぎ払う運命

取り囲むD2を次々に切り倒し、剣状の武器を銃形態に変形させ極太ビームで薙ぎ払う運命。しかしその場のD2を一掃したかに思えた矢先、運命は変身を解いてその場に倒れてしまう。そこへ次々にD2の新手がやって来る。タクトも力尽きて倒れ込み、万事休すかと思えた時どこからともなくバイクでやって来た男女の二人組が取り囲むD2を倒していく。彼らもコンダクターとムジカートらしい。公式サイトの紹介によれば、どうやらレニーと”巨人”のバディのようだ。

”運命”の出会い

ベッドで目を覚ましたタクトがバルコニーに行くと、やはりピアノは戻っていない。そこにコゼットと瓜二つの少女が現れ、自らを”運命”と名乗る。訝るタクトに、少女は「わたくしは交響曲第5番『運命』をスコアとして生まれた、あなたのムジカートです」と告げる。

タクトがキッチンルームに行くと、テーブルには豪勢な料理が並べられていた。アンナによればタクトは丸一日寝込んでいたらしい。状況が飲み込めないタクトにフライパンを握って腕を揮っていたレニーが説明を始める。

しかし、女性の役割語表記が適当か否かという議論が創作物に限らず翻訳の領域にまたがり巻き起こる昨今において、「あらあら、眠れる王子様がやっとお目覚めって訳ね」というわざとらしく「女性」の口調を演出した台詞を筋骨隆々な男性の見た目をしたキャラクターに喋らせる演出には疑問を感じる。このような手法で所謂”オネェキャラ”を演出する意味は何なのだろうか。

もしも性の多様性を真摯に描こうとするのであれば、こんな風に手垢に塗れた方法でステレオタイプなイメージをなぞる以外にもっと相応しいやり方を考えるべきではなかっただろうか。勿論、アニメ制作の限られたリソースの中で伝えることを意識すればどうしても「分かり易さ」に傾いてしまうことは否めないかも知れない。しかし、それを「そのように描く」手法自体が古臭いのであれば、そのような方法で描かれたキャラクターが視聴者に新鮮な驚きを与えることはないだろう。限られた制約の中にあっても”オネェ言葉”によって表現されるような古色蒼然としたキャラクター像から一歩踏み出し、「多様な性を持つ人々がごく当たり前に暮らしている世界」を表現する為の新たな試みを見せてくれたら、作品世界はより奥深く、かつ”面白い”ものとなったに違いない。

自己紹介によれば、レニーの本名はレナードと言うらしい。ムジカートの”巨人”は「タイタン」と名乗った。運命は漢字表記のまま「うんめい」と名乗っていたが、巨人は表記と読みが異なるようだ。

ムジカートの誕生

シンフォニカのコンダクターを名乗るレニーによれば、D2が現れたのは2047年の作中世界から20年程前のことらしい。ある夜降ってきた”黒夜隕鉄(こくやいんてつ)”から湧き出す異質な力が大地に沁み込むことでD2は生まれたのだとレニーは語る。シンフォニカがムジカートを創り出すまではどんな強力な武器も歯が立たなかったようだ。レニーはムジカートの力の源は”ハルモニア鉱石”だと言う。黒夜隕鉄と相反するエネルギーを持ち音楽に反応する不思議な石なのだそうだ。

D2襲来以前から僅かながら確認されていたハルモニア鉱石によって人々はムジカートという戦う手段を得、そしてD2を休眠状態にまで追いやることに成功した。その結果、4年前に「ザーガン宣言」が出され人々は復興に向け舵を切り始めた。ところが…

レニー曰く、ムジカートとは通常「その資質を持つ者がシンフォニカの研究所で複雑な工程を経て覚醒に至る」ものらしい。だが運命はそれらの工程を省き、自然に覚醒した。生まれつき資質があったにせよ普通では考えられず、恐らく世界で初めてのケースとのことだ。

ムジカートとして生まれ変わった者は以前の人格を失い、全く別の存在となる。だが、運命にはそれとは別にもう一つ問題があった。通常のムジカートは一旦覚醒すればその能力は安定的に発揮されるが、運命は武装も解けてしまいスリープモードに入っているようだ。エネルギー供給に何らかの不具合が生じていると考えられ、遠くない未来にムジカートとしての生存も危ぶまれるとレニーは語る。

旅の目的

アンナとコゼットの姉であるロッテはシンフォニカで研究しているらしい。そしてシンフォニカの本部はニューヨークにある。アンナの両親も同じくニューヨーク在住だ。どうやらアンナとタクトの旅の目的は、ニューヨークに行きシンフォニカの研究所で運命=コゼットの治療をしてもらうことにあるらしい。アンナの車が生きているということで、地図を広げてニューヨークまでの道程を考える一行。レニーによれば、封鎖地区は今なおD2の撒いた毒の為に立ち入りできないとのことだ。

庭でアンナ手製のタルトを食べる運命。その様子を見ながらアンナはコゼットが最初に家に来た日のことを回想する。緊張で何も口にしなかったコゼットはアンナの作ったタルトタタンだけは食べたのだった。どうやらコゼットとアンナの間に直接の血の繋がりはないようだ。その記憶を思い出して涙するアンナの横で、突如タクトの右腕が消える。

D2出現

D2の出現を感知した運命は一人庭を飛び出して山へ向かう。その後を追い掛けるタクト。D2に向けて運命が銃を放つ度にタクトの身体は痛みに蝕まれていく。そこへ駆け付けるレニーと巨人。巨人は空中を舞いながら手にしたショットガンで着実に一匹ずつD2を屠っていく。ショットガンの射程はそれ程長くないことは想像に難くない。刀剣程ではないにせよ、近距離戦向けの武器だろう。運命のように派手なビームを撃つのでもなく、『魔法少女まどか☆マギカ』(2011)のマミのように無数の銃を展開して一斉射するのでもなく、ショットガンのゼロ距離射撃で着実に敵を射止めていくファイトスタイルはアニメではなかなか目にすることがないので新鮮である。

巨人が仕留めようとした最後の一匹が逃げる方向には運命が居た。「お任せください」と言って銃を放つ運命。しかし弾は当たらず、D2はそのままアンナの待つタクトの家の庭へと突進する。間一髪、アンナの目前でD2の脇腹に跳び蹴りを見舞う運命。合流したタクトに家屋を巻き込むが構わないかと問うと、タクトは「気にするな、吹き飛ばせ」と答える。その言葉通りに空からビームを放ち家屋ごとD2を殲滅する運命。

レニーはD2の活動再開の裏に何らかの”意図”を嗅ぎ付け、「これも一連の動きと繋がってるとしたら。やっぱり十年前、ボストンでマエストロは…」と何やら意味深な台詞を放つ。

最初の目的地をラスベガスに定め、車を走らせるアンナ、タクト、運命。

その横をバイクの二人乗りで走るレニーと巨人。

待て、次回。

『takt op.Destiny-タクトオーパス-』第3話「覚醒-Journey-」感想・予想

以上、『takt op.Destiny-タクトオーパス-』第3話「覚醒-Journey-」のあらすじをざっと振り返ってみた。ここからは『takt op.Destiny-タクトオーパス-』第3話「覚醒-Journey-」を観た感想とこの後の展開予想を述べていきたい。

第1話の時点ではレニーと巨人の姿は見えなかったことから、既に別れた後だったのだろうか。

活動休止から一転、再び動き始めたD2。

レニーは何やら事情を知っているようだが、果たしてD2の動きは人為的なものなのだろうか?

現時点ではシンフォニカはムジカートを創り出した人類側の組織として描かれているが、そのメンバーや目的などは未だ詳らかにはされていない。

仮面ライダーも元はと言えば敵組織の技術によって造られたことを思い返しても、シンフォニカが実はD2をも利用した人類の支配を企んでいないとも限らない。

第2話冒頭のシンフォニカの演説ではタクトの父親、朝雛ケンジについて触れられていた。ということはやはり朝雛ケンジもシンフォニカに所属していたと考えるのが妥当だろう。シンフォニカに所属し、一定の力を持っていながらもD2によって殺されてしまったという事実も何やら不穏だ。何より、朝雛ケンジがD2に殺されたのはまさに十年前の「ボストンの惨劇」においてであった。

もしかしたらこれから登場するまた別の人物のことについてかも知れないが、現時点ではレニーの「やっぱり十年前、ボストンでマエストロは…」という台詞は朝雛ケンジが殺されたことを指していると考えていいだろう。十年前には既にムジカートが存在していたのかは定かでないが、シンフォニカがD2に対抗できる力を持っているならば、シンフォニカに属するマエストロ朝雛ケンジは何故命を落とさねばならなかったのだろうか?

果たしてこうした予想通りに物語は展開していくのだろうか。
ニューヨークに辿り着いた時、明かされる真実は運命にとっては希望を、タクトにとっては絶望をもたらすものとなるのかも知れない。

アニメ『takt op.Destiny-タクトオーパス-』は2021年10月5日(火)より、テレビ東京系で放送中。Amazonプライムビデオでも配信している。

オンエアと配信情報の詳細は公式サイトで。

『takt op.Destiny-タクトオーパス-』公式サイト

『takt op.Destiny-タクトオーパス-』第4話のネタバレ感想はこちらから。

第1話のネタバレ感想はこちらから。

第2話のネタバレ感想はこちらから。

腐ってもみかん

普段は自転車で料理を運んで生計を立てる文字通りの自転車操業生活。けれど真の顔は……という冒頭から始まる変身ヒーローになりたい。文学賞獲ったらなれるかな? ラップしたり小説書いたりしてます。文章書くのは得意じゃないけどそれしかできません。明日はどっちだ!
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